上野の山にほど近い鶯谷は、その名の通りに鶯の名所。そんな趣のある土地柄のため、文人墨客(ぼっかく)が好んだ地でもあります。
駅前のホテル街やちょっと怪しいお店に圧倒されることなかれ。ちょっと歩けば閑静な住宅街が広がり、下町情緒たっぷりの歴史ある街なのです。

この記事の目次

寛永寺

寛永寺は徳川家の墓がある、天台宗別格大本山のお寺。正式名称は、東叡山(とうえいざん)寛永寺(かんえいじ)。は古く、寛永2(1625)年にさかのぼります。西の比叡山に対して、「東叡山」と称しています。


広大な上野恩賜公園は、江戸時代には東叡山寛永寺の境内地でしたが、明治6年に、日本ではじめて「公園」に指定され、明治維新後官有地となり、宮内省を経て大正13年に、東京市に下賜されました。上野公園から続く広大な緑地の一角にある寛永寺の境内に足を踏み入れると、都心とは思えない静かで厳かな空気を感じることができます。

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ねぎし三平堂

「昭和の爆笑王」として広く知られる初代・林家三平。かの天才は東京・根岸に生まれたことから、ここ根岸の地に資料館「ねぎし三平堂」があります。


館内には、林家三平ゆかりの品々や資料、写真などが展示されているほか、高座も用意されていて、「三平堂落語会」と題した落語会も開かれています。閑静な住宅街にあり、根岸のシックな街並みの魅力も感じられ、落語好きの方でなくても楽しめる施設になっています。


営業日がちょっと変わっていて、水曜、土曜、日曜となっています。林家三平の「どー(土曜)もすい(水曜)ません(日曜日も開堂)」と覚えてください!

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子規庵

近代文学史上に大きな足跡を残した明治の俳人・正岡子規。35年という短い一生をこの地で終え、当時住んでいた長屋の一部がほぼそのままの間取りで再建されています。それが「子規庵」です。


建物内では、正岡子規の遺品をはじめ、ゆかりの品々を展示しているほか、正岡子規が見ていた景色や縁側などを忠実に再現しています。


正岡子規はこの家を病室兼書斎、句会・歌会の場として使っていたわけですが、わたしたちも句会・歌会・勉強会のために子規庵を使うことができます(利用料は10,000円+利用人数×500円)。詳細は公式サイトに記載されています。

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入谷鬼子母神

「恐れ入谷の鬼子母神」という口上でおなじみの入谷鬼子母神(きしもじん)。正式名称は「真源寺(しんげんじ)」といいます。安産・子育ての神とされる鬼子母神をお祀りしていますが、安産・子育て以外のご祈祷も“効く”と評判です。毎月「8」のつく日に実施しています。


毎年7月6~8日までの3日間で開催する「朝顔市」は、入谷鬼子母神を中心に、言問通りに約60軒の朝顔業者と約80軒の露店が並ぶ、風情ある下町の夏の風物詩です。また、入谷鬼子母神は下谷七福神の「福禄寿」が祀られているので、御朱印をいただくのもおすすめです。

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東京キネマ倶楽部

「東京キネマ倶楽部」はもともとグランドキャバレーとして使われていた施設を、オープンスペースとして各種イベントに貸し出しているホールです。建物を眺めているだけで、大正ロマンのオペラハウスを再現していて、文明開化期の洋館へタイムスリップしてしまったかのような気分になります。


元グランドキャバレーならではのデラックスな内装を活かし、さまざまな多彩なイベントが行われていますが、EGO-WRAPPIN'が主催する音楽ライブは年末恒例となっています。そのほか、ダンスパーティーやアイドルのコンサート、コスプレショーなどまで行われています。

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