江戸時代の五街道のはじまりであったことから、日本の道路の起点となっている「日本橋」。街の象徴的存在でもあります。現在は橋の上に高速道路が走っていますが、これを地下化して日本橋に青空を取り戻す取り組みもあります。
交通の要衝である日本橋は、商業と文化の街でもあります。気ままに散歩を楽しみながら、ショッピングやグルメも楽しめます。

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日本橋

日本橋の車道の真ん中には、「日本国道路元標(にほんこくどうろげんぴょう)」のレリーフが埋め込まれています。危ないので普段は見られませんが、橋北詰にある「元標広場」にレプリカが配置されています。これに記された筆文字は時の首相、佐藤栄作によるものだそうですよ。


ちなみに、その隣には「東京市道路元標」があります。もともとはこの柱が橋の真ん中に立っていたそうです。かつて橋上にも都電が走っており、この東京市道路元標の柱が都電の架線柱の役目を果たしていたという話。

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丸善 日本橋店

丸善といえば洋書や高級文具でも知られる大型書店です。横浜で創業し、日本橋店は2号店となります。


また、丸善はハヤシライスの発祥の地という説があります。創業者の早矢仕有的(はやしゆうてき)は西洋料理の素養があり、肉や野菜をごった煮にしたものにごはんを添えて振る舞っていた料理が、現在のハヤシライスの原型になったといわれているのです。現在は、店内3階の「MARUZEN café」にて早矢仕ライスをいただくことができます。おみやげ用には、本をかたどったパッケージに入ったレトルトパックがおすすめ。

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コレド日本橋

1999年に閉店した東急百貨店日本橋店(かつての白木屋デパート)跡地に建つのが「コレド日本橋」です。商業エリアは主に女性をターゲットにしたファッションやヘア、雑貨などのショップからエステまでが勢ぞろい。また、最上階はレストラン街、地下は気軽なデリやカフェなどが集結したフードエリアとなっています。


地階のデリ・フードエリアの奥には働く大人向けのベーシック・カジュアルウェアとして人気の「BLISS POINT」のフラッグシップショップがあります。ショッピングを楽しんだら、カフェでホッとひと息つくのも休日のすてきな過ごし方。コレド日本橋は駅直結というアクセスのよさもうれしいポイントです。

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名水白木屋の井戸

白木屋は江戸時代の呉服店の大店でした。江戸城下のこの地では、水の確保に苦労していたので白木屋店内に井戸を掘りはじめました。大工事の末になんと観音様の像が出てきて、以後は良質な水が湧き出るようになったのだそう。それ以来、「白木名水」として大変重宝されたのです。観音像は現在、浅草寺に安置されているというお話しです。


現在、残念ながら井戸は残っていませんが、「名水白木屋の井戸の碑」とともに、コレド日本橋アネックス広場内に名水の流れが再現されています。このエリアは緑豊かで腰を落ち着けてくつろげるオープンスペースになっており、行き交う人々のオアシスとなっています。

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たいめいけん

日本橋といえば、洋食レストラン「たいめいけん」。昭和6年創業の草分け的存在です。1階は定番の洋食メニューをカジュアルに、2階ではコースなどの本格洋食が味わえます。名物は伊丹十三監督の映画『タンポポ』に登場した「タンポポオムライス」。ふわふわ・とろとろの卵が食欲を直撃してくれます。それから、税込50円という価格に驚く「コールスロー」と「ボルシチ」です。意外と知られていないのが、「たいめいけん らーめんコーナー」でいただける「特製ラーメン」。ラーメン専門店や中華料理店では決してお目にかかることのできないタイプの昔ながらのラーメンなのです。


ちなみに店舗5階には、創業者ゆかりの「凧の博物館」を併設。江戸刺繍や江戸錦絵が施された江戸凧をはじめ、全国から集められた約400枚が展示されています。

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