奈良県のちょうど真ん中付近に位置する「吉野町」。吉野山がピンク色に染まる山桜や秋の紅葉が美しいことで知られています。また、数々の史跡や世界遺産も有しており、歴史に深い場所としても有名。今回は、そんな奈良県吉野山町の観光名所を5箇所ご紹介します。

この記事の目次

吉野山

一目千本の絶景!約3万本の桜が山肌を淡く彩る


大峰山まで続く約8kmの山稜である「吉野山」。

昔から桜の名所として知られており、豊臣秀吉も花見に訪れていた場所です。


桜の開花時期は、毎年4月上旬〜下旬。下千本、中千本、上千本、奥千本と、吉野山の桜は4つのエリアに大きく区分。下の方から上の方へと、時期の移ろいに合わせて開花していきます。

約3万本の桜が山肌を覆う光景は圧巻の一言。特に「中千本」からの景色が有名で、一目で千本見える、という意味から「一目千本」と称されるほど。淡いピンク色だけでなく、新緑の木々も合わさることで、絶妙な彩りが花見客の心に印象付けます。


夜間のライトアップも幻想的。紅葉シーズンもおすすめで、山肌が紅色に染まります。木々の間を抜ける散策コースも整備されているので、花見はもちろん、紅葉狩りも楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。

吉野山


住所

奈良県吉野郡吉野町吉野山


アクセス

電車: 

吉野大峯ケーブル千本口駅からロープウェイに乗り吉野山駅下車すぐ


車: 

南阪奈道路「葛城IC」または名阪国道「針IC」から約60分


駐車場

有り 


ウェブサイト

http://www.yoshinoyama-sakura.jp/

金峯山寺(きんぷせんじ)

修験道の総本山、東大寺大仏殿に次ぐ巨大木造建築


吉野山は古来から修験道の道としても有名。歴史的な価値の高さから、吉野山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録されています。その象徴であり、吉野山のシンボル的な存在なのが「金峯山寺(きんぷせんじ)」です。


7世紀後半に修行道の開祖・役行者が創建とされている金峯山寺。本堂である「蔵王堂」は高さ34m、四方36mを誇る圧巻の大きさで、東大寺大仏殿の次ぐ木造建築物として知られています。本堂・仁王門を含む数々の国宝や重要文化財が点在しており、奈良市に負けず劣らずの歴史の宝庫といえるでしょう。

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その最たる存在が、本尊として祀られている3体の「蔵王権現像」です。国内最大の逗子に収められており、青色の面立ちが印象的です。普段は非公開ですが、1年のうち1ヶ月程度の特別ご開帳があるので公式サイトをチェックしてみてください。

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金峯山寺


住所

奈良県吉野郡吉野町吉野山


営業時間

8:30~16:30(受付は16時まで)


利用料金

・境内自由 

・蔵王堂:500円(特別御開帳時は別途)


アクセス

ロープウェイ: 

吉野大峯ケーブルロープウェイ「吉野山駅」下車後、徒歩で約10分 


車: 

南阪奈道路「葛城IC」から約70分


駐車場

有り


ウェブサイト

http://www.kinpusen.or.jp/

吉水神社

豊臣秀吉も感動した、一目千本の山桜を一望


金峯山寺から吉野山を奥へと進んだ場所に佇む「吉水神社(よしみずじんじゃ)」。もともとは、金峯山寺の格式高い宿坊として使われていましたが、明治時代の神仏分離によって神社へと変わりました。日本最古の書院建築として、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されたひとつです。

吉水神社には歴史に名高い人物にゆかりのある神社として有名。文治元年、兄・源頼朝の追手から逃れるために、源義経と弁慶が隠れ家として住んでいたと伝えられています。


また、文禄3年、豊臣秀吉が吉野山で花見の宴を催したとき、吉水神社に本陣を敷いて滞在。歌の会、お茶の会、お能の会など、盛大な数日間を過ごしたと云われています。


実際、吉水神社の境内は桜鑑賞のスポットで、中千本〜上千本の山桜を一望できます。豊臣秀吉も同じ景色に感動していたかと思うと、感慨深いものがありますね。

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吉水神社


住所

奈良県吉野郡吉野町吉野山579


営業時間

①営業時間

9:00〜17:00

②定休日

年中無休


利用料金

書院拝観料

・大人・大学生:400円

・高校生・中学生:300円

・小学生:200円


アクセス

ロープウェイ:

