梅雨は雨の日が続き毎日ジメジメとして、どうしても外出しづらい時季。でも、梅雨時期に見ごろを迎えるお花もあります。その中の一つが花菖蒲。関東の花菖蒲の名所・見頃のおすすめを5つご紹介します!
【東京】皇居東御苑
菖蒲田に所狭しと3,000株が咲き誇ります
皇居東御苑は、旧江戸城の本丸・二の丸・三の丸の一部を宮殿の造営にあわせて皇居附属庭園として整備されたもの。1968年(昭和43年)から公開されています。
こちらの花菖蒲は、皇居東御苑造営に際し、明治神宮の菖蒲園より株分けされたものです。菖蒲田の周囲は歩道があり、1周しながら見ることできる名所になっています。

【見頃の時期】
6月上旬~6月下旬
【花菖蒲の数】
84種・約3,000株
【公開日】
次に掲げる日を除き、皇居東御苑は公開しています。
- 月曜日・金曜日(月曜日が休日で公開する場合は火曜日を休園)
- 12月28日~1月3日
- 行事の実施、その他やむを得ない理由のため支障のある日
※天皇誕生日以外の「国民の祝日等の休日」は公開とします
【公開時間】
- 4月15日~8月31日:9:00~17:00(入園は16:30まで)
- 9月1日~10月31日:9:00~16:30(入園は16:00まで)
- 11月1日~2月末日:9:00~16:00(入園は15:30まで)
- 3月1日~4月14日:9:00~16:30(入園は16:00まで)
【料金】
無料
【アクセス】
電車:
①東京メトロ丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線・都営地下鉄三田線「大手町駅」から徒歩で約5分
②東京メトロ東西線「竹橋駅」から徒歩で約5分
③東京メトロ千代田線「二重橋前駅」から徒歩で約10分
④JR・東京メトロ丸ノ内線「東京駅」から徒歩で約15分(丸の内側)
【東京】小岩菖蒲園
江戸川河川敷に広がる100種類・5万本の花菖蒲
江戸川の河川敷に広がる小岩菖蒲園は、地元の方から寄贈された花菖蒲をもとに、区が回遊式の庭園にしたもの。約4,900平方mの菖蒲田には見ごろの時期には約50,000本の花菖蒲が咲き誇り、都会のオアシスとして都内名所の1つになっています。
2021年「小岩菖蒲園まつり」は中止
また、6月には「小岩菖蒲園まつり」も開かれ、期間中の土日はJR小岩駅から直通バス(有料)も運行されますが今年は開催を中止。直通バスの運行もありませんのでご注意ください。

【見頃の時期】
6月上旬~6月中旬
【花菖蒲の数】
100種・約50,000本
【利用時間】
河川敷のため特に利用時間の制限はなく、休園日もありません。
【料金】
無料
【花菖蒲のイベント】
小岩菖蒲園まつり
例年6月上旬~6月中旬
※2021年は中止
【アクセス】
電車:
京成電鉄「江戸川駅」から徒歩で約5分
バス:
①(小岩菖蒲園まつり期間中の土日のみ)JR「小岩駅」から直通バスで約15分(運賃220円)
②JR「小岩駅」から京成タウンバス〔新小52〕市川駅行「小岩駅北口」乗車、「江戸川駅通り」下車、徒歩で約10分
③JR「小岩駅」から京成バス〔小72〕江戸川スポーツランド(または一之江駅、または瑞江駅)行「小岩駅」乗車、「一里塚」下車、徒歩で約15分
【神奈川】横須賀しょうぶ園
国内有数の規模の菖蒲園に14万株が咲き誇る
横須賀しょうぶ園は、全国有数の規模を誇るしょうぶ園。5月下旬~6月下旬になると、412種類・140,000株もの花菖蒲が3.8haの敷地に咲き誇る名所です。
2021年の「花しょうぶまつり」は中止
6月には例年「花しょうぶまつり」「ふじまつり」が催され、多くの観光客が訪れますが、今年は開催中止となっていますのでご注意ください。

