「志国高知 幕末維新博」の特別企画として「チームラボ 高知城 光の祭」が、2018年11月22日(木)〜 2019年1月6日(日)まで開催されます。チームラボが、日本三大夜城の高知城をインタラクティブな光のデジタルアート空間に変えます。開催に先立ち10月9日(火)より、会場およびコンビニエンスストア、各種プレイガイドのウェブサイト、主な旅行代理店などで前売り券を購入できます。
この記事の目次
江戸時代の姿をデジタルアートで表現
高知城は、1601年から約10年の歳月をかけて築かれました。その後、火災にあいながらも江戸時代中期には創建当初の姿で再建されました。日本で唯一、天守だけでなく本丸全体の建造物がほぼ完全に現存する貴重な城です。チームラボは、「Digitized City」というアートプロジェクトを行っています。非物質的であるデジタルテクノロジーによって、街を物質的に変えることなく「街が街のままアートになる」というプロジェクトです。
「チームラボ 高知城 光の祭」では、江戸時代の姿を今に伝え、現在も高知の街の象徴である高知城を、人々の存在によって変化するインタラクティブな光のデジタルアート空間に変えます。
【展示作品】
呼応する、たちつづけるものたちと木々 / Resisting and Resonating Ovoids and Trees
teamLab, 2017, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
城跡に置かれた立ち続ける物体と、城跡の木々が光り輝く。
立ち続ける物体と木々の光は、それぞれ自立しており、ゆっくりと呼吸しているかのように強く輝いたり消えたりしている。

高知城の石垣に住まう花と共に生きる動物達 / Animals of Flowers, Symbiotic Lives in the Stone Wall – Kochi Castle
teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
自然石をほとんど加工せずに積み上げた高知城の石垣に住まう動物の体には、花々が生えている。
花々は動物の体で生まれ、咲き、散って消えていく。
人々が動物に近づくと、花々は散っていく。
花々が全部散ると、動物は消えていく。

Waves of Light of Kochi Castle
teamLab, 2018, Digital Installation, Continuous Loop, Sound: Hideaki Takahashi
高知城は、日本で唯一、天守だけでなく本丸全体の建造物がほぼ完全に現存する城。その本丸と二ノ丸を結ぶ渡り廊下の襖に、波を描いたインスタレーション作品。

呼吸し呼応する石垣 – 高知城 / Breathing Resonating Stone Wall – Kochi Castle
teamLab, 2018, Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

呼応する高知城 / Resonating Kochi Castle
teamLab, 2018, Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi
高知城の本丸の光は、自律しており、ゆっくりと呼吸するかのように明滅する。
二ノ丸・三ノ丸の「呼応する、たちつづけるものたちと木々」、追手門から三ノ丸・二ノ丸・本丸へと続く石垣の「呼吸し呼応する石垣 – 高知城」から伝播してきた光に呼応し、強く輝く。
