ペリー来航後に日本で最初に開港された「静岡県 下田市」。下田港を中心に当時の歴史を学べるスポットが数多く点在しており、幕末から明治に駆けてゆく日本の足跡を辿ることができます。そんな静岡県下田市の歴史・史跡を巡る旅へ出かけてみましょう!

この記事の目次

ハーバーミュージアム

下田港を眼下に望む道の駅で歴史と自然を学ぶ


下田港に面した道の駅「開国下田みなと」。1〜2階は物販店や飲食店、4階には「ハーバーミュージアム」が入っています。歴史と自然の街といっても過言ではない下田市。その足跡を辿れる映像や模型などが展示されています。


館内は時代ごとにエリアが分けられています。古代から現代に至るまで、時系列順に下田市の歴史を辿ることができます。一般的な博物館のような難しさはなく、音声アナウンスが流れるので気軽に学べるのがポイントです。


特に注目したいのが、ミラービジョンと呼ばれる映像劇。黒船来航後の模様が描かれており、当時の史実を寸劇を通して学べる優れもの。また、黒船の巨大模型や実物大のカジキマグロのレプリカも必見です。


館内を巡って少し疲れたなと思ったら、4階にある展望バルコニーに出てみましょう。椅子に座りながら下田港を眺められます。無料でコーヒーを飲めるおもてなし付きです。

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ハーバーミュージアム


住所

静岡県下田市外ケ岡1−1 道の駅 開国下田みなと ハーバーミュージアム


お問い合わせ

0558-25-3500


営業時間

9:00〜17:00(最終入館 16:30)


定休日

年中無休

※メンテナンスによる臨時休業あり


利用料金

大人:500円

小・中学生:250円


アクセス

電車:

伊豆急行「伊豆急下田駅」から徒歩で約11分


車:

東名高速道路「厚木IC」から160分、「沼津IC」から130分


駐車場

有り


ウェブサイト

http://www.kaikokushimodaminato.co.jp/museum/museum.htm

玉泉寺

日本最初の米国総領事館、歴史の表舞台に立った寺院


米国総領事・ハリスが来航後、日本で最初の米国総領事館を開設したのが「玉泉寺」です。現在は国指定の史跡にも登録されており、「ハリス記念館」も併設されています。


日米下田条約が結ばれた後、ハリス総領事が通訳官ヒュースケンと共に着任することとなります。庭前には日本で初めて星条旗が掲げられた場所であり、それ以降、玉泉寺は歴史の表舞台に立つことに。露和親条約の交渉場にもなり、江戸末期から明治にかけて、激動の時代の中心地のひとつとして名を馳せます。

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併設されたハリス記念館では、領事館で愛用されていた遺品や資料、古文書などが所蔵・展示されています。領事館の出来事を記した「浜田与平治の日記」からは、当時の様子を伺うことができるので必見です。そのほか、吉田松陰の遺品やヒュースケンにまつわる資料など、幕末の下田市を辿ることができるでしょう。

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玉泉寺


住所

静岡県下田市柿崎31-6


お問い合わせ

0558-22-1287


営業時間

8:00〜17:00


定休日

年中無休


利用料金

大人:400円

子供:200円


アクセス

電車:

伊豆急行伊豆急「下田駅」から徒歩約25分


車:

東名高速道路沼津ICから約2時間


駐車場

有り

無料


ウェブサイト

http://gyokusenji.web.fc2.com/

MoBS 黒船ミュージアム

黒船来航時の絵画や資料を約3000点所蔵


ペリーと日本全権が日米下田条約を結んだ「了仙寺」。日本の歴史が動いた国指定史跡として有名ですが、その境内に併設されているのが「MoBS(モッブス) 黒船ミュージアム」です。幕末の下田と黒船来航について詳しく解説されています。


約3000点にも及ぶ、膨大な史料を所蔵しています。黒船来航の模様を描いた絵巻物、肉筆画、錦絵、かわら版をはじめ、長崎や横浜に降り立った南蛮人・異国人の絵や日本の様子を記した外国本など、日本側と外国側、両者の視点で当時の風景を観ることができます。


