大和高原の南端に位置する「奈良県 宇陀市」。市内の大半が森林で占められており、自然豊かなで穏やかな雰囲気。圧巻のしだれ桜「又兵衛桜」や国内2番目に古い木造五重塔が有名です。今回は、そんな奈良県宇陀市の観光名所を5箇所ご紹介します。

この記事の目次

又兵衛桜(本郷の瀧桜)

後藤又兵衛伝説の上に立つ、樹齢300年の古桜


息を飲むほどに美しく、言葉も出ないほど圧倒的なしだれ桜「又兵衛桜(本郷の瀧桜)」は宇陀市のシンボル的な存在。NHK大河ドラマ「葵 徳川三代」のOP映像にも使用されました。


大坂夏の陣で活躍した戦国武将・後藤又兵衛。豊臣家が滅ぼされたあと、大宇陀(現在の宇陀市)に逃れ、再興を図りながら暮らしたと伝えられています。


立派なしだれ桜は、後藤又兵衛の屋敷跡に植えられており、樹齢は300年と推定。奈良県の保護樹に指定されており、毎年4月上旬には多くの人たちが訪れます。


しだれ桜の美しさをさらに引き立てているのは、背後に連なる桃の花。淡いピンクと濃いピンク、両者の色合いが絶妙なコントラストを生み出しています。

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又兵衛桜(本郷の瀧桜)


住所

奈良県宇陀市大宇陀本郷


アクセス

バス:

近鉄「榛原駅」より大宇陀行バス「大宇陀高校前駅」下車、徒歩15分


車:

西名阪自動車道「針IC」から約35分


駐車場

シーズン中は有り(乗用車 300台)


ウェブサイト

https://tenki.jp/sakura/6/32/50877.html

室生寺

国宝・重要文化財の宝庫!日本最小の五重塔


艶やかな朱塗りの美しい「五重塔」が象徴的。奈良時代末期、興福寺の僧侶・賢憬が創建し、弟子の修円が境内の姿形を整えたとされる、歴史の古い寺院です。


境内は、国宝・重要文化財の宝庫。檜皮葺きが特徴的な「本堂(国宝)」、柿葺きの「金堂(国宝)」と堂内に安置されている「本尊釈迦如来立像(国宝)」や「十一面観音立像(国宝)」といった木造の貞観仏5体など、歴史的価値の高いものばかり。


また、シンボル的な存在である「五重塔」は800年頃に建立されたと伝えられており、法隆寺塔に次いで、国内で2番目に古い木造五重塔です。高さは約16mと屋外にあるものとしては日本最小。色々な意味で必見です。


境内のシャクナゲやモミジが美しく、紅葉シーズンには多くの人たちが訪れる室生寺。豊かな自然のもと、じっくりと歴史に触れてみてください。

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室生寺


住所

奈良県宇陀市室生78


営業時間

8:30~17:00 

※12月~3月は9:00~16:00


利用料金

・大人(中学生以上):600円 

・小学生:400円 


アクセス

バス:

近鉄「室生口大野駅」より室生寺行バス「終点・室生寺駅」下車、徒歩約5分


車:

西名阪自動車道「針IC」から約25分


駐車場

有り(有料)


ウェブサイト

http://www.murouji.or.jp/

宇陀松山

江戸時代の面影を残す、商の町として発展したエリア


奈良県宇陀市は江戸時代、宇陀松山藩の陣屋町として栄えていました。「宇陀松山」と呼称され、現在も昔ながらの風情が街並みとして残っています。


宇陀松山の始まりは、戦国時代。秋山氏によって築かれた「秋山城」の城下町として栄え、豊臣秀長によって現在の街並みが形成。この時、松山町という名前に変わったとされています。江戸時代に入ると、幕府の天領として治められ、商業地として発展。当時の面影を残す商家が点在しており、一部区間は国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。


国の史跡「松山西口関門」や「森野旧薬園」のほか、古くからの酒造や格子戸と虫籠窓のある民家など、ふらりと散歩するだけでも楽しいエリアです。

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また、せっかくなら「宇陀市大宇陀歴史文化館『薬の館』」も訪ねてみてください。江戸末期に建てられた屋敷の姿形をそのままに、製薬の町としても知られる宇陀松山の歴史を紹介しています。

