赤坂見附駅は東京メトロ銀座線と丸ノ内線が停まり、さらには永田町駅にも接続しています。この2駅は同一駅扱いなので全部で5路線が乗り入れていることになります。
地上の赤坂見附交差点も五差路の上に立体交差が絡み合う複雑さです。かつて江戸城赤坂御門があったこの場所は、江戸の昔から交通の要所だったのでしょう。

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弁慶堀

豊かな水をたたえた江戸城外堀跡の一つです。弁慶橋の親柱には擬宝珠が施され、趣があります。歴史がありそうですが、意外にもここに橋がかけられたのは明治時代になってから。それまでは堀沿いをもう少し東に進んで赤坂門(東京メトロ南北線永田町駅9a出口のあたり)を出入りしていたそうです。

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名前の由来は当時神田に架けられていた弁慶橋が廃橋した際、その廃材を用いたので名前を継承したのだとか。

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さて、橋のたもとにはボート場があるのをご存じでしょうか。都会のど真ん中で釣りやボートが楽しめる穴場スポットです。特にブラックバス釣りでは知られたところです。

東京ガーデンテラス紀尾井町

バブル期に絶大な人気を博したランドマーク、通称「赤プリ(赤坂プリンスホテル)」があった場所です。現在はホテル、ショップ、オフィスが入る紀尾井タワー、レジデンス、赤坂プリンスクラシックハウスから構成される複合施設となっています。

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弁慶堀に接する「テラスの小道」から続くウッドデッキを行くと、赤坂御門遺構の石垣を見ることができ、北側の「光の森」には緑と水辺のビオトープが整備されています。歴史と自然を感じることのできる希少なスポットです。

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オブジェや噴水が配置され、行き交う人の目を楽しませてくれます。

清水谷公園

紀尾井町は紀州徳川家・尾張徳川家・井伊家の屋敷があった場所です。このあたりの谷から清水が湧き出ていたことから、江戸の昔から清水谷と呼ばれていました。公園となった現在は湧水が復元され茶室や心字池があり、豊かな緑にあふれた癒しスポットになっています。

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公園の中央には大きな碑が立っています。明治の元勲大久保利通がこの地で暗殺されるという「紀尾井坂の変」という事件があり、のちにその業績をたたえる追悼碑が建ちました。また園内には麹町通りの拡幅工事のときに出土した「玉川上水の石枡」もあります。


公園の前の道はゆるやかな坂道になっており、清水谷を案内する柱が立っています。

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豊川稲荷 東京別院

境内を囲む塀に赤いちょうちんが並ぶようすは、青山通りからもとても目立っています。こちら元赤坂の守り神・豊川稲荷東京別院は神社ではなく、“寺院”です。お稲荷さまといえばキツネの神社ですが、こちらのご本尊が白狐にまたがっていることから“稲荷”の通称で呼ばれるようになりました。本山は愛知県豊川市にあります。

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お寺としてのルーツは、江戸時代に“大岡裁き”で有名な大岡越前守が屋敷内に祀った豊川稲荷が起源となっています。境内には七福神が祀られていて、中でも弁天様は得に人気で芸能関係者から深く信仰されています。

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赤坂不動尊 威徳寺

一ツ木通りの繁華な通りからちょっと入ったところにあるのが赤坂不動尊威徳寺です。その歴史は古く創始は天安2年(858)までさかのぼります。現在地に遷座したのは慶長5年(1600)のことです。紀州徳川家の祈願寺であり、御府内八十八カ所霊場のうち75番目の札所となっていました。

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現在は、近代的なビル型寺院となりました。1階入り口を入ると本堂がありお参りすることができます。こちらのおみくじは日本語と英語の2か国語表記となっているのが国際色豊かな赤坂らしいところです。

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