「和歌山県白浜町」は、白浜温泉で知られる関西屈指の温泉リゾートです。日本一のパンダファミリーがいる「アドベンチャーワールド」や国の名勝指定の景勝地「千畳敷」など、魅力ある観光スポットが目白押し!
今回は、そんな和歌山県白浜町の観光名所を8箇所ご紹介します。
アドベンチャーワールド
可愛い動物たちに会えるテーマパーク
「アドベンチャーワールド」は、関西を代表するテーマパークの一つ。アシカやイルカといった海の動物たちのパフォーマンスを楽しめる「マリンワールド」、コツメカワウソやウサギ等と触れ合える「ふれあい広場」などのエリアに分かれ、可愛い動物を間近で見ることができます。
ゾウやライオンが野生に近い状態で暮らす「サファリワールド」では、ケニア号という列車タイプの専用車に乗車したり、草食動物ゾーンをゆっくり散歩したりと色々な方法で動物たちの世界を巡れます。
ジャイアントパンダの繁育研究基地としての一面もあるアドベンチャーワールド。本場中国を除けば繁殖に成功したパンダは世界最多で、国内の飼育頭数は日本一を誇ります。可愛いパンダを間近で見られるほか、パンダに餌やりを体験できる「パンダラブツアー」という有料のツアーなども開催されています。
パンダをはじめとする動物いっぱいのアドベンチャーワールド。遊園地もあるので、一日楽しめるスポットです。

アドベンチャーワールド
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399番地
営業時間
①営業時間
10:00〜17:00
②定休日
水曜(月によって異なる)
利用料金
入園券(入園+マリンライブ観覧+ケニア号でのサファリ見学)
・大人(18歳以上):4,500円
・セニア(65歳以上):4,000円
・中人(中学生・高校生): 3,500円
・小人(幼児・小学生): 2,500円
アクセス
電車:
JR紀勢本線「白浜駅」から徒歩で約20分
駐車場
あり(有料)
ウェブサイト
円月島
足湯から眺める白浜のシンボル!
「円月島」は臨界浦の南沖に浮かぶ「高嶋」という小島の別名で、白浜のシンボルとして知られています。
島の大きさはサッカーグラウンドの半分ほどで高さは25m。春分や秋分の時期には円月島の真ん中の穴から夕日を見ることができ、その美しい風景は「和歌山県の夕陽100選」にも選ばれています。
また、白良浜から円月島までの途中には「御船足湯」という無料で入れる足湯があります。薫る潮風を浴びながら横目で円月島を眺めるのも風情があっておすすめですよ。
白浜に来たなら1度は行ってみたい名所。たまには都会の喧騒を離れ、心地良い足湯と素敵な景色を満喫してみてはいかがでしょうか?

円月島
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町3740
アクセス
車:
JR紀勢本線「白浜駅」から約10分
駐車場
あり(有料)
ウェブサイト
http://www.nanki-shirahama.com/search/details.php?log=1332736052
千畳敷
広い岩盤が広がる白浜を代表する景勝地
「南紀熊野ジオパーク」の一部である白浜町は、「三段壁」や「円月島」など海岸沿いの景勝地に恵まれています。
南紀熊野ジオパークは、深い海にたまった砂や泥が陸地に押し付けられてできた岩石「付加体(ふかたい)」、浅い海にたまった砂や泥が固まった岩石「前弧海盆堆積体(ぜんこかいぼんたいせきたい)」、マグマが冷えてできた「火成岩体(かせいがんたい)」の3種類の大地を見ることができる地質学的に貴重なエリア。
白浜を代表する観光名所「千畳敷」は、前弧海盆堆積体を代表する景観の一つです。波に浸食されてできた階段状の地形で、名前の通り畳を千枚並べたような巨大な岩盤は圧巻の一言!すぐ目の前には青い海が広がり、自然の生み出した雄大な芸術を楽しめます。ソフトクリームやお土産を販売するレストハウスもあるので、絶景を眺めながら一息ついたりもできますよ。
白浜町には「保呂の虫食い岩」や「志原海岸」など、ほかにもたくさんのジオサイトがあるので、ぜひ足を運んでみて下さい。

