日本三名園の一つ「兼六園」を有する「金沢市」。城下町の歴史を色濃く残す観光スポットとともに、個性豊かな博物館や美術館も大きな見どころです。特に兼六園から半径約1kmの範囲は「兼六園周辺文化の森」と呼ばれ、たくさんの文化施設が集まるエリア。今回は、兼六園周辺を中心に金沢市のミュージアムを5箇所ご紹介します。

この記事の目次

石川県立美術館

アートとスイーツを楽しめる美術館


「石川県立美術館」は、加賀前田家ゆかりの古美術品や石川県にゆかりのある作家の作品などを中心に収蔵する美術館です。九谷焼の原点「古九谷」が常設展示されているほか、日本画や油彩画、彫刻、工芸品など、幅広いコレクションをテーマに沿って入れ替えながら展示しています。


石川県立美術館の一番の見どころは、国宝「色絵雉香炉」と重要文化財の「色絵雌雉香炉」。ほぼ等身大のキジの香炉は、京焼の祖といわれる野々村仁清の代表作です。


アートとともに、絶品スイーツも石川県立美術館のお楽しみ!併設された「ル・ミュゼ・ドゥ・アッシュ KANAZAWA」は、石川出身の世界的パティシエ・辻口博啓氏監修によるカフェ。地元の食材をふんだんに使ったスイーツも堪能できますよ。

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石川県立美術館


住所

石川県金沢市出羽町2−1


営業時間

①営業時間

9:30〜18:30(入場は17:30まで)

②定休日

年末年始、展示替えのため臨時休館あり


カフェ ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA

10:00〜19:00、年中無休


利用料金

2Fコレクション展示室

・一般:360円

・大学生:290円

・高校生以下:無料

・65歳以上:290円


アクセス

バス:

①JR「金沢駅」より兼六園シャトル「県立美術館・成巽閣」下車、徒歩約2分

②JR「金沢駅」より路線バス「広坂・21世紀美術館駅」または「出羽町駅」下車、徒歩約5分


駐車場

あり(無料・60台)


ウェブサイト

http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/

石川県立歴史博物館

金沢の歴史を学べる体験型のミュージアム


「石川県立歴史博物館」は、国の重要文化財に指定された旧陸軍の兵器庫を活用したミュージアムです。隣接する「加賀本多博物館」を含め、3棟のレンガ建築が並び立ち、「いしかわ赤レンガミュージアム」の愛称で親しまれています。

 

有料の「歴史発見館」と無料の「交流体験館」の2棟からなる石川県立歴史博物館。加賀藩の壮大な大名行列を大型壁面パネルや人形で紹介するコーナーや、大型3面スクリーンのシアターで加賀・能登の祭りを体感できるコーナーなど、体験型の展示が盛りだくさん! 原始時代から近現代までの石川県の歴史や文化について学べます。


また、無料エリアには、昔の道具や楽器等に触れたり、歴史衣装体験ができるコーナーなども設けられていて、お子様も楽しめます。

ガラス張りの「ほっとサロン」という休憩スペースもあるので、散策がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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石川県立歴史博物館


住所

石川県金沢市出羽町3−1


営業時間

①営業時間

9:00〜17:00(ただし入館は16:30まで)

②定休日

年末年始、資料の展示替え・整理の期間


利用料金

常設展(特別展は別途)

・一般 :300円

・大学生・65歳以上:240円

高校生以下:無料


アクセス

バス:

JR「金沢駅」より北鉄バス「県立美術館・成巽閣駅」下車、徒歩約2分


車:

北陸自動車道「金沢西IC」または「金沢森本IC」から約30分


駐車場

あり(無料)


ウェブサイト

http://www.pref.ishikawa.jp/muse/rekihaku/

金沢市立中村記念美術館

お抹茶も楽しめる!茶道ゆかりの美術館


金沢で酒造業を営んだ実業家、そして茶人でもある故・中村栄俊氏。「金沢市立中村記念美術館」は中村氏が収集した茶道具や近世絵画、古九谷、中国陶磁、加賀蒔絵などを中心に、重要文化財5点、県指定文化財1点、市指定文化財8点を含む約1,000点を所蔵する美術館です。年4~6回の企画展が開催され、その時々のテーマをもとに書画工芸50~70点が展示されます。


茶道にちなむ美術館だけあり、本館に設けられた喫茶室では有料でお抹茶とお菓子を頂くことも可能。混雑時以外なら、好きな抹茶茶碗を選んで呈茶が受けられる嬉しいサービスもあります。美しい日本庭園を眺めながら、至福のひと時を過ごせますよ。