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宇陀市大宇陀歴史文化館「薬の館」


住所

奈良県宇陀市大宇陀上2003


営業時間

①営業時間

10:00~16:00

②定休日

月・火(祝日の場合は水曜)、12月15日~1月15日


利用料金

・大人:300円

・小・中学生:150円


アクセス

バス:

近鉄大阪線「榛原駅」より大宇陀行きバス「大宇陀高校駅」下車、徒歩約10分


車:

西名阪自動車道「針IC」から約30分


駐車場

有り(無料10台)


ウェブサイト

http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/04public/02museum/03east_area/0000004069/

室生山上公園 芸術の森

芸術作品と自然の音色、五感が心地よく癒される


宇陀市の大半を占める豊かな森林。

自然の心地よさを感じつつ、芸術の面白さも体験できるのが「室生山上公園 芸術の森」です。


テーマとして掲げる「五感が刺激され、自然と向き合える場」。地元出身の彫刻家・故井上武吉氏が手がけた、「森の回廊計画」をもとに造られた公園です。


有名な「らせんの水路」をはじめ、赤い葉っぱのレッドロビンが特徴的な「波形の土盛」、公園全体を見渡せる「太陽の塔の島」など、印象に残るアート作品が各地に設置されています。

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芸術を嗜みながら、ゆっくりと公園内を歩く。自然が奏でる音色も合わさって、五感が心地よく刺激されるひと時を過ごせますよ。先にご紹介した「室生寺」から川を挟んだ北側にあるため、あわせて訪れてはいかがでしょうか。

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室生山上公園 芸術の森


住所

奈良県宇陀市室生181


営業時間

①営業時間

・4月~10月:10:00~17:00(入場は16:30まで)

・3月・11月・12月1日~28日:10:00~16:00(入場は15:30まで)

②定休日

期間中毎週火曜日(祝日の場合は翌日),12月29日~2月29日


利用料金

・一般:400円

・高校生:200円

・中学生以下:無料


アクセス

バス:

近鉄大阪線「室生口大野」駅より奈良交通バス「室生寺前駅」下車、徒歩約20分


車:

西名阪自動車道「針IC」から約30分


駐車場

有り(無料)


ウェブサイト

http://www.city.uda.nara.jp/sanzyoukouen/concept/

大宇陀温泉 あきののゆ

県内屈指の美人の湯、心も体もお腹も満たす


宇陀市で歴史を嗜み、自然を感じたら、最後は天然温泉「大宇陀温泉 あきののゆ」でゆっくり心身を癒すのはいかがでしょうか。


泉質はアルカリ性単純温泉。

神経痛や筋肉痛に効果が期待でき、疲れをじんわりほぐしてくれます。また、石鹸のようなぬめり感がお肌を優しくクレンジング。奈良県屈指の美人の湯としても知られています。


趣ある檜風呂や開放的な岩石露天風呂、薬湯など、お風呂の種類が多いのでじっくり楽しめるのもポイントです。


また、温泉だけでなく、プールやフィットネス、ボディケアなど、様々なリラクゼーション施設も併設。そのほか、農家レストラン「しゃもじ」では、地元の高原ファームで収穫した有機野菜を贅沢に使用。旬の野菜をいっぱい盛られた天ぷら定食が人気です。

大宇陀温泉 あきののゆ


住所

奈良県宇陀市大宇陀拾生250-2


営業時間

①入浴

10:00〜21:00(受付は20:30まで)

②レストラン

11:30~21:00

③ボディケア

11:00〜20:00(受付は19:30まで)


定休日

第2水曜日・木曜日

※4・8月は無休


利用料金

入浴

・大人:700円

・小人:350円


アクセス

バス:

近鉄「榛原駅」より乗車、「大宇陀駅」下車、徒歩約20分


車:

南阪奈道路「葛城IC」から約40分


駐車場

有り(無料150台)


ウェブサイト

http://www.akinonoyu.com/

いかがでしたか?

今回は、奈良県宇陀市の観光名所を5箇所ご紹介しました。

4月上旬に咲き誇る「又兵衛桜」や法隆寺塔に次いで歴史が長い「室生寺」の五重塔のほか、宇陀市の豊かな自然と芸術を堪能できる「室生山上公園 芸術の森」など、魅力的なスポットが点在しています。宇陀市の特徴的な歴史を感じつつ、豊かな自然に癒されてはいかがでしょうか。