兵庫で梅を見られる名所をご紹介します。例年2〜3月に見頃を迎える梅のおすすめスポットのご紹介のほか、2021年の梅まつりやイベントの開催状況も。少しずつ暖かくなる春の日差しの下で、観梅を楽しみませんか。

この記事の目次

須磨離宮公園

2月には梅見会も開催


須磨離宮公園は神戸市須磨区の丘陵にある都市公園です。約82ヘクタールの広大な土地に広がり、大阪湾を望むことのできるすばらしい景観と季節によっていろいろな種類の花を楽しめることで知らます。地元の小学生の遠足先でもある、地元の人々にとっては思い出深い公園でもあります。 


四季折々、様々な花が咲き誇る須磨離宮公園。最もポピュラーなのはバラですが、2月上旬~3月上旬には綺麗な梅も見ることができます。園内には約25種160本の梅の木があり、早咲きの八重寒紅(やえかんこう)から遅咲きの豊後(ぶんご)まで、種類がとても豊富。比較的長い間観梅を楽しめます。同時期には菜の花や椿、水仙も咲いています。

2021年の「梅見会」


同園で梅の開花時期に開催される「梅見会」は、2021年は2月5日(金)~3月7日(日)まで。少し早い春の香りに包まれに行きませんか。

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岡本梅林公園

「梅は岡本、桜は吉野…」とうたわれた地


岡本梅林公園は神戸市東灘区の岡本にある公園です。4566平方メートルの公園で正式名称は「岡本公園」ですが、40種198本の梅の木が植えられていることから「岡本梅林公園」と呼ばるほどの梅の名所となっています。梅の見頃の時期には「摂津岡本梅まつり」も開催され、美しい梅を見ようと多くの方が公園に集まります。


実はここは昔から西摂津の梅の名所として知られており、「梅は岡本、桜は吉野、蜜柑紀の国、栗丹波」とうたわれていることでも有名。岡本梅林公園の梅は種類が豊富なこともあり、多くの種類の梅を楽しむことができます。3月上旬が見頃にはなりますが、早咲き、中咲き、遅咲きと1月中旬から4月上旬まで長い期間楽しめるのも魅力的です。


岡本には岡本梅林公園から北東約20分ほど登ったところに「保久良梅林」もあり、ここからは大阪湾や瀬戸内海の景色を眺めることも可能。岡本梅林公園や保久良梅林までは少し山を登ることになりますが、歩きやすい登り道なので初心者の方でも気軽に行くことができます。梅の季節は、お散歩がてら歩いて行ってみてください。


2021年の「摂津岡本梅まつり」は中止


毎年盛況の「摂津岡本梅まつり」ですが、2021年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりました。



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御津自然観察公園

瀬戸内海を一望する公園で、世界の梅を眺めて


兵庫県たつの市にある御津(みつ)自然観察公園は、瀬戸内海が一望できる場所にある絶景スポット。園内にある「世界の梅公園」は平成5年に開園しました。日本をはじめ、中国、韓国、台湾等各国の梅が約350品種、1,350本植えられています。


梅の中でも、ろう細工のようなつややかな黄色い花を咲かせる中国産のロウバイは50本ほどあります。中国建築をバックに、小春の柔らかな日差しとともに小ぶりの花を咲かせます。


さらに梅資料館の「尋梅館」や休憩施設の「来鶴軒」などの建物もあり、異国情緒を感じさせる場所になっています。展望施設「唐梅閣」からの景色もぜひ見てから帰りましょう。

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綾部山梅林

西日本一ともされる圧巻の梅林風景


綾部山広陵の梅林は24ヘクタールもあるスケールの大きさにまず驚くはず。ひと目で2万本の梅をみることができる場所として、西日本一の梅の名所とも言われるほどです。例年2月から咲き始める梅は、2月中頃に五分咲き、2月下旬~3月上旬に満開になります。


場所によって、梅の花のピンクと海の青が対照的に映える美しい光景を目にすることができるのは、日本全国の中でも綾部山梅林だけだとも言われるほど。その景色は圧巻です。また、梅林内の山の中腹には見晴らし台もあります。梅林は兵庫県の南西部、西播磨の最南端にあるので、天気の良い日は眼下に播磨工業地帯や国立公園新舞子浜の海岸、淡路島や小豆島、そして遠くには四国を望むことができます。


2021年の観梅期は3月20日まで


梅の開花時期に合わせて、写生大会や餅つき大会、猿まわしなど楽しいイベントも開催されます。2021年の観梅期は2月11日(木・祝)~3月20日(土・祝)です。

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石ケ谷公園

明石の梅園で梅の香りも楽しもう


明石市の北西部標高約90mの丘陵地にある石ケ谷公園。ここはカルチャーパーク(文化公園)であり、メイン施設として明石中央体育会館や恐竜を模した大型遊具のある「あそびの丘」、ウォーク&ランコース、梅園、ハーブガーデンなどがあり、大人も子供も家族みんなで楽しむことができる公園です。


石ケ谷公園には梅の名所として知られる「明石の梅園」があり、2月下旬から3月下旬の見頃の季節には約1,000本の白梅と紅梅が甘酸っぱい香りを漂わせ、観梅者で賑わいます。そのほかの植物も豊富にあり、約80種類ものハーブが植えられている「石ケ谷ハーブガーデンズ」では季節によって様々な花々を見ることができます。


家族で散策を楽しめる「ひだまりの広場」や芝生広場では、お弁当を持参してピクニックをしたり、ベンチに座って景色を眺めたりと、自然に囲まれた環境で休日を過ごすことができます。ぜひ、春の週末は梅を見に、石ケ谷公園へ遊びに出かけてみませんか?

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八木のしだれ梅

降り注ぐように咲く、淡路の春の風物詩


四季折々の花々が咲く淡路島の早春の花の見どころは「八木のしだれ梅」。天から降り注ぐように咲くしだれ梅は、一般的な梅とはまた違った魅力にあふれています。


こちらの梅は民家の敷地内にあるのですが、見頃の時期になると一般公開され、その美しい光景を一目見ようと多くの観梅客が訪れる人気スポットに。夜にはライトアップされ、淡路島に春の訪れを感じさせてくれる名木です。


2021年の一般公開は中止


今年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、一般公開は取りやめとなりました。


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広田梅林

地元老人クラブの愛情がこもった450本の梅


南あわじ市の広田地区は、古くから梅の名所として知られた地。しかし、第二次世界大戦の食糧難により、梅ではなく芋が栽培され、梅の木は一度姿を消しました。その梅林を復元するため、昭和41年にふたたび梅を植樹。5000平方メートルの敷地に300本の梅の木が帰ってきました。


この梅を愛情をこめて手入れしているのは地元の老人クラブのみなさんです。現在は隣接地に「広田梅林ふれあい公園」がつくられ、さらに150本の梅の木が植えられています。2月中旬から徐々に花開く梅は、3月中旬まで美しいピンクの景色を見せながら、甘い香りを漂わせます。


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観梅で春を感じて

兵庫で梅を見られるおすすめスポットをご紹介しました。今年はイベントの中止が相次いでいますが、咲いている梅の美しさは健在です。早春のお出かけの計画を立てる参考にしてください。