駒沢は、東京都世田谷区南東部の住宅地。東急田園都市線で渋谷から約8分という利便さでありながら、武蔵野台地の東のはしっこに位置する緑が豊かなところです。
ランドマークである駒澤大学のキャンパスと駒沢オリンピック公園を中心に、じっくり歩いてみましょう。

この記事の目次

駒澤大学

駅名にその名を冠する街のランドマークが駒澤大学。仏教宗派の一つ、曹洞宗が文禄元年(1592)に設立した学寮「栴檀林(せんだんりん)」を起源とするそうです。のちに曹洞宗大学となり大正2(1913)年に現在の地に移転し、大正14年(1925)に「駒澤大学」と改称しました。

75b0a03d2a044f42
9ca763256d74943a

全学部がこちら駒沢キャンパスにあり、多くの学生が学んでいます。併設の「禅文化歴史博物館」では、学外の方も「禅の世界」に触れることができます。また、近年はお正月の箱根駅伝でも大活躍。駅伝の強豪校としても知られています。

向井潤吉アトリエ館

向井潤吉は、主に日本の茅葺き屋根の民家をモチーフに風景画を描き続けた洋画家です。人呼んで「民家の向井」とも。昭和8年(1933)に、この地にアトリエ兼住居を構えました。

2b149abd4a936724

時代とともに消えゆく、日本の昔ながらの民家を求めて各地へ足を運び、写実表現によってありのままの姿を描き残してきました。

4ca54b1d8207297f

樹木に囲まれた自然豊かな環境が魅力の「向井潤吉アトリエ館」。昭和37年(1962)建造の建物を展示館に改装して、作品とともに世田谷区に寄贈されたものです。年に3回の企画展が催され。四季折々の美しい日本の風景画を観賞することができます。

駒沢給水塔

駒沢給水所は、豊多摩郡渋谷町の町営水道施設として大正13年(1924)に完成。設計はわが国の“近代水道の父”と呼ばれる中島鋭治博士。

Ba7f28b3df02d5d3
C5dc062dd7f67f21

現在、敷地内は立ち入り禁止で入れませんが、周囲から給水塔を眺めることができます。塀が高く一部しか見えませんが、王冠を模した上部の装飾にご注目。大正ロマンを感じさせる独特のデザインは一見の価値ありです。「双子の給水塔の聳え立つ風景」として世田谷区の地域風景資産に選ばれ、また土木学会による土木遺産にも認定されました。

駒沢緑泉公園

この街で公園と言ったら「オリンピック公園」が有名ですが、知る人ぞ知る穴場の公園が「駒沢緑泉公園」です。

C26f5750a3ce4797
E831da68fbced2d3

玉川通りから住宅街の細い路地を抜けると噴水のある広場が現れます。その奥は「樹木園」と呼ばれ、木々が生い茂る林の中を小川が流れ池に注ぎます。


さらに北側には子ども向けの遊具があるエリアもあります。隣接する「駒沢はらっぱプレーパーク」とともに、地元の方に愛されている駒沢のもう一つのオアシスなのでした。

駒沢オリンピック公園

駒沢といえば、「駒沢オリンピック公園」。昭和39年(1964)の東京オリンピックの際は第2会場として利用され、レスリングや「東洋の魔女」が活躍したバレーボールなどの競技が行われました。

7db802ccc5704d03

広大な園内にはさまざまなスポーツ施設が設けられています。サイクリングやランニングはもちろんのこと、売店で軽食を調達して芝生でピクニックを満喫したりと天気がよい日には絶好の憩いスポットです。

A9327e7dce12c225

園内には「東京オリンピックメモリアルギャラリー」があり前回オリンピックの資料を中心に展示を見て触れて楽しむことができます。