今回ご紹介するのは「大阪府 八尾市」。大阪市の東南部と奈良県に隣接し、豊かな歴史や文化財が点在する町です。近畿で親しまれている「河内音頭」では多くの市民が音頭を取り、夏の夜を沸かせることでも有名。今回は、そんな大阪府八尾市の観光名所を5箇所ご紹介します!

この記事の目次

常光寺

足利義満や徳川家康にゆかりある「河内音頭」発祥の地!


奈良時代、行基が創建したとされる臨済宗南禅寺派の「常光寺(じょうこうじ)」。「八尾のお地蔵さん」として親しまれており、とくに安産祈願にご利益があるとされ多くの人から信仰を集めています。


実はこのお寺、夏の風物詩「河内音頭」の発祥の地なんです。河内音頭とは、歴史上の物語や時事ネタなどを節にのせて歌う、八尾を代表する盆踊りのこと。仏教的儀式だった念仏踊りが娯楽として一般に広がったことがルーツという説も。野趣に富んだ音楽と踊りは、今もたくさんの人の夏を楽しませてくれています。


古くから続くお寺なので、歴史上の人物にゆかりが多いのも特徴。室町時代には足利義満が参詣し、常光寺の額を奉納されたことが寺名の由来だとか。「大坂夏の陣」では戦いの舞台となり、豊臣側の兵の血がついた「血天井」は今も尚見ることができます。


その後、寺を守るため禁制を出した徳川家康の書状も残されており、あらゆる時代の人々との縁深いお寺だということがわかります。赴く前にちょっと調べるだけでも、いろんな物語を学べる濃いスポットです。

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常光寺


住所

大阪府八尾市本町5-8-1


アクセス

電車:

近畿大阪線「八尾駅」から徒歩で約7分


車:

東大阪PAより約16分


駐車場

有り


ウェブサイト

http://jyokouji.com/index.php

コンペイトウミュージアム やお

手作り体験も!子どもも大人も楽しめる金平糖の世界


甘くて可愛い「金平糖」、どうやってできているか知っていますか? ポルトガルから渡来したお菓子として有名ですが、なぜぽこぽことしたツノがあるのか、誰がどのように広めたのか、意外と知らないものですよね。


八尾市にある「コンペイトウミュージアム やお」では、金平糖ができるまでの工程や工房内で金平糖の手作り体験を通しながら、歴史、文化、魅力について楽しく学ぶことができます。自分だけのオリジナル金平糖ができるので、持ち帰って思い出の味にするのもいいですよね。


平日は工場内の見学も行なっており、いろんな味・いろんな見た目の金平糖の試食もできるのでこちらもおすすめ。


他にもカルメラを作る「カルメラ工房」や、13色のカラフルなお砂糖を使って絵を描く「シュガー・アート教室」など普段なかなかできない手作り体験も。ちょっと珍しいお菓子の世界、味わってみてはいかがでしょうか?

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コンペイトウミュージアム やお


住所

大阪府八尾市若林町2-88


お問い合わせ



営業時間

①営業時間

9:00~17:00

②定休日

なし

※工場見学は平日のみ(要予約)


利用料金

・こんぺいとう工房:1,200円

・カルメラ工房:800円

・シュガー・アート教室:1,000円


アクセス

電車:

地下鉄谷町線「八尾南」駅から徒歩で約5分


車:

阪神高速14号松原線「大堀出入口」から約6分


駐車場

有り

(無料・4台)


ウェブサイト

http://www.konpeitou.jp/

天照大神 高座神社・岩戸神社

澄んだ空気に癒される、ひっそりと佇む2つの神社


信貴山口駅から徒歩数分。「高安山」の中腹に見える「天照大神 高座神社(あまてらすおおみかみ たかくらじんじゃ)」。そして、隣接する「岩戸神社(いわとじんじゃ)」の2社があります。


静かな山中に佇む厳かな神社は、神聖な空気をたっぷりと感じられるパワースポット。高座神社で祀るのは、天照大神(あまてらすおおみかみ)。岩や自然の力を信ずる山岳信仰が起源と推測されていますが、創始年代は不明とされています。


祭殿の脇にあるのが「白飯之滝(しらいいのたき)」。干ばつでも水が絶えないとされ、弘法大師空海が修行をした地として石碑にその名が残されています。清流の美しさにどこか心が休まる、癒しのスポットですよ。


高座神社を下ると見えてくるのが「岩戸神社」。こちらで祀るのは市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。もともとは弁財天を祀っており、江戸時代には商売繁盛の神様として大阪の商人の多くが参拝したのだそう。


