京都市の西南部に位置する「西京区」。京都を代表する河川の一つ「桂川」が流れ、嵐山や西山連峰などの山々を有する自然豊かな行政区です。美しい庭園と建築で知られる「桂離宮」や紅葉の名所「大原野神社」など、たくさんの見どころがあります。今回は、京都市西京区の観光名所を5カ所ご紹介します。

この記事の目次

大原野神社

和歌にも詠まれた紅葉の名所


西山連峰の山麓に位置する「大原野神社」。784年(延暦3年)、桓武天皇による長岡京遷都の際に春日大社の神々をお祀りしたことが神社の起こりです。


「京春日」と呼ばれ親しまれる大原野神社は、春日大社や奈良ゆかりの見どころがいっぱい! 春日大社を模した朱塗りの本殿脇には狛犬ならぬ「狛鹿」が鎮座しているほか、鹿をモチーフにした可愛いおみくじやお守りも頂けます。


歴史ある大原野神社は、古来より紅葉の名所としても有名なスポット。参道や奈良の猿沢池にちなむ「鯉沢池」は、赤く色づく紅葉に彩られます。

池のほとりには趣ある茶屋もあるので、景色を楽しみながら一息つくこともできますよ。


2018年11月17日〜25日には、第一回目となる紅葉夜間特別ライトアップも開催予定。17日と18日には、神水の特別授与や鯉沢池での献灯なども行われるので、HPをチェックしてお出かけしてみてはいかがでしょうか。

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大原野神社


住所

京都府京都市西京区大原野南春日町1152


アクセス

バス:

阪急「東向日駅」・JR「向日町駅」より阪急バス乗車、「南春日町駅」下車、徒歩約8分


車:

京都第二外環状道路「大原野IC」から約7分


駐車場

あり(有料)


ウェブサイト

http://oharano-jinja.jp/

勝持寺

紅葉と西行法師ゆかりの桜で知られるお寺


大原野神社とともに大原野エリアにある「勝持寺(しょうじじ)」。飛鳥時代、天武天皇の勅命により役行者が開いたとされる天台宗の古刹です。平安時代後期には歌僧・西行法師が庵を構えたと伝わり、西行ゆかりの八重桜「西行桜」があることから「花の寺」と呼ばれ親しまれてきました。毎年春には西行桜をはじめ約100本の桜が咲き誇り、お寺全体を彩ります。


桜とともに重要文化財に指定された仏像も、勝持寺の大きな見どころ。本堂脇にある宝物館「瑠璃光殿」には、本尊の薬師如来や金剛力士像など数多くの貴重な仏像が安置されています。


参道には竹林などもあり、情緒溢れる雰囲気が魅力の勝持寺。秋は紅葉の名所としても有名です。市街地から離れた場所にあり人も少なめ。紅葉に包まれた境内を、のんびり散策してみてはいかがでしょうか。

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勝持寺


住所

京都府京都市西京区大原野南春日町1194


営業時間

9:00~17:00(受付16:30終了)

※毎年2月は拝観休止


利用料金

・大人:400円 

・中高生:300円 

・小学生:200円


アクセス

バス:

阪急「東向日駅」・JR「向日町駅」より阪急バス乗車、「南春日町駅」下車、徒歩約20分 


車:

京都第二外環状道路「大原野IC」から約5分


駐車場

有り(25台 ・無料)


ウェブサイト

http://www.shoujiji.jp/

桂離宮

日本庭園の最高傑作


「桂離宮」は江戸初期に造営された八条宮家の別荘です。八条宮の初代・智仁親王が、1615年(元和元年)に現在の古書院を築いたことにはじまり、約50年かけて現在の姿に整えられました。


約7万haの敷地には日本の庭園美の傑作といわれる庭園が広がり、池の周りには茶室や書院などの建物が配されています。ドイツの建築家ブルーノ・タウトが「簡素な日本美の象徴」と絶讃した数寄屋建築は一見の価値あり! 意匠が凝らされた庭園と建築はシンプルな中にも遊び心が感じられ、変化に富んだ景色を楽しめます。


