富山県と長野県とを結ぶ世界有数の山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」(運営:立山黒部貫光株式会社)内の「黒部ダム」で、本日6月26日から観光放水を開始しました。合わせて「立山黒部シーズンウォーク」がスタートします。
放水量は毎秒10トン以上!
黒部ダムは富山県と長野県の県境に位置します。「世紀の大工事」と言われたダム建設のストーリーや、巨大な威容を誇りながらも美しいアーチを描く、その建造物の概容はまさに桁外れのスケール。標高1,508mのダム展望台からは、美しいアーチ型の黒部ダムとエメラルドグリーンに輝く黒部湖、後立山連峰の一大パノラマが眺められることでも知られる絶景スポットです。
そこから放たれる毎秒10トン以上の観光放水は迫力満点の水景!天候次第では虹が出現し、マイナスイオンの天然シャワーが降り注ぎます。

奇跡の「ハート」との出会いも
立山黒部の雄大な自然の中にある、奇跡の風景も見どころのひとつ。「黒部ダム:観光放水」「室堂平:みくりが池」「弥陀ヶ原:池塘(ちとう)」「美女平:立山杉」「称名滝:ハンノキ滝」など、各スポットで幸せを運ぶハートモチーフにめぐり会うことができます。

自由散策イベントを開催
ハート探しをしながらトレッキングを楽しめる自由散策イベント「立山黒部シーズンウォーク ~隠れハートを探せ~」を6月26日から11月9日まで開催。アルペンルート5大スポットである「美女平・弥陀ヶ原・室堂・黒部ダム・称名滝」を核に、立山山頂と芦峅寺を加えた各スポットをベストシーズンにめぐってもらうための、おすすめ7コースを紹介します。第1回は、観光放水が開始される「黒部ダムウォーク(6月26日~7月21日)」です。
オフィシャルサイトと連動したGPS機能付きのMAPを、お客様自身で見ながら自由に散策してもらい、観光スポットの近くに着くとガイド案内や隠れハートのフォトスポットが表示されます。様々な形のかわいい“隠れハート”模様の風景を探しながら、トレッキングを楽しめます。

開催期間
(1)黒部ダムウォーク 6月26日(水)~7月21日(日) 26日間
(2)立山山頂ウォーク 7月22日(月)~8月12日(月) 22日間
(3)室堂平ウォーク 8月13日(火)~9月15日(日) 34日間
(4)弥陀ヶ原ウォーク 9月16日(月)~10月13日(日) 28日間
(5)美女平ウォーク 10月14日(月)~27日(日) 14日間
(6)称名滝ウォーク 10月28日(月)~11月3日(日) 7日間
(7)芦峅寺ウォーク 11月 4日(月)~9日(土) 6日間
参加者にはノベルティをプレゼント
7回に亘る各回のイベントで缶バッチを配布。各エリアのイベント期間中に散策するとスマホ画面に参加応募フォームが表示され、必要事項を入力すると事務局宛にメールが届き、ノベルティ(オリジナル缶バッチ)を郵送にてプレゼントします。参加回数によってノベルティが豪華になるわらしべ長者なウォーキングイベントです。

黒部ダムにまつわる「驚きの数字」トリビア
黒部ダムは、立地や建設ストーリーにスケールの大きい数字がたくさん。思わず誰かに話したくなる豆知識を紹介します。
・黒部ダムの地面からえん堤までの高さは、日本一の「186m」。
・えん堤の端から端までの長さは「492m」。左右のウィングが特徴。
・観光放水で流れ出ている毎秒の水の量は「10t以上」。
・黒部ダムの総貯水量は「2億立方メートル」。石油の輸送に使われるタンカーの約1,000隻分。
・工期は「7年」。
・建設には「延べ1,000万人」の労力を要した。
・工費は5「13億円(当時)」。
・大破砕帯との遭遇も。5.4kmの関電トンネル内で、長さ80mの軟弱な地層から毎秒660Lもの水と土砂が噴出。「突破に7ヶ月」要した。

マイナスイオンの天然シャワーで涼を感じながら、虹とハートの癒しの絶景に出会えるウォーキングを立山黒部アルペンルートで楽んではいかがでしょうか。