千葉県市川市に新しい道の駅「道の駅いちかわ」が2018年4月オープン。都心に一番近い道の駅ながら意外と緑も多く、また地元食材を使ったイタリアンのレストランも大人気!手軽にプチ旅行気分も味わえる穴場スポットをご紹介します!
この記事の目次
東京と千葉の境・市川市の北部のコンパクトな道の駅
「道の駅いちかわ」は、東京から江戸川を渡り千葉県に入ってすぐの市・市川市の北部にある道の駅。面積は17,300平方mとのことで、道の駅の約半数が10,000平方m未満であることを考えれば広めなほうではあるようなのですが、印象としてはコンパクトな道の駅でした。
車での入口は、国道298号線の交差点から右左折した進入路の先にあります。信号のある交差点なので、どちらの方向から来ても入りやすくなっています。

駐車場に入ってすぐは大型車用の駐車スペースが広くとられていて、一般の小型車用のスペースは奥のほう(上の画像では左側)。
ただ、現在はオープンから間もないのと外環道開通(6月2日)の前だからか、大型車用の駐車場にバスやトラックはほとんどなく、多くの小型車がこの大型車用スペースに駐めていました。

それではさっそく施設をご紹介します!建物の中にあるのは下記の4つです!
- メルカートいちかわ(ショップ)
- トラットリア アル ポンテ(レストラン)
- いちcafe(カフェ)
- 珈琲焙煎処(珈琲豆店)
ショップには地元の名産品と産直野菜
「道の駅いちかわ」内のショップの名前は「メルカートいちかわ」。こちらでは市川市や千葉県の名産品や、地元で採れた野菜などが売られています!

こちらは梨のジュース。市川市は、最近は隣の船橋市のほうが認知度が上がっているものの、梨の大きな産地なのです!

行徳(ぎょうとく)は市川市の南部の東京湾にほど近い地区。東京メトロ東西線の駅もありますね。こちらの「三番瀬」では、海苔の養殖が今も行われています。


千葉県は醤油の生産が日本一。また、南房総はびわの名産地。こうした県内の特産品も、こちらで買うことができます。

千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」グッズのコーナーもあります。チーバくんの生みの親のイラストレーター・絵本作家の坂崎千春さんはSuicaのペンギンの作者であることでよく知られていますが、坂崎さんは市川市出身の方なのです。

売られていた野菜も紹介します。こちらは市川産のほうれん草。左下に写っているミニトマトも千葉県産のものになります。

こちらは市川産の葉つき大根。葉を刻んで油いためなどにいいですね!

ふつうの大根も売っています。こちらも葉がついているのがうれしいですね!

手前のキャベツは市川市の隣の松戸市から。隣の長ネギは市川産です。
その他、高知県産のなすや鹿児島県産のピーマンが置かれることもありましたが、せっかくなので地元産の食材を狙いたいですね!
ポイント
- 野菜を買うなら早めに!
今回訪れた日は午後の2時ぐらいまでは比較的豊富にお野菜が置かれていましたが、午後3時を過ぎてきたあたりは空になった棚も多数に。野菜狙いならお昼ごろの時間帯を今回お薦めします。
- クレジットカード未対応なので現金を!
「道の駅いちかわ」は今回の訪問時(4月末)ではクレジットカード払いが未対応でした。この時点では対応完了予定はまだ未定ということだったので、現金を持参しましょう!
レストランは地元食材も使ったプチ贅沢なイタリアン

「道の駅いちかわ」のレストラン「トラットリア アル ポンテ」は、日本橋浜町のイタリアンレストラン「アル ポンテ」のオーナシェフで千葉県生まれの原宏治さんのイタリア料理を堪能できるお店なんです。
こちらのメニュー、ごく一部ですがいくつかご紹介します!

- 市川市行徳港のペスカトーレ(魚介のパスタ漁師風) 2,000円(税抜)

- 『いちかわファームさん』のトマトとバジリコとモッツァレラチーズのクリームソース スパゲッティ 1,500円(税抜)

- ピッツァ マルゲリータ 1,200円(税抜)
価格帯としては、前菜が400円~1,200円程度で、お料理は1,200円~2,000円のものが多くありました(ただステーキになると3,000円や6,000円のものも!)。
道の駅のレストランとしては高めなように感じる方もいるかもしれませんが、道の駅で本格的なメニューが用意されていることがかなりありがたいことのように感じました。
ポイント
- 地元ならではのメニュー
せっかくの「道の駅いちかわ」、地元にちなんだものを食べたいですよね。メニュー表を見て地元食材を使っているなど、地元ならではと思われるものを名前だけですがご紹介します!
- 総州三元豚 白王ロース肉のグリル 1,800円(税抜)
- オリジナルサンドピッツァ『いちかわファームさん』の小松菜とアンチョビ入り 1,600円(税抜)
- 『いちかわファームさん』のサラダ 900円(税抜)
- 『いちかわファームさん』のトマトとモッツァレラチーズのサラダ(カプレーゼ) 1,200円(税抜)
- 市川市行徳港のペスカトーレ(魚介のパスタ漁師風) 2,000円(税抜)
- 『いちかわファームさん』のトマトとバジリコとモッツァレラチーズのクリームソース スパゲッティ 1,500円(税抜)
- 「道の駅いちかわ」風 カンノーリ 600円(税抜)
- クレジットカード未対応なので現金を!
「道の駅いちかわ」は今回の訪問時(4月末)ではクレジットカード払いが未対応でした。予め現金を持参しましょう!早くクレジットカード対応になるといいですね!
カフェのコーヒーは300円から

