梅の花がほころび始め、春の訪れを感じる季節になりました。奈良県にも美しい梅を咲かせるスポットが多数。なかでも人気のある7つのスポットをご紹介します。今年はマスクをしての観梅が必須になりますが、マスク越しに香ってくる甘い梅の香りもきっと楽しめるはず。春の日の素敵な1日をお過ごしください。

この記事の目次

月ヶ瀬梅林(月ヶ瀬梅渓)

日本政府が最初に指定した名勝のひとつ


奈良市月ヶ瀬尾山にある月ヶ瀬梅林は「月ヶ瀬梅渓」とも呼ばれ、約1万本もの梅の木がある奈良県立の自然公園です。金沢の兼六園、奈良公園とともに日本政府が最初に指定した名勝の一つで、古くから有名な関西屈指の梅の名所です。高山ダムの建設にともない、梅林は分散されましたが、月ヶ瀬湖の湖水との絶妙な調和がさらに美しい風景となり、観梅客を楽しませてくれます。


月ヶ瀬梅林の梅は咲き始めから2週間ほどかけてゆっくりと見頃を迎えます。移り変わる梅の様子を観梅するのもおすすめです。

梅まつりは3月28日まで


月ヶ瀬梅林では、例年2月中旬〜3月下旬まで梅まつりが開催されます。期間中は俳句大会や写真展など各種イベントも行われます。2021年は2月14日(日)~3月28日(日)です。


なお、今年は臨時バスの運行が中止となっています。最寄りの月ヶ瀬駅からのアクセス方法がないためご注意ください。

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片岡梅林

鹿も観梅に訪れる?奈良らしい梅スポット


奈良公園内の小高い丘の上にある片岡梅林には約250本の梅の木があり、2月下旬から美しい花を咲かせます。タイミングがよければ「鹿と梅」という奈良の春らしい光景を見ることもできるかもしれません。


奈良県内にある大規模な梅林のようなスケールはありませんが、奈良公園を散策しがてら立ち寄るなど、気軽に春を感じるにはぴったり。紅梅と白梅がバランスよく植樹されており、風情のある春の景色を楽しめる観梅スポットです。

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長谷寺

紀貫之が詠んだ梅の香りが今も漂う花の御寺


「奈良大和路の花の御寺」である長谷寺の春は、梅の開花とともにやってきます。桜や牡丹で知られる長谷寺ですが、梅の季節も見ごたえがあります。


長谷寺にある「郷里の梅」は、紀貫之による百人一首の「人はいさ 心も知らず 故郷は 花ぞ昔の 香に匂ひける」の歌で詠まれた梅の木の子孫とされています。甘い香りとともに春の訪れを告げる梅は、当時は桜よりも人々に好まれ、春の代名詞的な花だったそうです。


1200年の時を経て、今も人々の心を春めいた明るい気持ちにさせてくれる梅。長谷寺での観梅ではそんな時空を超えた春の喜びを感じられそうです。

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広橋梅林

展望デッキから梅林を一望!


奈良県の三大梅林の1つである広橋梅林(ひろはしばいりん)。「豊後梅」「見驚梅」「玉英」「寒紅梅」「白加賀」「南高梅」などの品種があり、2月下旬~3月下旬にかけ白、紅、淡桃色、一重咲き、八重咲き……と色とりどり、様々な品種の梅の花が咲きます。約25ヘクタール、5,000本の梅の木があるとされ、展望デッキからは金剛葛城両山や大和平野を見渡すこともできます。


散策道が整備されているので、家族でのハイキングにも最適。梅の花が咲き誇る時期には「梅の里山まつり」が開催されます。様々なイベントも行われるので、参加してみてくださいね!

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賀名生梅林

梅の花がまるで雲海のように


賀名生梅林(あのうばいりん)は北曽木の丘陵を麓から中腹にかけて60万平方メートル 、2万本の梅が見られる梅の名所です。明治時代に果実の収穫のために栽培が拡大し、大正12年に東宮殿下の御成婚記念として5千本の苗が植えられるなどして広大になったとされています。


梅林は2月下旬~3月上旬に見ごろを迎えます。賀名生梅林の梅は純白や淡い紅色が多く、丹生川の支流に南朝のロマンを感じられます。満開のシーズンには、梅の花が雲海のようになり、ほのかな香りが、山々を包み込みますよ。

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郡山城跡

しだれ梅とやぐら内の盆梅で観梅を満喫


大和郡山のシンボルとして親しまれる大和郡山城。桜の名所として知られていますが、風情たっぷりな梅の花もおすすめです。敷地内に並ぶ濃い紅色のしだれ梅は、城下の情緒あふれる光景。まるで江戸時代の春にタイムスリップしたかのような気持ちになれそうです。


しだれ梅が咲く時期にはやぐら内では約120鉢の盆梅が集まる「盆梅展」を開催。野外に咲く梅とはまた違う盆梅の魅力も味わえます。

2021年「盆梅展」は3月10日まで


毎年開催されている「盆梅展」は、2021年は2月6日(土)~3月10日(水)までの開催となっています。愛好家のみなさんが愛情を注いで育てた盆梅が城のやぐらの中に厳かに並びます。期間中の土日には、「猿まわし」も開催します。

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みんぱく梅林(大和民族公園)

雛人形の展示とともに、日本の春を感じて


大和民族公園内にある「みんぱく公園」には、蝋梅、紅梅、白梅が合わせて約140本あります。2月のはじめにまずは蝋梅が花開き、続いて紅梅と白梅が満開に。城下町の情緒ある風景の中で、美しく咲き競います。


梅の時期には、隣接する県立民族博物館に雛人形が展示されます。梅と雛人形という日本の伝統的な春の楽しみを感じられることでしょう。


2021年の「梅まつり」は3月6・7日に


園内の旧臼井家住宅で行われる毎年恒例の「古民家でひなまつり」の開催に合わせ、みんぱく梅林では「梅まつり」を3月6日(土)・7日(日)に開催します。ワークショップや和太鼓の特別公演、スタンプラリーなどが行われ、夜にはしだれ梅がライトアップされます。


「梅まつり」について詳細はこちら>>

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【京都 梅の名所】おすすめ15選!小野小町や菅原道真ゆかりの梅から、樹齢300年のしだれ梅まで

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