吉野ロープウェイ「吉野山駅」から徒歩で約30分


車:

南阪奈道路「葛城IC」から約60分


駐車場

有り


ウェブサイト

http://www.yoshimizu-shrine.com/index.html

平宗 吉野本店

奈良の郷土料理・柿の葉寿司を江戸時代から続く老舗で


吉野の名物といえば、柿の葉寿司!

花より団子ならぬ、せっかくなら、花も団子も楽しみたい。吉野山にはいくつもの老舗が立ち並んでおり、そのひとつが柿の葉寿司で有名な「平宗 」です。


江戸時代末期、文久元年(1861)に創業。吉野の上市村で寿司・川魚・乾物の製造と販売を始めました。本店があるのは、伊勢街道に当たり、市場町・街道町として栄えていた場所。吉野名物の魚の旨味がぎゅっと濃縮した甘酸っぱい味わいは、旅人にとって最高の贅沢だったことでしょう。


鯖、鮭、金目鯛、穴子、海老などの柿の葉寿司が作られており、本店での飲食もOK。賞味期限が製造日から3日なので、お土産にもおすすめですよ。

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平宗 吉野本店


住所

奈良県吉野郡吉野町飯貝614


営業時間

①営業時間

販売:8:30〜18:30

飲食:11:00〜18:30(L.O.18:00)

②定休日

月曜日(祝日の場合は翌日)


アクセス

電車:

近鉄吉野線「吉野神宮」駅または「大和上市」から徒歩で約20分


車:

南阪奈道路「葛城IC」から約40分


駐車場

有り


ウェブサイト

http://www.hirasou-yoshinohonten.jp/

吉野山温泉 湯元 宝の家(ほうのや)

吉野山の桜と紅葉を一望できる露天風呂


旅の疲れを癒すなら、日帰り温泉なんていかがでしょうか。

吉野山温泉「湯元 宝の家」の露天風呂からは、山桜の絶景も望めます。


吉水神社から徒歩すぐ。

金峯山寺をはじめとした観光名所へのアクセスが便利なので、宿泊先として、また中継地点として利用される方も多い温泉宿です。


湯元 宝の家の自慢は、露天風呂から見渡せる千本桜。ゆったりと温泉に浸かりながら、山肌を覆う桜の彩りを贅沢に堪能することができます。もちろん、秋の紅葉も絶景ですよ。


日帰り温泉プランも用意されており、会席膳付きのセットもおすすめ。館内からも吉野山を一望できるので、温泉目的でなくてもぜひ立ち寄ってみてください。

吉野山温泉 湯元 宝の家


住所

奈良県吉野郡吉野町吉野山中千本公園


営業時間

入浴受付

・14:30~19:00

(4月のみ11:30~15:00)


利用料金

・日帰り入浴プラン

1,000円(タオル付き)

・ご昼食温泉プラン

6,000円(+消費税+入湯税100円)


アクセス

バス:

近鉄「吉野駅」より「中千本公園駅」下車、徒歩約8分


車:

南阪奈道路「葛城IC」から約60分


駐車場

有り20台


ウェブサイト

http://www.hounoya.gr.jp/

いかがでしたか?

今回は、奈良県吉野町の観光名所を5箇所ご紹介しました。

吉野山を含む数々の歴史的建造物が世界遺産に登録されている吉野町。山肌を覆い尽くす山桜や紅葉の絶景、東大寺大仏殿に次ぐ巨大な木造建築物、柿の葉寿司や日帰り温泉宿など、観て、感じて、味わって楽しめるスポットが点在しています。花見・紅葉狩りシーズンは車での入場規制が行われている場合があるので、訪れる前のご確認をお忘れなく。