カフェ「いちcafe」は軽食・喫茶メニューを中心とする飲食スペースです。軽食はクロワッサンではさんだサンドイッチがメインになります。
おもなドリンク・スイーツのメニューは下記のとおりです(価格は税抜)。
- ドリップコーヒー M300円 L350円
- アメリカン M300円 L350円
- アイスコーヒー L350円
- エスプレッソ S300円 W450円
- カプチーノ M350円 L400円
- カフェラテ M350円 L400円
- ブラッドオレンジジュース 400円
- リモナータ 275ml 500円
- キノット 275ml 500円
- クロワッサン ブルーベリーバルサミコ添え 300円
- クロワッサン サンド 生ハム 650円
- クロワッサン サンド モルタデッラ 550円
- クロワッサン サンド サラミ 550円
- クロワッサン ソフトクリーム 400円
- クロワッサン ソフトクリーム トッピングソース 各50円
- アフォガード エスプレッソ(S)添え 700円

席はゆったりと落ち着いた雰囲気です。それでも人が多い時はかなりの賑わいになります!
カフェの奥からはコーヒーのいい香りが

いちcafeの奥の方にはコーヒー豆店があり、一人ひとりの好みに応じて豆を焙煎してもらえるようです。道の駅なのにすごいですね!

ドリッパーやケトル、カップなども販売されています。
道の駅の裏手の緑でリラックス
そんな「道の駅いちかわ」。この日はゴールデンウィークの真っただ中だったのですが、レストランの窓の外を見るとこいのぼりの影が少し見えたので、食事後に道の駅の裏手に回ってみました。

すると川の上で数百匹ものこいのぼりが風に乗って泳いでいました!こいのぼりは川面にも映っていて、とても癒されます。
この辺りは国分川という川の調整池があるのだそう。さらに2分ほど歩くと、その調整池付近でもっと大きなこいのぼりが雄大に泳いでいました!

なんでもこの時期は例年この場所で「こいのぼりフェスティバル」が催され、500匹以上のこいのぼりが大空を泳ぐのだそうです!
「道の駅いちかわ」ができたことで、今後このイベントがさらに盛り上がるかもしれないですね!
とにかくこの「道の駅いちかわ」の裏手は、表の車通りが嘘のように思えるほど静かで、また緑が多く、ちょっとした散歩に最適でお薦めです!

ちなみに「道の駅いちかわ」では電動アシスト自転車の貸し出しもやっています。1日500円だそうで、風を感じながらさらに少し足を延ばしたい時に気軽に使えそうですね!
いかがでしたか?
今回新しくオープンした「道の駅いちかわ」は、コンパクトながら地元市川市・千葉県の特産品や地元で採れたお野菜などが揃い、また地元食材を使ったちょっとリッチなイタリアンレストランが要チェックであることが分かりました。
さらに、道の駅の裏手にはのんびりとした緑が広がっていて、ちょっとした散歩で気分転換できることも分かりました。
都心から1番近い道の駅としては、充実度はかなり高いのではと思います。ぜひ機会があれば日帰りでプチ旅行気分を楽しんでみてください!
道の駅いちかわ
【住所】
千葉県市川市国分6丁目10番1号
【営業時間】
- 開館時間:8:00~22:00
- メルカートいちかわ(ショップ):平日9:00~19:00 土日 9:00~20:00
- トラットリア アル ポンテ(レストラン):11:00~21:00 (L.O.)
- いちcafe(カフェ):8:00~21:00 (L.O.)
- 珈琲焙煎処(珈琲豆店):平日9:00~18:30 (L.O.) 土日 9:00~19:00 (L.O.)
※年末年始・ゴールデンウィーク・お盆休み等の繁忙期は営業時間が変更になることあり
【アクセス】
バス:
①JR「市川駅」3番乗り場より「市43」「市44」「松51」「松51-2」「松54」「松55」のいずれかのバスに乗り「北台」下車徒歩約5分
②京成電鉄「市川真間駅」より「市43」「市44」「松51」「松51-2」「松54」「松55」のいずれかのバスに乗り「北台」下車徒歩約5分
③北総線「北国分駅」より「松54」「松55」のいずれかのバスに乗り「北台」下車徒歩約5分
【電話】
047-382-5211
【URL】