古来より親しまれる2つの神社、ぜひ近くに来た際はふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

天照大神 高座神社・岩戸神社


住所

八尾市大字教興寺550


アクセス

電車:

①近鉄「信貴山口」駅から徒歩で約15分

②近鉄「高安」駅から徒歩で約25分

(参道入口の鳥居から坂道を通って1~2分山中に入る。)


車:

西名阪自動車道「藤井寺IC 」から約30分


駐車場

有り

約10台(岩戸神社)


ウェブサイト

http://www.yaomania.jp/data/InfoDetail.asp?id=1436#(天照大神高座神社)

http://www.yaomania.jp/data/InfoDetail.asp?id=1222(岩戸神社)

八尾市立しおんじやま古墳学習館

見るだけじゃもったいない!勾玉作りも体験できる学習館


実は古墳のある街としても有名な八尾市。「しおんじやま古墳」とは前長160mにわたる大規模な前方後円墳で、5世紀はじめの頃に造られた豪族の墓とされています。


「しおんじやま古墳学習館」では、出土した埴輪や埋葬品の模型などを展示し、古墳時代の歴史について見て、触れて、理解を深めることのできる施設です。


特徴的なのは体験コーナーの多様さ。一番人気の「勾玉作り」は滑石というやわらかい石を削る体験で、自分だけの思い出の勾玉を作ることができます。そのほか、実物大のハニワのレプリカをパズルにした「埴輪パズル」や粘土でつくる「土笛作り」など手を動かしながら楽しく学べるのが嬉しいですね。


また、復元した古墳をゆるキャラ「ハニワこうてい」が優しく解説しながら行なってくれるツアーも日程によっては開催されるので、ぜひ行く前にチェックしてみてください。

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八尾市立しおんじやま古墳学習館


住所

大阪府八尾市大竹5丁目143番地の2


お問い合わせ


営業時間

①営業時間

9:00〜17:00

②定休日

・毎週火曜日

・祝日の翌日

・年末年始(12/28~1/4)


利用料金

展示室のみ有料

・一般:240円

・大・高校生:120円

・中学生以下:無料


アクセス

バス:

「河内山本駅」より近鉄バス瓢箪山駅行き「大竹駅」下車、徒歩約5分


車:

国道旧170号線「水越東」交差点からすぐ


駐車場

有り

(有料・7台)


ウェブサイト

http://racco-taiken.com/sionji/

安中新田会所跡 旧植田家

工夫を凝らしたイベント満載!今もなお楽しめる歴史的文化財


八尾市の歴史を知る上で外せないのが「大和川の付け替え」。江戸時代の旧大和川では氾濫が多く、何度も田畑がなくなっていたそう。そこで川の流れを人工的に変える「付け替え」を行い、新しい畑や水田を作る新田開発が行われました。


「安中新田会所跡 旧植田家(やすなかしんでんかいしょあと きゅううえだけじゅうたく)」とは、宝永元年(1704)から残る新田の管理を行なった植田家の建造物。


展示室では新田開発などにおける古文書のほか、漆器、金属器などの工芸品、民具などの資料が約3万8000点収蔵され、貴重な歴史遺産をじっくりと見ることができます。


昔ながらの土蔵や母屋は、どこか懐かしくレトロな雰囲気。「かまどでご飯炊き体験(2018年9月2日実施)」などの企画展や落語会などもたくさん開かれており、今もなお人が集う場所として親しまれています。何度来ても新しい面白さに出会える工夫を凝らした観光名所、ぜひ立ち寄ってみてください。

安中新田会所跡 旧植田家


住所

八尾市植松町1丁目1番25号


営業時間

①営業時間

9:00~17:00(入館は16:30まで)

②定休日

・火曜日

・祝日の翌日

・年末年始


利用料金

・一般:250円

・高校・大学生:120円

・中学生以下:無料


アクセス

電車:

JR「八尾駅」から徒歩で約4分


車:

近畿自動車道「八尾IC」から約15分


駐車場

無し


ウェブサイト

http://kyu-uedakejutaku.jp/index.html

いかがでしたか?

今回は大阪府八尾市の観光スポットを5箇所ご紹介しました。歴史ある寺社仏閣だけでなく金平糖ミュージアムや古墳の学習館など、好奇心をくすぐられるような寄り道スポットがいっぱい!地下鉄・近鉄・JRと3つの路線が入るアクセスしやすいので、ふらりと気軽に立ち寄れますよ。