三軒茶屋駅と下高井戸駅の間、わずか10駅を結ぶ世田谷線。最近では、そのレトロな車体や沿線のローカルな雰囲気が人気を集めています。三軒茶屋駅から3駅目の「松陰神社前」駅は、世田谷区役所や松陰神社などを目当てに訪れる人の多いエリアですが、他にも素敵なスポットがたくさん。そのいくつかをご紹介します。

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駅から徒歩数秒! 雑貨屋やカフェが入る商業施設

ゆっくりと走る2両編成の世田谷線に揺られ、松陰神社前駅で降りると、早速目に止まるのが、アパートメント風のおしゃれな外観の「松陰PLAT」さん。

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築50年以上の木造アパートをリノベーションし、2016年4月にオープンした2階建の商業施設。1階に4店舗、2階に5店舗(2018年2月現在は4店舗)が入居し、花屋さんやカフェ、雑貨のセレクトショップなどが入っています。

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2階に上がってみると、木目調の温かな空間が広がっていました。アウトドアチックなアイテムが揃う雑貨屋さんや、奥の方にはアトリエ、カフェ&ギャラリーが。

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そのうちの一つ、「onando」さんは、国内外の陶芸家やアクセサリー作家の作品を中心に、ここでしか取り扱いのないアイテムをジャンルレスに取り揃える雑貨屋さん。毎日の生活を彩ってくれそうな個性的なアイテムが、1坪ほどの空間にぎゅっと詰まっています。

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店内を見ていると、代表の藤本さんがそれぞれのアイテムについて説明してくれました。

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こちらは、繊細な絵付けで人気の葉山出身の陶芸家・つちやまりさんの作品。やわらかな色彩と優しい肌触りで、多くのファンがいるそう。


この他にも、入荷後すぐ陶芸ファンからの問い合わせがあるほど愛されている函館在住の陶芸家・堂前守人さんの作品や、ベルリンの作家によるシンプルながらエッジの効いたデザインのシルバーアクセサリーも並んでいました。

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「家族の住む街ですから、平日には小さなお子さんを連れたご家族もいらっしゃいます。週末になると、友達同士で来店される女の子たちも多いです」と藤本さん。幅広い年代の人がふらっと立ち寄れるスポットが駅から徒歩数秒のところにあるのはうれしいですね。

古き良き時代の面影を残す、アットホームな商店街

松陰PLATを後にし、今度は駅の反対側に行ってみると長い商店街がありました。

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駅のすぐ近くには、おしゃれなカフェ。その隣には、昔ながらの本屋さん。駅から松陰神社に向かう途中には、精米店やお肉屋さんも。近くを通るとコロッケの美味しそうな香りがします。

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今度は駅を挟んで反対側に進むと、老舗パン屋さんやパリの街角を思わせる愛らしいカフェ。途中にある小さなアーケードの中には、ドーナツ屋さんや自然派ワインが人気のビストロなど。そして世田谷通りのあたりまで進むと、八百屋さん、魚屋さんの元気な声が聞こえてきます。歩くだけでもあちこちに目移りしてしまう、盛りだくさんの商店街です。

松陰神社前ブームの火付け役!? 芸術を発信する古書店

松陰神社通り商店街の中に、この街の代名詞的存在「nostos books」さんがあります。

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アート、カルチャーの発信地としてメディアに取り上げられることも多いnostos booksさん。店内には、「日本の芸術文化」をコンセプトにセレクトされたデザインやアート系の古書、写真集を中心に、文庫本や絵本などあらゆる本が並んでいます。トートバッグやタンブラーなどの雑貨も、可愛らしくて個性的。

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月に一度のペースで、さまざまな作家による個展も開催されるそう。この日は、広告・雑誌・書籍などを中心に幅広く活躍するイラストレーターによる、「喫茶店」をテーマにした個展の期間中でした。ぽってりと厚く塗られた絵の具が印象的なイラストをもとにした、カットアウト作品が壁一面にずらり。訪れる際には、開催中の個展のチェックもしてみるといいかも。

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結び

昔ながらのお店が立ち並ぶ中、ここ数年でおしゃれなカフェや雑貨屋などもたくさんオープンした松陰神社前駅。駅から少し歩くだけでも、こんなに素敵なスポットがありました。古今の良いものが揃う街で、自分だけの寄り道コースを探してみてはいかがでしょうか。