千畳敷
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町
アクセス
バス:
JR「白浜駅」より明光バス乗車、「千畳口」下車、徒歩約5分
駐車場
あり(無料)
ウェブサイト
http://www.nanki-shirahama.com/search/details.php?log=1332737678
御船足湯
絶景を満喫できる足湯
有馬温泉、道後温泉とともに日本三古湯に数えられる白浜温泉。
飛鳥、奈良時代から「牟婁(むろ)の温湯」や「紀の温湯」の名で知られ、斉明天皇、天智天皇、文武天皇など多くの宮人たちに愛されてきた由緒ある温泉観光地です。市内には温泉宿はもちろんのこと、気軽に温泉を楽しめる外湯や無料の足湯が点在しています。
先にも紹介した「御船足湯(みふねあしゆ)」は目の前に海が広がり、白浜のシンボル「円月島」を眺めながら足湯を満喫できるスポット。美しい景色と天然温泉を満喫できます。潮風を感じながら、足湯を楽しんでみてはいかがでしょうか。
白浜にはたくさんの足湯があるので、足湯巡りもおすすめです。

御船足湯
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町瀬戸743-5
営業時間
①営業時間
8:00~22:00 (7、8月は7:00~)
②定休日
無休
利用料金
無料
アクセス
バス:
JR「白浜駅」より明光バス乗車、「白浜バスセンター」下車、徒歩約5分
駐車場
あり(無料・2台)
ウェブサイト
http://www.nanki-shirahama.com/search/details.php?log=1332749025
南方熊楠記念館
偉大な博物学者の生涯に触れる!
「知の巨人」とも称される「南方熊楠(みなかた くまぐす)」は、和歌山が生んだ偉大な博物学者です。
人並み外れた記憶力と約20か国もの言語を操ったことで知られ、総合学術雑誌「ネイチャー」に発表した論文は海外でも高い評価を得ています。
「南方熊楠記念館」は生物学や民俗学など、幅広い分野で活躍した熊楠の功績や生涯を約800点の遺品や文献、標本類などを紹介するミュージアムです。特に熱心に研究していたのが、菌類や粘菌を中心とした植物学。菌類の標本などが展示されるほか、生きた粘菌を顕微鏡で見ることもできます。
南方熊楠記念館の建つ「番所山公園」は目の前に太平洋が広がり、白浜のシンボル「円月島」や白浜温泉街などを一望できる絶景スポット! 記念館の屋上にも展望デッキが設けられていて、遠くは四国まで見渡せる360度の大パノラマを楽しめます。
南方熊楠記念館
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町3601-1
営業時間
①営業時間
9:00~17:00※入館は16:30まで
②定休日
・木曜※ただし7月20日~8月31日は無休
・6月28日~30日、12月29日~1月1日
利用料金
・大人(高校生以上): 500円
・小人(小・中学生):300円
アクセス
バス:
JR「白浜駅」より明光バス乗車、「臨海バス停」下車、徒歩約8分
駐車場
あり
ウェブサイト
京都大学白浜水族館
無脊椎動物がいっぱいの水族館
南方熊楠記念館とともに番所山公園内にある「京都大学白浜水族館」。国立大学法人の臨海実験所の中で唯一の博物館相当施設として指定を受けた水族館で、白浜周辺にすんでいる魚など常時約500種の生物に出会えます。
サメやアジ科の最大種であるロウニンアジなど大型回遊魚が泳ぐ巨大な水槽等が展示され、詳しい解説とともに貴重な海洋生物をじっくり観察できます。
水族館の目玉となるのが、日本随一の規模を誇る無脊椎動物に関する展示。サンゴ、エビ、カニ、ヒトデなど約250種類の無脊椎動物が飼育され、一般にはほとんど見る機会のない生き物にも出会えますよ。
番所山公園周辺の潮だまりではフジツボやカニなど、磯の生き物を実際に観察することもできるので、水族館を見学した後はフィールドワークに出かけてみるのもおすすめです。

