日本橋エリア北側はどこを歩いても歴史と伝統に出合えます。駅の名前にもなっているランドマークの三越本店をはじめ、三井本館、かつての金座であった日銀本店、それに名だたる老舗が軒を連ねています。

近年再開発によってコレド室町、三井タワーと新たなシンボルが生まれ、新たな風も吹いてきました。そんな江戸から賑わいが続くこのエリアを訪ねてみましょう。

この記事の目次

日本橋魚河岸跡

地下鉄三越前駅のB6出口を出たあたり、日本橋北詰にあるのが「日本橋魚市場発祥の地」の碑です。ちょうどこの日本橋と江戸橋にかけての北岸はなんと魚市場で、当時は1日に千両もの取引があったほど。江戸で最も活気のあった場所の一つでした。およそ300年に渡って賑わいましたが、関東大震災の後に市場は築地へ。

 

なぜかこの場所は、魚市場から竜宮城を連想させるためか、「乙姫広場」という名がつき、乙姫の像とともに魚河岸跡の詳しい由緒書きが設置されています。その背後には階段で上がれる見晴らし場があり、日本橋の造形をサイドから観賞するのには絶好のスポットとなっております。

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日本橋三越本店

駅名にもなっている、日本橋のランドマーク的存在の三越本店では、本館正面でライオン像がお出迎えしてくれます。このライオン、ロンドンのトラファルガー広場にある4頭の獅子像がモデルとされています。歴史ある三越本店は建物自体も魅力十分。昭和10(1935)年に完成したルネサンス式の本館建物は国の重要文化財に指定されています。また、歌舞伎や演劇に落語会などが催される三越劇場も備えています。

 

さて、お楽しみはグルメです。こちらはお子様ランチ発祥のお店でもあり、新館5階のカフェレストラン「ランドマーク」でいただけます。機関車のプレートからはちゃんと蒸気が出るから、大人も子どももテンションMAX。大人向けの「ランドマークプレート」も彩り豊かで評判です。

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ZEN茶’fe

山本海苔店のちょうど裏手あたりにあるのが、抹茶カフェの「ZEN茶’fe(ぜんちゃふぇ)」です。南部鉄窯で沸かす釜のお湯を使った、口あたりがまろやかなお茶がいただけます。メニューは抹茶やほうじ茶メインに、バラエティー豊かに日本のお茶をラインナップ。お店は1階~3階と客席は広く、それぞれ趣の異なる3フロアで思い思いにくつろげます。まさに日本橋のオアシスですね。

 

備長炭グリルで調理されるカフェめしもおいしく、「きんぴらベーコンアボカド丼」や「炭焼きハンバーグサンドイッチ」などはテイクアウトにもGOOD。使い勝手のいいすてきなカフェです。

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コレド室町

コレド室町1・2・3と隣接する3棟からなる複合商業施設が「コレド室町」。「コレド室町1」は江戸の日本橋の賑わいをイメージして歴史ある店舗が並び、多目的ホールも併設。「コレド室町2」は老舗や有名店のおいしいものが大集合。シネコンでは大スクリーンを楽しめます。「コレド室町3」は食と暮らしをテーマに生活雑貨やインテリアの名店が揃っています。

 

すてきなショップ&レストランばかりですが、なかでもとっておきのおすすめは、かつお節の「にんべん」です。世界遺産である和食が世界的な話題となるなか、「日本型食生活のすすめ」を掲げて注目を集めています。店内に「日本橋だし場(DASHI BAR)」を併設しており、一汁一飯をコンセプトにだしをきかせたスープなどをいただけます。

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福徳神社

江戸時代に「浮世小路」と呼ばれた通りも、散歩に最適のスポットです。このあたりには、伝説の料亭「百川(ももかわ)」という料亭があったと伝えられています。この通りに鎮座する古社が「福徳神社(芽吹稲荷)」。再開発で立派な社殿が再興され、神社境内を含む一角が「福徳の森」として緑豊かに整備されました。その近くに、医・薬関係者からの信仰を集める「薬祖神社」もあります。

 

地域に開かれた貴重なオープンスペースとして、さまざまなイベントも企画されています。情報をリサーチしてからお出かけしてみてくださいね。

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