ガイドさんの案内の下、お庭の散策を楽しめる桂離宮。以前は予約のみの拝観でしたが、2016年に当日枠が新設され、見学しやすくなりました。

また、2018年11月1日からは維持管理費として18歳以上1人1,000円の参観料が必要になっています。

参観の詳細については、HPをチェックしてみて下さい。

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桂離宮


住所

京都府京都市西京区桂御園


営業時間

①参観開始時間

・9:00 ・11:00・13:00・15:00

事前申込>:日本語 20名 、外国人専用(英語) 20名 <当日申込>:日本語 20名

・10:00・12:00・14:00

事前申込>:日本語 40名 <当日申込>:日本語 20名

・16:00

事前申込>:日本語 40名、 外国人専用(英語) 20名

※当日券は当日8:40から先着順に参観時間を指定した整理券を配布。満員となり次第受付終了

②参観休止日

月曜日(休日の場合翌火曜日が休止日)、年末年始(12月28日~翌年1月4日)


利用料金

18歳以上:1,000円

※中学生・高校生は無料

※小学生以下は参観不可


アクセス

電車: 

阪急電鉄「桂駅」から徒歩で約20分 


バス: 

市バス「桂離宮前」から徒歩で約8分


ウェブサイト

http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html

法輪寺

嵐山を一望できる絶景スポット!


嵐電「嵐山駅」から渡月橋を渡り、徒歩約15分。「法輪寺」は、和銅6年(713年)に元明天皇の勅願により行基菩薩が創建したとされる古刹です。


智恵を司る虚空蔵菩薩を御本尊にお祀りすることから、「嵯峨の虚空蔵さん」と呼ばれ親しまれてきました。数え年十三歳の男女が参詣して虚空蔵菩薩から知恵を授かる「十三まいり」が行われることで知られています。

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長い石段の先にある境内には多宝塔などの見どころがあるほか、展望台が設けられていて渡月橋や嵯峨野をはじめ京都市街を一望できます。

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境内へと至る石段の途中には、電気・電波の守り神を祀る「電電宮」という鎮守社もあり、ITや通信、電気工事といったビジネスパーソンから厚い信仰を集めています。法輪寺の寺務所でmicroSDお守りいうユニークなお守りも頂けるので、関連業種の方はお参りしてみてはいかがでしょうか。

法輪寺


住所

京都府京都市西京区嵐山虚空蔵山町68−3


営業時間

9:00〜17:00


アクセス

電車: 

①阪急嵐山線「嵐山」駅から徒歩で約5分

②嵐電嵐山本線「嵐山」駅から徒歩で約15分


駐車場

あり(有料)


ウェブサイト

http://www.kokuzohourinji.com/

松尾大社

酒造りの神として知られる京都最古の神社の一つ


「松尾大社」は、大宝元年(701年)に豪族・秦氏が社殿を建立したことに始まります。京都洛西の総氏神として、古来より土木、建築、商業などの守護神として信仰を集めてきました。特に秦一族の特技とされた酒造りの神として有名で、境内では全国各地の酒造メーカーから奉納されたたくさんの酒樽を見ることもできます。

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お酒の文化や工程などを紹介する「お酒の資料館」や重要文化財に指定された神像彫刻等を展示する「神像館」、本殿裏にある「霊亀の滝」など、見どころ満載の松尾大社。


四国・吉野川産の青石を200個以上用いて造られた「松風苑三庭」は、昭和を代表する作庭家・重森三玲氏による日本庭園で、趣の異なる3つのお庭を楽しめます。

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山吹の名所としても有名で、毎年4月からゴールデンウイークにかけて「山吹まつり」も行われています。ほかにも年間を通して様々な行事やイベントが行われるので、季節ごとに足を運ぶ楽しみがある神社です。

松尾大社


住所

京都府京都市西京区嵐山宮町3


営業時間

庭園拝観

9:00〜16:00 (日曜・祝日は16:30まで)


利用料金

庭園及び神像館

・大人:500円 

・学生:400円

・子供:300円


アクセス

電車:

阪急電車「松尾大社」駅からすぐ


駐車場

あり


ウェブサイト

http://www.matsunoo.or.jp/

いかがでしたか?

今回は京都市西京区のおすすめ観光名所を5つピックアップしてご紹介しました。

桜や紅葉の「勝持寺」や酒造りの神として信仰される「松尾大社」など、歴史ある寺社が点在する西京区。ほかにも、わらじを履いた幸福地蔵で知られる「鈴虫寺」や世界遺産に登録された「西芳寺(苔寺)」といった観光スポットもあります。紅葉の名所も充実しているので、少し足を伸ばして紅葉狩りに出かけてみてはいかがでしょうか。