東京の新名所・東京スカイツリー。そのお膝元の東京スカイツリータウンに2012年5月にオープンしたのが「すみだ水族館」です。海から遠いビルの中で水族館が運営できているのは、人工的に海水を作りだす技術のおかげ。「京都水族館」に続いて国内で2番目に、完全人工海水化技術を実現したスゴイ水族館なのです。
都心の水族館らしく、ざっくり見て歩けば約5~10分程度で見終わるほどのコンパクトさですが、ここでご紹介する“観察のツボ”を押さえれば数時間~半日は楽しめます。飼育スタッフさんたちが趣向を凝らした展示の数々をじっくりと見て回りましょう!

この記事の目次

◆見どころポイント①マゼランペンギンが近い!!

「すみだ水族館」のペンギンプールは、屋内開放型では国内最大級の規模。ペンギンたちが岩の上をペタペタ歩くのを上から見たり、水中をダイナミックに泳ぐ姿を横から見たりと、さまざまな角度から観察できます。


好奇心旺盛な若いペンギンが近づいてきてくれることもあるので、手をヒラヒラさせたりして気を引いて遊んでみるのも楽しいですよ。

399e5cc48baeb5be

さて、ペンギンにもさまざまな種類がいますが、「すみだ水族館」はマゼランペンギンひと筋。マゼランペンギンのステキなところは、一度パートナーを決めたら毎年同じ相手と巣作りをする一途な性格。一説によると、97パーセントのペアは一生添い遂げるのだとか。つがいで巣穴にこもっていたり、お互いに羽づくろいをしあったりするのが観察できることも。

6813383af4c64267

ペンギンたちはこの飼育環境にすっかりなじみ、繁殖も順調。2012年のオープンから毎年、赤ちゃん(ヒナ)が誕生しています。毎年春(3~5月ぐらい)が赤ちゃんが生まれるシーズンで、それから赤ちゃんのお披露目やお祝い、名前の公募、プールデビューまで、ペンギンの赤ちゃんの成長をみんなで見守るイベントが続きます。

◆見どころポイント②幻想的でミステリアスなクラゲ水槽

フワフワと水中を漂う姿が幻想的なクラゲ。「鶴岡市立加茂水族館」が有名ですが、山形まで行かずとも、「すみだ水族館」で本格的なクラゲの展示が見られますよ!

C520aef018b3e3a7

ただ、水槽を眺めているだけでも癒されますが、クラゲの生態に興味が出たならば「アクアラボ」へ。飼育スタッフさんは白衣を着用し、日夜クラゲの研究や繁殖に取り組んでいます。見どころは、クラゲの幼生(赤ちゃん)から成体(大人)になるまでの成長過程を段階的に展示する円形の水槽。

3fb89774c9910b33

クラゲは原始的な体の作りなのに、繊細で美しい魅力にあふれています。触手や透明な体、複雑な動きは見飽きず、ずっと眺めていたい気持ちになります。

◆見どころポイント③チンアナゴは実は全長30センチ!?

チンアナゴはウナギ目アナゴ科に属する魚。砂の中に巣穴を掘り、その穴から頭と体をにょきっと出している様子が印象的です。

F4eb36d36c891229

いつもは体の半分以上が砂に埋もれていますが、ゴハン(動物性プランクトン)の時間になると砂の中に隠している長い体がニョロニョロと出てきて、けっこう長い!全長はなんと30センチを超えるものもあるほどというから驚きます。


また、チンアナゴに混じって、体が黄色いニシキアナゴ、全体的に白っぽいホワイトスポッテッドガーデンイールなどのチンアナゴの近縁・親戚の魚も同居中。色だけでなく顔つきやしぐさも違うので、見比べるとおもしろいですよ。

B70ad88be44f8d60

◆まだまだある、見どころあれこれ

【オットセイ】

Dd1e361dad4a6d28

水族館の人気海獣・オットセイ。よく似たアザラシとの見分け方は耳たぶの有無。耳があるのがオットセイです。「すみだ水族館」ではメスばかりのガールズチームで賑やかに飼育・展示中。ときどき、お客さんと同じスペースに出てきてパフォーマンスの練習をしているところが見られます。

【金魚】

38febf71972ea455

江戸時代から金魚は庶民の人気者。現在も江戸川区では金魚養殖が盛んです。そんな金魚人気から「すみだ水族館」でも金魚展示を充実させています。金魚の原型のフナから、金魚の王様・ランチュウまでが一度に見られます。

【東京大水槽】

2dc50aa211fa535d

高さ約6mの大水槽で、伊豆諸島・小笠原諸島をはじめとする東京の島々の海を再現。東京の海とは思えないほどカラフルな熱帯性の魚たちが悠然と泳いでいます。