和歌山市に隣接する「海南市」は、熊野古道が南北に通り古くから交通の要所として栄えてきたまち。関西を屈指の規模を誇る日本庭園や鈴木姓発祥の神社、絶品ソフトクリームを堪能できる牧場など多彩な見どころがあります。今回は、そんな和歌山県海南市の観光名所を5箇所ご紹介します。

この記事の目次


藤白神社

鈴木姓のルーツの屋敷が建つ神社


日本全国で二番目に多い苗字で、約200万人いるという鈴木さん。海南市にある「藤白神社」は、そんな鈴木姓ゆかりの神社です。


鈴木家はもともと熊野地方において代々神官を務めていた一族でした。藤白神社は法皇や上皇の熊野参詣の折、安全祈願などを行う重要な拠点であったため、平安時代に鈴木一族が熊野からこの地へ移り住みます。その後、熊野信仰の普及とともに全国各地に熊野神社が建立され、その神官を鈴木家が務めたことで鈴木姓が広まっていったそう。


神社の一角には、「鈴木屋敷」という史跡に指定された邸宅も残ります。昭和初期まで続いた鈴木家ですが、122代目で断絶。荒れ果てていた鈴木屋敷は現在復元修理中で、資料をもとにかつての姿が再現される予定です。

境内にはパワースポットとして人気の樹齢1000年以上の大クスの木などもあるので、鈴木さんもそうでない方も足を運んでみてはいかがでしょうか。

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住所

和歌山県海南市藤白466


アクセス

電車: 

JR紀勢本線「海南駅」から徒歩で約17分


ウェブサイト

http://fujishiro-jinja.net/index.html

琴ノ浦 温山荘園

大阪の実業家が築いた広大な日本庭園


明治21年に日本初の動力伝動用革ベルトを製作し、世界有数のベルトメーカーとなった新田帯革製造所(現 ニッタ株式会社)。「琴ノ浦 温山荘園」はその創業者、新田長次郎が大正初期から約20年に歳月かけて完成させた1万8千坪もの広大な日本庭園です。海水の満ち引きで池の水位が上下する潮入の池泉回遊式庭園で、個人庭園としては日本最大規模。国の名勝に定められています。


美しく茂る松林や一枚岩の大青石の橋などが配され、変化に富んだ景色の中、散策を楽しめるのが魅力。

伝統的な和風建築の主屋や茶室などの建物は、国の重要文化財指定。主屋の部屋に飾られた桂小五郎や東郷平八郎直筆の扁額なども見どころです。

また、自然石と見分けが付かないほど精巧につくられたモルタル製の擬石など、当時の最先端技術を随所で見ることもできますよ。


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住所

和歌山県海南市船尾370


アクセス

バス:

JR海南駅より「和歌山市駅行」もしくは「マリーナシティ行」に乗車、「琴の浦」下車


駐車場

普通乗用車 300 円

軽自動車 300 円


営業時間

9:00~17:00 (入園は16:30まで)


休園日:

毎週月曜日 (祝祭日の場合は開園:翌火曜日は休園)

12月1日~2月末日


利用料金

シニア(65歳以上) 300 円

大人(大学生含む) 400 円 (20名以上 300 円)

高・中・小学生 200 円 (20名以上 150 円)

幼稚園児 100 円


主屋入室料

1名につき 100 円


ウェブサイト

http://www.onzanso.or.jp/


和歌山県立自然博物館

和歌山にくらす生き物たちに出会える!


