国立市は、東京を代表する「学園都市」の1つ。閑静な住宅街には、芸能人や作家が住んでいるなどの話から、中央線の駅の中でもセレブ感がある街といわれています。
そんな国立駅から甲州街道方面に伸びている「大学通り」にスポットを当て、ふらっと立ち寄りたくなる寄り道スポットをご紹介します。
この記事の目次
【春は桜、秋冬はイルミネーションが輝く「大学通り」】
毎年春になると、大学通り沿いは見事な桜が咲き誇り、たくさんの花見客が訪れます。また、イチョウの木が黄色く紅葉する頃に、「国立天下市」が行われ、通り沿いにお祭りの屋台や国立商工会のお店がズラリと軒を連ねます。クリスマスシーズンになると、イルミネーションが点灯するなど、大学通りは年間を通して人気のお散歩スポットとなっています。
【新しい駅舎に誕生した「nonowa」】
JR中央線の国立駅は、旧駅舎から新しい駅舎にリニューアルされ、高架下を利用した商業スペースの「nonowa」が誕生しました。
「nonowa」はEASTとWESTで分かれていて、EASTはベーカリーやファッション雑貨、カフェ、書店などが入っています。
WESTは、ザ・ガーデン自由が丘や中島水産、大川水産などの他に、惣菜や和洋菓子店などが入っているほか、カフェスタイルの定食屋さんや、おにぎりやお茶漬けが食べられるお店、ふらっと立ち寄り、ジェラートなどを食べ歩くこともできます。
【作家が打ち合わせに使う喫茶店「ロージナ茶房」】
1954年に、国立の街に誕生した「ロージナ茶房」は、名だたる作家が出版社と打ち合わせに使っていた場所としても知られています。
「ロージナ茶房」は、名前こそ「茶房」ですが、ガッツリ食事も楽しめます。中でもとびきり辛いことで知られる「ザイカレー」が人気メニューで、カレー通もおススメする美味しさです。
その他、ナポリタンやグラタンなどの洋食メニューもあり、老若男女問わず幅広い年齢のロージナファンがいます。
また、このお店に来たら食後に食べてほしいのが、「フルーツゼリー」。手作り感たっぷりのゼリーは、SNS映えするデザート間違いナシ!
ちなみに、ランチタイムはフルーツゼリー(もしくはコーヒー・紅茶・オレンジジュース)がついているのでおトク♪
【老舗洋菓子店の「白十字」はあのアニメ映画にも登場】
国立の「白十字」は、1955年創業の老舗洋菓子店です。
国立には「国立音楽大学付属学校」があることから、音楽をモチーフにした焼き菓子などが多くならんでいます。また、喫茶スペースで演奏会や発表会なども行われることもあることから、グランドピアノも完備。タイミングが良ければ生の演奏を聴くこともできる素敵な洋菓子店です。
実は白十字は、細田守監督の「おおかみこどもの雨と雪」の作中に登場する洋菓子店です。
写真は、花が待ちぼうけしたり、彼(おおかみおとこ)と会えた瞬間に抱きつくシーンなどで登場する店先。
店内は手作りの洋菓子がズラリと並び、奥の方は喫茶スペースになっています。
レトロな雰囲気の店内では、サンドイッチやピザトーストなどの軽食ほか、夏季はかき氷なども味わえるなど、近くの学校に通う学生から、創業当時から通い詰める老人まで幅広いお客さんで賑わっています。
【こだわりのキッチングッズやカフェがオシャレな「GEORGE'S」】
2016年に「本とくらしと食卓」をテーマに リニューアルオープンした「GEORGE'S」は、店内にカフェもオープン。
広々とした店内を回っていると、欲しいものが次々に出てきてしまう、ちょっぴり危険な雑貨屋さんです。
友達へのプレゼントやお世話になって人へのギフトなど、いろいろ組み合わせれば素敵なギフトセットが作れること間違いナシ。 また、新生活で何かと買い揃えたい季節にふらりと立ち寄ると、欲しいものがいっぱい出てきてワクワク!!
友達をたくさん呼びたくなるようなオシャレなお部屋作りの参考にもなります。
【国立の癒しスポット「一橋大学」】
なんとなく入りづらい大学キャンパスですが、入ると中ではたくさんの子供たちが遊んでいます。
国立に住む人たちは、キャンパスをお散歩スポットとして利用する人が多く、芝生で寝転んだりベンチで本を読んだり、のんびりとした時間を過ごしています。ここでのんびり過ごす人を見ていると、だんだん自分も癒されるという不思議なスポットです。
先ほど紹介した「白十字」同様、「おおかみこどもの雨と雪」の花と彼(おおかみおとこ)が通う大学として登場したことから、ファンが聖地巡礼に訪れています。
時計塔がある校舎の「図書館」は、蔵書が充実していることから「大学図書館ランキング」でもたびたび上位にランクインしているそうです。ただし、建物内には一般の人は入れませんのでご注意を。
国立西キャンパス内にある「兼松講堂」は、株式会社兼松商店(現兼松株式会社)から創業者兼松房治郎翁の遺訓に基づき寄贈を受け、伊東忠太の設計により1927年に創建されたロマネスク様式の建物です。
一橋大学は東西に分かれており、こちらは東門。
東本館も兼松講堂同様、ドラマのロケなどで使用されたりしています。
お散歩するなら西門の方が向いていますが、建物を見て歩くなら東本館も素敵なのでおススメです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は国立でも一番人気がある「大学通り」をご紹介しました。
国立は大学通りの他にも、南西に放射線状に伸びる商店街もありますので、今後もご紹介したいと思います☆