城下町として栄えていた「愛媛県大洲市」は伊予の小京都とも呼ばれており、大洲城をはじめ歴史を感じられるスポットや昭和の街並みを楽しめる町、世界的にも珍しい気象現象が見られる展望公園など、見どころ満載の観光エリアです。今回は、そんな愛媛県大洲市の観光名所を5箇所ご紹介します。
ポコペン横丁
昭和の街並みと遊びを楽しめる!
昭和30年代をイメージして作られたレトロな町並みを体験できるスポットが「ポコペン横丁」です。当時の子供たちがよく遊んでいた缶蹴りやかくれんぼの掛け声をイメージして、ポコペン横丁という名前が付けられました。

中華そばや焼き鳥、ラムネ味わえる飲食店をはじめ、骨董品や懐かしのおもちゃ、駄菓子のお店まで、どこを見ても懐かしい雰囲気のお店が並んでいます。昔あそび体験コーナーでは、ベイゴマや竹馬、しょぼん玉で遊ぶことができるため、大人は懐かしい遊びを、子供にとっては新しく感じる遊びを堪能することができますよ。「昔遊び選手権」や「ポコペン夜市」などイベントも盛りだくさん!

昭和にタイムスリップしたような空間で、懐かしの味や遊びを堪能してみてはいかがでしょうか。
ポコペン横丁
住所
愛媛県大洲市大洲103
営業時間
①営業時間
開催日:
4月~11月末まで 毎週日曜日
12月~3月末まで 毎月第3日曜日
営業時間:
10:00~15:30
②定休日
開催日以外
アクセス
電車:
JR「伊予大洲駅」から徒歩で約20分
駐車場
あさもや駐車場を利用
ウェブサイト
大洲城
日本100名城に選ばれた重要文化財
愛媛県大洲市のシンボルともいえる「大洲城」は、鎌倉時代末期に伊予国の守護宇都宮豊が築いた地蔵ヶ岳城が始まりだとされているお城です。戦国時代を経て相次いで城主が変わった頃、本格的な城郭に整備されたのではないかと言われています。
明治時代に天守は取り壊されたものの、2004年に江戸時代の資料を基に復元されました。解体されずに残った4棟の櫓は国の重要文化財に指定されており、実際に観覧することができます。
施設内では、築城の様子を再現したジオラマや武将が身に着けていた甲冑のレプリカなども観ることができるほか、輪ゴム火縄銃体験などのイベントも開催されていますので、愛媛県大洲市の歴史を感じに足を運んでみてはいかがでしょうか。

大洲城
住所
愛媛県大洲市大洲903
営業時間
①営業時間
9:00~17:00
②定休日
年中無休
利用料金
・大人:500円
・小人(中学生以下):200円
アクセス
電車:
①JR「大洲駅」からタクシーで約5分
②JR「大洲駅」から徒歩で約20分
車:
①松山自動車道「大洲IC」から約10分
②大洲自動車道「大洲北只IC」から約5分
駐車場
あり
ウェブサイト
旧末永家住宅
長浜の歴史を伝える貴重な住宅
国の登録有形文化財に登録されている「旧末永家住宅」は、大洲市長浜の歴史を伝える建物です。この建物は長浜で回漕業を営んでいた資産家の住宅で、主屋の1階は店舗兼住宅として作られており、2階は倉庫として利用していたものを居住部屋に変更したものと言われています。

建物内ではなまこ壁や黒漆器の壁、格子付窓など昔の建物の様々な特徴を実際に見ることができますし、母屋や茶室、折上げ格天井が設けられた百帖座敷なども見どころの一つです。
末永家や長浜の歴史や貴重な資料の展示を行っているスペースもありますので、長浜の歴史をわかりやすく学ぶこともできますよ。

旧末永家住宅
住所
愛媛県大洲市長浜甲309
営業時間
①営業時間
9:00~17:00
②定休日
年末年始(12/29~1/3)
利用料金
無料
アクセス
電車:
JR「伊予長浜駅」から徒歩で約15分
駐車場
あり
ウェブサイト
白滝公園
7つの白滝と紅葉が美しい公園
詩人野口雨情が「秋の白滝、木と木のもみじ、山に綿の幕をはる」と絶賛したことで知られる「白滝公園」には7つの白滝があり、60mほどの高さから垂直に落下する雌滝は特に華麗で多くの人を魅了しています。
公園の上り口にある「まごころの杖」は誰でも借りることができ、遊歩道を進む途中には屋根付きの休憩所が設けられていますので、自分のペースで自然散策を楽しむことができます。
「日本の紅葉百選」にも選ばれていますので、紅葉のシーズンが来ると多くの観光客が足を運び、紅葉と滝が織りなす美しい景色を堪能しています。「白滝もみじフェスティバル」などのイベントも開催されていますので、自然散策もイベントも楽しめる人気の観光スポットです。

白滝公園
住所
愛媛県大洲市白滝38-2
アクセス
電車:
JR「伊予白滝駅」から徒歩で約10分
車:
松山自動車道「大洲IC」から約15分
駐車場
あり
ウェブサイト
肱川あらし展望公園
神秘的な「肱川あらし」を目撃しよう!
秋から冬の朝方にかけて「肱川あらし」を見ることができる「肱川あらし展望公園」は、肱川の河口近くにあります。「肱川あらし」は気温や気圧など一定の条件を満たすと発生する神秘的な気象現象で、蒸気霧が街を飲み込むように現れ扇状に広がっていく様子は世界的にも非常に珍しい現象です。
展望台は小高い山の上にあり、現役で活躍している日本最古の道路橋「長浜大橋」を眺められるだけでなく、晴れの日には瀬戸内海の島々まで一望することができる眺望スポットとなっています。
伊予灘に沈んでゆく美しい夕日も鑑賞することができますので、朝と夕では全く違う表情の景色を眺めることができますよ。自然が作り出す壮大な景色を堪能しに訪れてみてはいかがでしょうか。

肱川あらし展望公園
住所
愛媛県大洲市長浜甲788-1
アクセス
車:
JR「伊予長浜駅」から約10分
駐車場
あり(無料)
ウェブサイト
いかがでしたか?
今回は、愛媛県大洲市の観光名所を5箇所ご紹介しました。
愛媛県大洲市には今回ご紹介した以外にも、たくさんの観光スポットが点在しています。
歴史探訪だけでなく、自然がおりなす美しい景色を堪能できるスポットを織り交ぜながら、観光プランを練ってみてはいかがでしょうか。