銀座と日本橋というビッグタウンの合間でやや存在感の薄かった京橋ですが、江戸時代には東海道への通り道でもあり、相当の賑わいを見せていました。かつては職人衆の住まいが多く、その名も「京橋」という橋が架かっていた京橋川沿いには「大根河岸」という青果市場が形成されて昭和の初めまで栄えていたそうです。

画廊や骨董店やオフィスビルが連なる渋いイメージでしたが、京橋エドグランなどの再開発でイメージ一新。人の往来も増え、その歴史とともに魅力あるスポットが関心を集めています。

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明治屋(本社)

言わずと知れた京橋の顔、「いつも いちばん いいものを」の明治屋です。本社京橋ビルは昭和8(1933)年に竣工して戦時中の空襲にも耐え、地下鉄駅一体型としては現存する最古のビルで中央区の有形文化財第1号となっています。

 

1階のストアーでは「マイジャム」に代表されるオリジナルブランドの食料品をはじめ、直輸入の世界の食品や洋酒が豊富に取りそろえられています。お酒が好きな方には、こだわり具材にソースや香味油まで堪能できると評判の「おいしい缶詰」シリーズや、レンジでチンできる開けやすいプラ容器の「コンビーフスマートカップ」を晩酌のあてにレコメンド。地上と地下を結ぶ階段の途中にはスタンディングバーも併設されているので、気軽にワインやウイスキー、生ビールが楽しめます。

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京橋エドグラン

長年の懸案であった再開発プロジェクトが見事に実を結び、京橋の新たなランドマークとして誕生したのが「京橋エドグラン」です。歴史的建造物である明治屋ビルと新築の再開発棟が融合した先進の高層複合施設となりました。

 

商業エリアには、目の前でデザートが供されるカウンターサロンが人気の「トシ・ヨロイヅカ東京」や、ミシュラン掲載ラーメン店の新業態「ソラノイロ トンコツ&キノコ」などバラエティー豊かなショップが展開しています。エドグランの象徴である地下1階の大階段ではライブイベントが開かれたり、タウンミュージアムにはブリキのおもちゃコレクターの北原コレクションが展示されています。

 

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LIXILギャラリー

建材・住宅設備機器のLIXIL(リクシル)が開設している文化ギャラリー。住生活に関連した個性的で興味深い展覧会を開いています。東京建物京橋ビルの2階が3エリアに分かれてそれぞれ「建築とデザインとその周辺をめぐる巡回企画展」、「クリエイションの未来展」、「やきもの展」をテーマにしています。

 

ブックギャラリーも併設されており建築・インテリア・デザインに関する書籍を探すことができます。ちなみにLIXILの製品を展示するショールームではなく、同社が文化活動としてはじめた取り組みです。入場料は無料で毎週水曜日は休館となっています。

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警察博物館

2017年4月にリニューアルオープンした「警察博物館」は京橋散策の目玉。アニメや動画を駆使した体験型の展示装置が満載で子どもでもエンタメ感覚でお勉強できます。警察の仕事体験はもちろん事件資料や装備品の変遷、さらにミニシアターなど大人もついのめり込んでしまうほど。ジオラマと連動したタッチパネル式のシミュレーターなどを使って防犯意識を高めることもできるから一石二鳥です。

 

小さな子どもたちは制服を着て白バイに乗って記念撮影が楽しいらしく、特に男の子は大興奮! 人気のピーポくんグッズなどが買える自販機も必見です。入場料は無料で、休館日は月曜日ですが祝日に当たる場合は翌日が休みとなります。

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警察の仕事を紹介するコーナーは必見。意外と知らない「鑑識」に関する展示もあります。

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G-ZONE銀座

「大根河岸の碑」と「江戸歌舞伎発祥の碑」がある中央通りの高速道路高架下に「G-ZONE銀座」はあります。

 

中央通り側にあるEAST GATEを入ると、屋内アトラクションを思わせる細く暗い通路が続き、その両脇におしゃれなレストランが4店舗。凝った造りですが、「カフェ ラ・ボエム」や「モンスーンカフェ」など、意外と気軽に利用できるお店もあるので、気後れしなくてもOKですよ。竹林や石畳も見事に再現した和食「権八」も人気です。ランチタイムから夜深い時間まで楽しめるちょっと隠れ家的なロケーションは、誰かに話したくなる魅惑のスポットなのでした。

 

ちなみに、WEST GATEを抜けると柳通りに出られます(もちろんこちらからも入れます)。

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