京都大学白浜水族館
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町459
営業時間
①営業時間
9:00~17:00(入館は16:30まで)
②定休日
年中無休
利用料金
・大人(高校生以上):600円
・小人(小・中学生):200円
アクセス
バス:
JR「白浜駅」より明光バス乗車、「臨海バス停」下車すぐ
駐車場
あり
ウェブサイト
白浜エネルギーランド
家族みんなで不思議な体験をしよう!
「白浜エネルギーランド」は、人と自然のエネルギーが学べるテーマパークです。松下電器の創業者、和歌山県出身の松下幸之助による「遊びながらエネルギーを学べる施設が必要」との理念から開業しました。
エネルギーの歴史について映像で楽しく学べるアトラクションや、目の錯覚を利用した真っすぐに歩けない家、トリックアートハウス、スタンプラリー形式の巨大迷路、遠近感や平衡感覚に違和感を覚えるような不思議体験などができます。
また、紀伊半島は化石の宝庫でもあり、恐竜にまつわる展示もたくさん用意されています。巨大なアロサウルスの標本や体感型シアターの「ジュラシックツアー」にくわえ、化石やフィギュアなどのグッズはお土産にもぴったり。様々な楽しみ方ができる体験型テーマパークです。

白浜エネルギーランド
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町3083
営業時間
①営業時間
9:30~17:00
②定休日
火曜日
利用料金
・大人(高校生以上):1,800円
・小・中学生:1.200円
・幼児:300円
アクセス
バス:
JR「白浜駅」より明光バス乗車、「白良浜」下車すぐ
車:
紀勢自動車道「南紀白浜IC」から約10分
駐車場
あり(有料)
ウェブサイト
紀州博物館
小規模ながら質の高い作品が豊富!
「紀州博物館」は白浜温泉街を一望できる場所に位置する博物館です。名前は「博物館」とありますが、展示されているのは美術品が主で、掛け軸や浮世絵、陶磁器など約1,300点以上が所蔵されています。
所蔵品は全て実業家の小林竹二氏からの寄贈品で、葛飾北斎、歌川広重、喜多川歌麿、東洲斎写楽、栄松斎長喜など有名芸術家の作品が多数展示されています。古民家風の小さな施設ながら、その展示バリエーションは個人のコレクションとは思えないほど多岐にわたります。

季節ごとに作品を変えた企画展も開催しているので、何度足を運んでも楽しめるのも人気。また、ゆったりとしたお茶屋さんのような雰囲気の休憩室では、田辺湾を見下ろす絶景も楽しめますよ。
日本の古き良き芸術を堪能してみてはいかがでしょうか?

紀州博物館
住所
和歌山県西牟婁郡白浜町2054-4
営業時間
①営業時間
10:00~16:00
②定休日
水曜、木曜
利用料金
・大人(中学生以上):500円
・小人:250円
アクセス
電車:
JR「白浜駅」からタクシーで約10分
車:
阪和自動車道「みなべIC」から約35分
駐車場
あり(有料)
ウェブサイト
いかがでしたか?
今回は、和歌山県白浜町の観光名所を8カ所ご紹介しました。
和歌山の偉人について学べる「南方熊楠記念館」や絶景と温泉を楽しめる「御船足湯」など、たくさんの見どころがあります。
ご紹介したほかにも、新鮮な海の幸を堪能できる「とれとれ市場」や地ビールの製造工程が見学できる「ナギサビール」といった食にまつわるスポットもいろいろ。
日々寒さが増すこれからの季節は、温泉とともにレジャーを楽しんでみてはいかがでしょうか。