京都府南部の山城地域に位置する「木津川市」。奈良時代には聖武天皇により都が移され、5年間「恭仁京」として日本の首都となった歴史あるまちです。
京都府内では京都市に次ぐ国宝や重要文化財を有することから、文化財の宝庫とも称されます。
今回は京都府木津川市のおすすめ観光名所を5つピックアップしてご紹介します!

この記事の目次

浄瑠璃寺

9体の阿弥陀如来で知られる名刹


平安時代に創建された「浄瑠璃寺」は、仏像、建築など数多くの国宝や重要文化財を有し、木津川市を代表する観光スポットです。境内に広がる浄土式庭園は当初のままの形を残す貴重な遺構。史跡・特別名勝に指定された庭園では、池を挟んで本堂と三重塔の2つの国宝建築物が向かい合います。


浄瑠璃寺の一番の見どころは、本堂に祀られた国宝の阿弥陀如来像。ひと際大きな中尊を中心に、9体の阿弥陀如来が横一列に並ぶ様は圧巻です。平安時代に京都を中心に30か所ほど九体阿弥陀堂が造られたと云われますが、現存しているのは唯一浄瑠璃寺だけ。貴重な仏像を間近で見ることができますよ。


美しすぎる秘仏として名高い吉祥天女像を安置することでも有名な浄瑠璃寺。色鮮やかな仏像は、毎年お正月と春秋に特別公開されています。

早春は馬酔木(あせび)、秋は紅葉と四季折々の植物も見どころなので、ぜひ色々な季節に足を運んでみて下さい。

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住所

京都府木津川市加茂町西小札場40 浄瑠璃寺


アクセス

電車: 

JR「加茂駅」から徒歩で69分 

バス: 

①JR大和路線「加茂駅」からバスで22分、コミュニティバス・当尾線 

②JR大和路線「奈良駅」からバスで26分 

③近鉄「奈良駅」からバスで23分


駐車場

あり



営業時間

①公開 

・3月〜11月 9:00〜17:00 

・12月〜2月 10:00〜16:00 

②休業 無休



利用料金

・大人 400円 

・小学生 150円


ウェブサイト

http://0774.or.jp/temple/jyoruriji.html


その他

2018年7月より阿弥陀如来像を年1~2体ずつ修理。9体揃うのは5年後の予定

岩船寺

アジサイの名所として知られる花の寺


「岩船寺(がんせんじ)」は天平元年(729年)に聖武天皇の勅願により行基上人が創建した古刹です。かつては39もの堂塔が立ち並ぶ大寺でしたが、戦乱でその多くを焼失し現在の規模になりました。


山々に囲まれ、落ち着いた雰囲気が魅力の岩船寺。3m近い巨大な阿弥陀如来坐像や花崗岩で造られた十三重石塔、室町時代の建立と伝わる三重塔など、数多くの重要文化財を有しています。


建築や仏像とともに、大きな見どころが四季折々の花々です。春は梅や桜、夏はスイレンやキキョウ、秋は紅葉、冬はサザンカなど年間を通して花が絶えないことから、「花の寺」とも称されています。

特に梅雨の時期には境内全体がたくさん紫陽花で彩られ、古建築と紫陽花のコラボレーションも楽しめますよ。

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住所

京都府木津川市加茂町岩船上ノ門43 岩船寺


アクセス

電車: 

JR大和路線「加茂駅」下車から徒歩で90分 

バス: 

①JR・近鉄「奈良駅」から急行バス、「浄瑠璃寺」下車から徒歩で約40分 

②JR・近鉄「奈良駅」から急行バス、「浄瑠璃寺」で乗換え「岩船寺」下車すぐ 

③JR大和路線「加茂駅」からバスで16分、コミュニティバス当尾線「岩船寺」下車すぐ


駐車場

なし(民営駐車場を利用)


営業時間

①公開 

・12月〜2月 9:00〜16:00 

・3月〜11月 8:30〜17:00 

②休業 無休


利用料金

・大人 400円 

・中高生 300円 

・小学生 200円


ウェブサイト

http://gansenji.or.jp/

当尾の石仏

個性豊かな石仏巡りを楽しめる!


浄瑠璃寺や岩船寺がある当尾(とうの)地区では、鎌倉時代後期から室町時代にかけて行き交う人々のために数多くの石仏が造立されました。

山あいや田畑に祀られた石仏や石塔は「当尾の石仏」と呼ばれ、「美しい日本の歴史的風土100選」に選ばれています。

繊細で芸術性の高い石仏が多く点在し、すべて見ようとすると一日では回りきれないほど!