また、黒船だけでなく、仏像や曼荼羅などの秘仏、吉田松陰や高杉晋助、勝海舟の書物なども展示されています。幕末の歴史が好きな方はもちろん、歴史についてあまり知識がない方でも、文章ではなく絵柄の資料が多いので、気軽に楽しむことができますよ。

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MoBS 黒船ミュージアム


住所

静岡県下田市三丁目11-18 黒船ミュージアム


お問い合わせ

0558-22-2805


営業時間

8:30〜17:00


定休日

12月24日、12月25日、12月26日


利用料金

大人:500円

小中高生:250円

シニア:400円


アクセス

電車: 

伊豆急行「伊豆急下田駅」から徒歩で約12分


車:

東名高速道路「沼津IC」から約1時間30分


駐車場

有り

無料


ウェブサイト

http://www.mobskurofune.com/greeting/

宝福寺

日本の行く末を決める、歴史の表舞台に登場した寺院


伊豆急「下田駅」から徒歩数分、通称「マイマイ通り」の道沿いにあるのが八幡山「宝福寺」です。数々の歴史の舞台となった場所として知られています。


史実の流れに沿っていくと、まず坂本龍馬ゆかりの場所として有名です。文久3年、滞在していた土佐藩主・山内容堂に会うため、勝海舟が来山。龍馬の脱藩の免罪を乞い、許された場所とされています。

その後、時は流れて嘉永7年(1854)。日米和親条約の交渉時、日本全権の本陣として下田奉行所が置かれた場所として知られています。


また、「唐人お吉(本名:斉藤きち)」が眠るお墓もあります。米国総領事・ハリスの待妾を経て、最後には自らの命を絶った悲しい生涯。宝福寺の第15代住職が手厚く葬り、お墓をたてました。境内には「唐人お吉記念館」もあり、彼女の足跡を辿ることできますよ。

宝福寺


住所

静岡県下田市一丁目18-26


お問い合わせ

0558-22-0960


営業時間

8:00〜17:00


定休日

年中無給


利用料金

大人:400円

高校生:200円

中学生:200円


アクセス

電車:

伊豆急行伊豆急「下田駅」から徒歩約5分


車:

東名高速道路「沼津IC」から約1時間40分


駐車場

有り

無料駐車場


ウェブサイト

http://www4.i-younet.ne.jp/~hofukuji/

下田開国博物館

開国時代の下田に何が起こったのか!?


ペリーロード、了仙寺を経た先にある「下田開国博物館」。日本の開国時代に関する資料や遺品を中心に、約1000点が所蔵・展示されています。


穏やかな港町だった下田。嘉永7年にペリーが来航し、さらにロシアとの交流が始まり、幕末から明治かけて、日本が近代化に押し進む発端の地としてにぎわうことになります。


下田開国博物館では、そんな当時の様子を資料やパネルを通じて解説。例えば、日本写真術を広めた下岡蓮杖の資料や使用されていた写真機、黒船来航時の様子が描かれた資料や下田の役割、ロシア、イギリス、フランス、オランダとの関わりについても学べる内容となっています。


ちなみに、下田開国博物館の外壁は「なまこ壁」が採用されています。日本伝統の壁塗り様式のひとつ。外観もじっくりと眺めてみてください。

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下田開国博物館


住所

静岡県下田市四丁目8 下田開国博物館1号館


お問い合わせ

0558-23-2500


営業時間

8:30~17:30(入館は17:00まで) 


定休日

年中無休(臨時休館有り)


利用料金

・大人:1200円

・子供(小・中学生):600円

※各種割引券、学生証・障害者手帳による割引もご利用頂けます。


アクセス

電車:

伊豆急行「伊豆急下田駅」から徒歩で約11分


車:

東名高速道路「沼津IC」から約2時間


駐車場

有り 

・無料 

・乗用車 30台 

・バス 7台


ウェブサイト

http://www.shimoda-museum.jp/

いかがでしたか?

今回は、静岡県下田市の歴史に触れるスポットを5箇所ご紹介しました。黒船・ペリー来航や米国総領事館、坂本龍馬や勝海舟の活躍など、歴史の教科書で習ったことがあるものの、その舞台裏ではどのような物語があったのかはあまり知られていません。激動の時代の真実の姿を、下田市で深めてみてはいかがでしょうか。