上野広小路の「広小路」とは、火災の延焼防止のために幅広く作られた街路のこと。上野の広小路は、寛永寺の門前町から発展した街で、その活気の中心にある松坂屋上野店は2018年で250年を迎えました。
アメ横の賑わいも近く寄席演芸も盛んな上野広小路、なんて楽しいところでしょう!

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パルコヤ

上野広小路のランドマーク「松坂屋上野店」。呉服屋として創業し、明治40年(1907)に百貨店へと業態転換を行いました。日本の百貨店ではじめて「エレベーターガール」を採用したことでも知られています。


そんな松坂屋上野店の南館が、新たな商業施設「上野フロンティアタワー」へと生まれ変わり、パルコの新業態「PARCO_ya(パルコヤ)」(1~6階)がその中核となっています。湯島の有名日本料理店『くろぎ』によるシックな和カフェ&バー『廚(くりや) otona くろぎ』やオーガニックコスメブランド『オサジ』など、流行を敏感にとらえた高感度なショップ&飲食店が入店しています。

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鈴本演芸場

東京にある寄席定席(毎日落語などの演芸を行う場所)の中で最も歴史がありますが、いち早く建物をビル化した近代的な寄席ですね。木戸をくぐったらエスカレーターで3階へ。売店には軽食、自販機ではビールも。


こちらに出演する演者は全員落語協会。ほかの寄席に比べて演者の持ち時間が長く、じっくり話芸を楽しめるのが特徴です。開場時と終演時には木戸口の上で前座さんが寄席太鼓を打っているのを建物の外からも見ることもできます。

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お江戸上野広小路亭

上野広小路の交差点に位置する、不動産の永谷商事が運営する演芸場です。演者さんとの距離も近く、アットホームな雰囲気です。


落語芸術協会の公演を中心に、落語や漫才、講談や浪曲などを楽しめます。主催公演「しのばず寄席」では各派選りすぐりの出演者でバラエティーに富んだ番組が楽しめます。月の後半、夜席は独演会やお笑いライブが中心です。

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吉池

御徒町駅前にそびえ立ち、上野広小路からもアクセス良好の「吉池」。昭和8年創業という老舗で、鮮魚から生活雑貨までなんでもそろう便利なファミリーデパートでしたが、地下2階、地上9階建ての商業ビルに生まれ変わりました。


1階に「吉池」の鮮魚部門が入店し、建物に入ると突然鮮魚売り場が現れます。日本全国から集められた旬の魚、珍しい魚がズラリ。


鮮魚売り場を抜けるとユニクロという混沌ぶりもおもしろい!


地下1階は水産加工品など、地下2階は酒類など、9階は吉池食堂が入店しています。また、ちょっと離れたところに『味の笛 御徒町店』(台東区上野5-27-5)という吉池直営のセルフ方式・安ウマ居酒屋もあります。


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井泉本店

上野はとんかつ発祥の地といわれています。このエリアの蓬莱屋、ぽん多本家、双葉(閉店)を「上野とんかつ御三家」などとも呼び、どこもすばらしいとんかつが食べられるのですが、筆者はこのエリアだと『井泉本店』が雰囲気込みで好きで行きつけにしています。


「お箸できれるやわらかいとんかつ」をうたっていますが、それは本当です。また、ロース定食なら1,350円と安価にいただけるのもうれしいところ。主役のとんかつはもちろんのこと、ごはんやとん汁、お新香、キャベツまできちんとおいしい。カウンターで、揚げ物一品とグラスビールでさくっと飲んで帰っていくような常連さんもいて、粋だなあと憧れます。

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