気軽に石仏巡りを楽しめると人気なのが、浄瑠璃寺から岩船寺までの約2㎞はコースです。

やさしい微笑みをたたえた「わらい仏」や地蔵菩薩・十一面観音・阿弥陀如来の三尊が彫られた「藪の中三尊」といった有名な石仏をハイキングがてらにお参りできますよ。

道すがらに無人販売所があり、地場の野菜や漬物などを購入できるのも魅力の一つ。美しい山村の風景を楽しめるスポットです。

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ウェブサイト

http://0774.or.jp/spot/sekibutu/index.html

蟹満寺

カニにまつわる昔話と国宝の仏像で知られるお寺


1300年以上前の白鳳時代の末期に創建されたとされる「蟹満寺(かにまんじ)」。娘が助けたカニが、大蛇との結婚を迫られた娘の危難を救ったという「蟹の恩返し」の縁起で有名なお寺で、燈篭や賽銭箱などいたるところにカニをモチーフにした寺紋が描かれています。


蟹満寺の見どころは国宝の釈迦如来坐像。高さ2.4m、重さ約2t余りの巨大な銅像で、奈良の飛鳥大仏や興福寺仏頭、薬師寺の金堂薬師三尊などとともに奈良時代以前に造られた貴重な仏像の一つです。漆黒の美しい白鳳仏は一見の価値があります。


毎年4月18日には「蟹供養放生会」が行われることでも知られる蟹満寺。命の尊さに感謝しながら沢ガニをを手水鉢に放つ伝統行事で、全国からカニ業者などがその年のカニの豊魚や商売繁盛を祈願します。

少しユニークなカニゆかりのお寺。国宝の仏像に会いに足を運んでみてはいかがでしょうか。

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住所

京都府木津川市山城町綺田浜36 蟹満寺


アクセス

電車: 

JR奈良線「棚倉駅」から徒歩で19分 

バス: 

JR奈良線「棚倉駅」からコミュニティバス、山城線「蟹満寺口」下車から徒歩で約9分


駐車場

あり


営業時間

・公開 8:00〜16:00 

・毎年4月18日は蟹供養


利用料金

・大人 500円 

・高校生以上 450円 

・中学生 200円


ウェブサイト

http://www.0774.or.jp/temple/kanimanji.html

きっづ光科学館ふぉとん

日本初!光をテーマにした科学館


創造的な学術・研究の拠点として建設された「関西文化学術研究都市」。京都・大阪・奈良の3府県にまたがるサイエンスシティで、木津川市にも多くの研究施設があります。

光やエネルギーをテーマにした無料の科学館「きっづ光科学館ふぉとん」もその一つ。光の基本的な性質をはじめ、暮らしに欠かせないエネルギーやレーザー等の最先端技術など、体験型の展示を通して光について学ぶことができます。

最新のコンピューターグラフィック映像を使用したプラネタリウムや、休日や夏休み開催される工作イベントも大人気!

不思議な展示物がいっぱいで大人から子どもまで楽しめるので、ぜひご家族でお出かけしてみて下さい。

住所

京都府木津川市梅美台八丁目1番地6


アクセス

バス:

①JR奈良駅「西口15番のりば」から「112」番(浄瑠璃寺行き)または「109、209」番(加茂駅行き)「梅美台西」下車、

または「西口11番のりば」から「153」番(州見台8丁目行き)「梅美台西」下車


②近鉄奈良駅「13番のりば」から「112」番(浄瑠璃寺行き)または「109、209」番(加茂駅行き)「梅美台西」下車 、

または「21番のりば」から「153、154」番(州見台8丁目行き)「梅美台西」下車


駐車場

無料(普通車 30台)


営業時間

午前10時00分~午後4時30分(入館は午後4時まで)


休館日:

毎週月、火曜日 

・年末年始(12/29~1/3)

※祝日・振替休日の場合はその翌日

※その他臨時休館する場合あり


利用料金

無料 


ウェブサイト

http://www.kansai.qst.go.jp/kids-photon/index.html

いかがでしたか?

今回は京都府木津川市のおすすめ観光名所を5つピックアップしてご紹介しました。

貴重な仏像や庭園で知られる「浄瑠璃寺」や花の寺として名高い「岩船寺」、光について学べる「きっづ光科学館ふぉとん」など、木津川市にはたくさんの観光スポットがあります。今回ご紹介した以外にも、国宝の五重塔がある「海住山寺」や恭仁宮の遺構「恭仁宮大極殿跡」など名所・旧跡が多く点在しているので、歴史ロマンを感じに足を運んでみて下さい。