月島といえばもんじゃ焼き。専門店が軒を連ねる商店街は、再開発が進行中でまだまだ進化の途上のようです。そんな中で知る人ぞ知る観音様やお地蔵さま、そして銭湯までご紹介します。地元の方との温かい触れ合いや、すてきな景色との出会いが待っていますよ。

この記事の目次

もんじゃストリート(月島西仲通り商店街)

いつの頃からか、東京名物もんじゃ焼きの街として全国的に知られるようになりました。専門店が軒を連ねる月島もんじゃストリートは正式名称「月島西仲通り商店街」といいます。

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右を向いても左を向いても「もんじゃ焼き」。事前にリサーチをしてから出かけるのもいいですが、直感で選んで入ってみるのも一興です。

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通りの中ほどに突如現れるレトロな建物は、役目を終えた交番。大正15(1926)年にできた、警視庁で現存する最古の交番建築です。90年以上もこの街を見守り続けてきたんですね。

月島観音

もんじゃストリートの途中にあるビルの1階にあるのが、「月島開運観世音」。

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昭和26年(1951)に地元有志により観音堂が建てられ、信州善光寺の別院となりました。開運のご利益はもちろん、失せ物発見や病気平癒を願う人からも信仰を集めています。

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ビルの1階には観音様が鎮座し、その手前には「月島温泉」の立派な看板とエレベーターがあります。この2階が銭湯になっています。観音さまともども、古くか地元の方に愛されてきた地域コミュニティでもあります。入浴の際には、ご常連に無礼のなきよう、マナーを守ってお湯を楽しみましょう。

佃天台地蔵尊

佃1丁目、民家の合間に、わずかに人ひとりが抜けられる路地。入口にはランプとともに「佃天台地蔵尊」ののぼりと看板が掲げられています。

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路地の中をのぞき込んでも、向こう側しか見えません。いったいどこにお地蔵さまが……? と歩を進めると、路地の途中にお堂がありました。

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こちらは珍しく、石板にお地蔵さまが刻まれています。そして目を引くのは大きなイチョウの木。驚くことに、お堂の天井を突き抜けています。お参りを済ませて路地を抜けると、鮮やかな玉垣に囲まれたお社が現れます。こちらは「波除於咲稲荷神社(なみよけおさきいなりじんじゃ)」。境内には力比べに用いた「さし石」が置かれています。

佃小橋

佃堀に架かる朱塗りの橋。欄干にはねぎぼうずをかたどった擬宝珠が施されています。この橋が「佃小橋」。

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なんとも趣があり、背景に映る高層マンションとのコントラストがおもしろいです。この橋の下には江戸幕府から建立を許されたという、住吉神社の本祭で建てられる大幟の柱などが埋められているそうです。

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橋のたもとのマンション1階には「日の出湯」があります。下町の銭湯らしく、お湯がとても熱くてゆでダコみたいになってしまいました。江戸っ子は熱い風呂が好きなんですね。

住吉神社

徳川家康が江戸入りする際に、縁の深い大阪・佃の漁民らも移住してきました。当地を与えられ佃島として、住吉神社の分霊を移して創建したのが起源だそうです。以来漁師町の神様として、また水運関係の人々からの厚い信仰を集めてきました。

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正面の石鳥居に掲げられている額は珍しい陶製のもの。水盤舎(すいばんしゃ:手と口を清めるところ)は瓦葺きの立派な造りで欄間には船や潮干狩りなどの往時の風景が彫られおり一見の価値ありです。

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周辺には特産品である佃煮を売る老舗があり、佃島渡舟場跡の隣には「佃まちかど展示館」があり、住吉神社の千貫神輿(せんがんみこし)をガラス越しに見られます。

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