温山荘園のすぐ近くにある「和歌山県立自然博物館」。”和歌山にこだわる!”をコンセプトに、豊かな和歌山の自然について紹介するミュージアムです。

展示されているものは、ほぼ和歌山に生息・生育しているものばかり。地質、化石、植物、動物などを、標本やパネル、ジオラマなどで紹介しています。


博物館の一番の見どころは、約550種6000点の海や川の生き物を生きたまま展示する水族館型の展示室。

中でも人気なのが、黒潮の海を再現した幅15mもの巨大水槽。目の前をロウニンアジやナルトビエイが、ゆうゆうと泳ぐ様は大迫力!ベンチもあるので、魚たちを眺めてゆったりと過ごせます。

また、ウニ、ヒトデ、ナマコなどに直接触ったりするコーナーなどもあり、多彩な展示から和歌山の自然について学べます。

住所

和歌山県海南市船尾370-1


アクセス

バス:

①JR和歌山駅・南海本線和歌山市駅から海南市方面行きバス乗車、琴の浦下車すぐ

②JR海南駅から和歌山市方面行きバス乗車、琴の浦下車すぐ


駐車場

あり


営業時間

9:30~17:00(入館は16:30まで)


休館日:

月曜日(祝日・振り替え休日の場合は、次の平日)

年末年始(12/29~1/3)


利用料金

大人470円(団体20名以上340円)、高校生以下無料


ウェブサイト

https://www.shizenhaku.wakayama-c.ed.jp/index.html

長保寺

3つの国宝建築物で知られる桜の名所


「長保寺」は長保2年(1000年)に一条天皇の勅願によって創建されたとしては伝わる古刹です。

江戸時代には紀州藩初代藩主の徳川頼宣が、長保寺を紀州徳川家の菩提寺に定めました。本堂背後の山の斜面に広大な敷地を有する廟所があり、将軍となった8代吉宗と13代慶福を除く歴代藩主が祀られています。


国宝に指定された建造物も大きな見どころ。本堂・塔・大門の3つの建造物が揃って国宝のお寺は全国でも珍しく、長保寺と奈良の法隆寺の2ヶ所のみ。和洋唐様の折衷様式の本堂や純和風の優美な多宝塔など、貴重な建築を間近で見ることができますよ。

「花の寺」とも称される長保寺は牡丹や紅葉など、四季折々の植物も楽しめるスポット。特に桜の名所として有名で、春には国宝建築が桜で彩られます。

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住所

和歌山県海南市下津町上689


アクセス

電車

JR下津駅から徒歩約35分


駐車場

乗用車約15台 無料


営業時間

午前9時~午後4時


利用料金

300円 小学生以下無料


ウェブサイト

http://www.chohoji.or.jp/

黒沢牧場

自然の中でレジャーを満喫できる牧場


海抜509mの黒沢山の山頂付近に位置する「黒沢牧場」。山地で乳牛を一年中放牧する全国でも珍しい牧場です。広々とした牧草地で自由に過ごす牛たちを眺めながら、のんびりとした時間が過ごせます。


ストレスフリーな牛から搾った牛乳は、美味しいと大評判。売店では「やさしい牛乳」という濃厚な牛乳や、良質の生乳をふんだんに使ったソフトクリームやロールケーキ、プリンなど絶品スイーツを購入できます。

牧場のほかにもショートコースのゴルフ場があるほか、牛をモチーフにした複合遊具や芝すべりができる広場、ドッグラン、彫刻が点在する野外美術館など、大人も子どもも楽しめるレジャー施設が充実。また、山の上にあるので見晴らしも抜群です。

ぜひご家族でお出かけしてみて下さい。

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住所

和歌山県海南市上谷603


アクセス

「海南IC」から約25分


駐車場

駐車場 無料(600台)


営業時間

営業時間 9:00~17:00(不定休)

※黒沢ハイランドゴルフクラブは悪天候を除き年中無休


利用料金

大人¥400

子供(3歳児~中学生)¥200


ウェブサイト

http://9638farm.com/

いかがでしたか?

今回は、和歌山県海南市の観光名所を5箇所ご紹介しました。

国宝の建築を有する「長保寺」や和歌山の自然について学べる「和歌山県立自然博物館」など、バラエティーに富んだ観光スポットがいっぱい!

海南市は全国四大漆器の一つ「紀州漆器」の産地としても有名です。漆器のまちとして知られる黒江地区では街歩きも楽しめるので、ぜひ足を運んでみて下さい。