葛西臨海水族園といえばクロマグロ。なんと今から約30年前に“群れ”で見せる展示を長期的・常設的に見られる展示に成功しました。
現在展示しているクロマグロの数は約70匹で、その中でもっとも大きな個体は全長約150cm、体重約60kgにもなります。大迫力のクロマグロの群泳を見ることができます。イルカやアシカのような華はありませんが、その生態は謎の部分も多く、しみじみとしたおもしろさがあります。

この記事の目次

◆見どころポイント① 超速・ダイナミックなクロマグロの群泳「アクアシアター」

葛西臨海水族園は、生きて泳いでいるクロマグロを見られる珍しい水族館。それも、群れで回遊する、自然に近いかたちで見られるなんてなかなか希少です。水量およそ2,200トンものドーナツ型の大水槽を悠々と泳ぐ様子が見られます。

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ちなみに種類は、マグロ類の中でももっとも大きなクロマグロ。希少価値が高く“黒いダイヤ”とも呼ばれるように、寿司ネタとしても高級品とされています。

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スタッフのガイドを聞きながら、エサを食べる様子が見られる「エサの時間」(14:30~)も必見。猛スピードで「我先に」とエサを求めるマグロの迫力には圧倒されてしまいます。

◆見どころポイント② 国内最大級のペンギン展示

「ペンギンの生態」では、フンボルトペンギン、フェアリーペンギン、ミナミイワトビペンギン、オウサマペンギンの4種類を飼育しています。ただし、南極周辺の島に生息するミナミイワトビペンギンとオウサマペンギンは、暑い日本の夏が苦手。夏は冷房の効いたバックヤードで待機となり、秋ごろになるまで姿を見ることができません。

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ペンギン水槽はとても広く、見ごたえばっちり。上からプカプカ浮いているところを眺めたり、半地下からガラス越しに泳いでいるところを眺めたり、楽しみ方はあなた次第。時間を忘れて見ていられそう。陸上部分で、フンボルトペンギンのペアを見つけるのも一興です。フンボルトペンギンは、繁殖の相手を決めれば一生添い遂げる率が高い一途なペンギンなのです!

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そのほか、毎日10:30と15:00に「エサの時間」、12:30には「ペンギンはなんのなかま?」というガイドなど、イベントも楽しみです。

◆見どころポイント③ 東京、モントレーなど世界の海が集合

葛西臨海水族園がアメリカ「モントレー湾水族館」と友好提携をしていることから「モントレー湾の自然」をテーマにした水槽があり、人気となっています。

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海藻が茂る「海藻の林」の中で、美しい魚が暮らしています。海藻はジャイアントケルプという種類。ラッコが流されないように体に巻き付ける海藻としても知られています。

 

寒い海の魚の展示も充実しています。丸くて愛嬌のある顔をしている水族館の人気者・ダンゴウオが人気ですが、小さくてなかなか観察しづらいのが残念なところ。でもこちらにはかわいいダンゴウオの仲間でありながら、体が何倍も大きいランプサッカーという魚がいます。

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 大きいので、ダンゴウオ科の特徴である腹びれの“吸盤”もよく見えます。顔もユーモラスで見飽きません。

◆まだまだある、見どころあれこれ

【スミツキザメ】

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サメ水槽の中にスミツキザメという小さめのサメがいます。サメは魚の中では軟骨魚類というグループに属しており、生態や繁殖については謎の部分が多い神秘的な生き物です。この水槽の中でスミツキザメが、2018年3月19日に40cmほどの幼魚を生みました。一度、裏側へ移しましたがその後自分でえさを食べはじめ、泳ぐ力も十分にあるので水槽にへ戻しました。

【ふれあいコーナー】

「しおだまり」コーナーでは磯の生き物にいつでもさわれます。子どもは大喜び間違いなしです。また、整理券が必要ですが、サメやエイを触れるふれあいコーナー「タッチンフィーリン」も大人気。午前の部と午後の部に分けて実施しています。

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【深海】

照明を落とした暗い「深海の生物」コーナーは雰囲気抜群。美味&高級な魚として知られるキンメダイがヒラヒラ泳ぐ中、視線を落とすと大きなカニ……。クモガニ科に属する世界最大のカニ・タカアシガニです。成長したオスは、両脚を広げると、なんと4メートルにもなることもあるそうです。

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