毎年春と秋には中村家の住宅として建てられた「旧中村邸」も特別公開されるので、ぜひ訪れてみて下さい。

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金沢市立中村記念美術館


住所

石川県金沢市本多町3-2-29


営業時間

①営業時間

9:30〜17:00(受付は16:30まで)

②定休日

年末年始(12月29日~1月3日)、展示替え期間


利用料金

・一般:300円

・小中高校生:無料

・65際以上:200円(祝日無料)


アクセス

バス:

JR「金沢駅」より路線バスまたは金沢周遊バス「本多町駅」下車、徒歩約3分 


駐車場

あり(12台分


ウェブサイト

http://www.kanazawa-museum.jp/nakamura/

石川四高記念文化交流館

石川ゆかりの文学者と旧制高校について学べるミュージアム


「石川近代文学館」と「石川四高記念館」の2つの文化施設からなる「石川四高記念文化交流館」。金沢大学の前身校でもある「旧第四高等中学校本館」を活用した施設で、明治時代に造られたレトロな赤レンガ建築は国の重要文化財です。


「石川近代文学館」は、泉鏡花、徳田秋聲、室生犀星の金沢三文豪をはじめ、石川県ゆかりの文学者の資料を展示する有料のミュージアム。著名な作家たちの自筆原稿や遺品などが展示されているほか、文豪・井上靖や世界的哲学者・西田幾多郎といった四高出身の有名人ゆかりの品も収められています。


「石川四高記念館」は、旧第四高等中学校について紹介する無料の施設。レトロな椅子やテーブルが備えられた「レトロ体験室」という休憩スペースもあるので、歴史を感じながらのんびり過ごすこともできます。

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石川四高記念文化交流館


住所

石川県金沢市広坂2丁目2−5


営業時間

①営業時間

9:00~17:00(入館は16:30まで)

※多目的利用室・レトロ体験室は21:00まで

②定休日

年末年始(12/29~1/3)、展示替等


利用料金

石川近代文学館

・一般:350円

・大学生:280円

・高校生以下:無料


アクセス

バス:

JR「金沢駅」より路線バス「香林坊(アトリオ前)駅」下車、徒歩約2分


駐車場

なし(隣の石川県政記念しいのき迎賓館駐車場を利用)


ウェブサイト

http://www.pref.ishikawa.jp/shiko-kinbun/

金沢蓄音器館

貴重な蓄音機の音色を体験できる!


人気観光スポット「ひがし茶屋街」の近くに位置する「金沢蓄音器館」。戦前から蓄音器店を営んでいた八日市屋浩志氏が収集・修理した蓄音機コレクションを展示するミュージアムです。


蓄音機600台以上、SPレコード約3万枚を所蔵し、館内には常時150台の蓄音機を展示。レコードや音の仕組みについて学べるコーナーもあり、音楽の知識がなくても楽しめるスポットです。


金沢蓄音器館の名物と言えば、一日3回開催される聞き比べ実演。エジソンが発明した蝋管用蓄音器をはじめ昭和初期に活躍した大型高級蓄音機まで、色々な蓄音機の音色を実際に聴くことができます。温かみのある重厚なサウンドは、デジタル機器で育った若い世代にも大人気!


また、毎週日曜日には1927年米国ボストン製の自動再演ピアノの実演も行われています。

ノスタルジックな音楽の世界を体感しに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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金沢蓄音器館


住所

石川県金沢市尾張町2丁目11番21号


営業時間

①営業時間

10:00~17:30(入館は17時まで)

②定休日

年末年始(12月29日~翌年1月3日)、展示資料整理のための臨時休館


利用料金

・一般:300円

・高校生以下:無料

・65歳以上:200円(祝日無料)


アクセス

バス:

JR「金沢駅」より北陸鉄道バス「尾張町」または「橋場町」下車、徒歩約3分



駐車場

あり


ウェブサイト

http://www.kanazawa-museum.jp/chikuonki/

いかがでしたか?

今回は石川県金沢市のおすすめミュージアムを5つピックアップしてご紹介しました。

貴重な国宝の香炉で知られる「石川県立美術館」や楽しみながら歴史を学べる「石川県立歴史博物館」など、バラエティーに富んだ美術館や博物館が点在しています。

「金沢市文化施設共通観覧券」というフリーパス券を購入すれば、金沢蓄音器館や中村記念美術館といった市内の文化施設をお得に巡ることもできるので、ぜひチェックして芸術鑑賞に出かけてみて下さい。