【見頃の時期】
5月下旬~6月下旬
【花菖蒲の数】
412種・約140,000株
【場所】
神奈川県横須賀市阿部倉18-1
【開園時間】
5月~8月:9:00~19:00
9月~4月:9:00~17:00
【休園日】
毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日休園)
※4月~6月は無休
- 休日の翌日(翌日が土・日に当たる場合は開園し火曜日が休園)
- 12月29日~1月3日
【料金】
4月~6月:大人310円 小・中学生 100円
※上記の期間以外は無料
【アクセス】
バス:
①JR「衣笠駅」からバス「しょうぶ園循環」(約10分)「しょうぶ園」下車
②JR「衣笠駅」からバス「池上経由横須賀駅行」または「汐入駅行」(約5分)「池上中学」下車、徒歩で約15分
③京急電鉄「汐入駅」からバス「池上経由衣笠駅行」(約15分)「池上中学」下車、徒歩で約15分
【神奈川】小田原フラワーガーデン
花菖蒲とともに、睡蓮やアジサイも見頃に!
四季折々の花を楽しめる「小田原フラワーガーデン」の6月は花菖蒲、睡蓮、アジサイと、日本の梅雨時期の美しい花々が一斉に花開きます。
一般的な「一面に広がった植栽」ではなく、「渓流の水辺を縁取る」ように花を植栽している点が特徴。水鏡によって花が水面に映り込む景観を楽しむことができます。

2021年「花菖蒲・睡蓮まつり」は6月27日まで
花菖蒲や睡蓮の見頃に合わせ、2021年6月1日(火)から6月27日(日)まで「花菖蒲・睡蓮まつり」を開催。詳細はこちらの記事でもご紹介しています。

【千葉】水郷佐原あやめパーク
水郷の情緒あふれる風景に150万本もの花菖蒲が咲き乱れ
水郷佐原あやめパークは、水郷筑波国定公園内に位置し、約8haのパークには、島や橋・水面などが配置され、昔懐かしい水郷の情緒を味わえる名所となっています。
また、6月の「あやめ祭り」では江戸・肥後・伊勢系など400品種150万本の花菖蒲が咲き乱れ、一面を色とりどりに染め上げます。あやめ祭り期間中は毎日、園内を小舟で巡る「園内舟めぐり」に参加できます(有料)。
2021年の「あやめ祭り」は5月29日(土)~6月27日(日)の開催となっています。

【見頃の時期】
5月下旬~6月下旬
【花菖蒲の数】
400種・約1,500,000本
【開園時間】
- あやめ祭り期間:8:00~18:30
- はす祭り期間:7:00~15:00
- その他の期間:9:00~16:30
※入園最終受付は閉園の1時間前
【休園日】
- 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
- 年末年始(12月28日~1月4日)
※あやめ祭り・はす祭り期間中は無休
【料金】
- あやめ祭り期間中:大人 800円 小・中学生 400円 65歳以上 700円
- あやめ祭り期間を除く5月~8月:大人 600円 小・中学生 300円 65歳以上 500円
- 9月~11月:大人 200円 小・中学生 100円 65歳以上 150円
- 12月~3月:無料
- 4月:大人 200円 小・中学生 100円 65歳以上 150円
※大人とは15歳以上(中学生を除く)
【花菖蒲のイベント】
あやめ祭り
例年5月下旬~6月下旬
【アクセス】
バス:
①(あやめ祭り期間中のみ運行)JR成田線「佐原駅」から水郷佐原あやめパークまでシャトルバスで25分(料金:中学生以上 500円 小学生 250円 小学生未満無料)
②JR成田線「佐原駅」から佐原循環バス(北佐原・新島ルート)(約35分)「水郷佐原あやめパーク」下車(平日のみ運行)
【埼玉】染谷花しょうぶ園
さいたま市内で2万株の花菖蒲を楽しめる6月限定の園
染谷花しょうぶ園は1983年(昭和58年)より、毎年6月のみ開園しています。約8,000平方mの面積に約200種類、約20,000株の花菖蒲が咲き誇る名所です。ほか、6月中旬以降にはあじさいも楽しめます。
園内には池や、八つ橋、あずまや、茶室などの施設があり、材料すべてが木や竹を用いているのも特徴です。

【見頃の時期】
6月上旬~6月下旬
【花菖蒲の数】
200種・約20,000本
【開園期間・開園時間】
例年6月1日~6月30日 9:00~17:00
【料金】
- 大人(中学生以上) 500円
- 小人(小学生のみ) 200円
- 75歳以上 平日200円、土日500円
【アクセス】
バス:
JR「大宮駅」東口より国際興業バス7番乗り場から「浦和美園駅行」「浦和学院高校行」「さいたま東営業所行」のいずれかに乗車、「染谷新道」で下車、徒歩で約10分
いかがでしたか?
梅雨どきは何かと家にこもりがちですが、各所にこの時期の代表的な花・花菖蒲の名所があることが分かりましたね!
特に規模として国内でも指折りの花菖蒲の名所が関東にはあります。
見頃になったら外に出て、足を延ばせるエリアで日帰りで関東の花菖蒲園までお出かけしてみたいところ。こちらを参考に花菖蒲を存分に満喫してください!