県内の様々な場所から富士山を眺められる、絶景の宝庫である静岡県。

今回は、電車やバス、レンタサイクルなどでアクセスしやすい、静岡市内の富士山が見える絶景スポットや、静岡市に隣接する奥大井エリアの幻想的な絶景スポットを紹介します。

この記事の目次

まるで浮世絵!東海道一の絶景「さった峠」

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「東海道一の絶景」とうたわれ、歌川広重の『東海道五十三次』にも描かれた「さった峠」。駿河湾にせり出した「さった山」を中腹まで登ると、目の前に浮世絵さながらの富士山が現れます。さった峠は『東海道五十三次』の作品の中で、当時と同じ景色が望める唯一の場所だそうです。


アクセスは興津駅・由比駅からそれぞれ徒歩約50分。興津駅から向かうと、進行方向に富士山が見えるのでおすすめです。

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ゴールデンウィーク中に登ったところ、道中はミカンの花の甘い香りとビワの実の爽やかな香りが漂っていました。興津駅側から行くと、トイレと休憩所のある駐車場から展望台の手前まで、舗装されていない階段を5分ほど登ります。


展望台から下りは、舗装されたゆるやかな下り坂。絶景が続くので見とれてしまいますが、車やバイクも通る道で、見通しも悪いので、気をつけて歩いてくださいね。

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由比駅が近づいてくると、倉沢・寺尾地区の古い町並みの中を進みます。時代劇のセットのような、よい雰囲気の通り沿いには、「東海道あかりの博物館」や「東海道名主の館 小池邸」などといったスポットも。


ぜひ立ち寄って欲しいのは、漫画「美味しんぼ」に掲載された桜えび料理の「くらさわや」。サクサクで香ばしい、桜えびのかき揚げが絶品です!富士山と駿河湾、東海道線を走る電車を眺めながら、桜えびづくしの料理を味わえます。


トイレは、階段が始まる手前の駐車場、展望台の少し先にある駐車場で利用できます。展望台の近くの駐車場には、8台程度駐車できます。

海越しの富士山と、松林が美しい「三保松原」

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2013年に、富士山世界文化遺産の構成資産に登録された三保松原。


約7kmの海岸に約3万本の松が生い茂り、松の緑、白波、海の青さと富士山が織りなす風景は、浮世絵や絵画、和歌に表現されてきました。三保松原の一角には、天女伝説で知られる羽衣の松も。

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アクセスは、清水駅からバスで約25分の「三保松原入口」で下車し、徒歩約20分。


天気がよければ、清水港から富士山を眺められる「水上バス」の利用がおすすめです。清水駅から徒歩で5分、清水魚市場「河岸の市」のところにある「江尻」という乗り場から「三保」まで水上バスで25分(400円)。水上バスには自転車も乗せられます。「河岸の市」でレンタサイクル(500円)を借りられるので、お好みの方法で三保の松原を散策してみてください。

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清水駅の改札を出たところからも、富士山がちらっと見えます。

「日本平」は日本一の絶景!? 日帰りでも利用したい「日本平ホテル」

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お茶畑越しに見る富士山、眼下の清水港、伊豆半島、南アルプスのパノラマビューで、日本観光地百選コンクール1位に選ばれたことがある「日本平」。夜景も美しく、2016年に「日本夜景遺産」に認定されました。


静岡駅から「日本平ロープウェイ行き」のバスに約40分乗って終点「日本平ロープウェイ」で下車すると、お土産屋さんや屋台、駐車場がある「日本平パークセンター」に到着します。日本平の山頂と久能山東照宮を結ぶ日本平ロープウェイの「日本平ロープウェイ駅」も、すぐ近くにあります。トイレも利用可能。バスは1時間に1本程度で、最終バスの時刻が早いので、帰りのバスをチェックしておくことをおすすめします。


日本平の山頂には「山頂吟望台」と「東展望台」という展望スポットがあります。上の写真は「東展望台」からの眺め。「日本平パークセンター」から、電波塔(日本平デジタルタワー)の方に向かって階段を上がると、「富士山の眺望は日本一!」という「吟望台」に着きます。そこから「東展望台」までは徒歩5分ほどで、案内の看板が出ています。「吟望台」の近くに仮設トイレが、「東展望台」の近くにもトイレがあります。電波塔の周辺は現在工事中ですが、「日本平山頂展望施設」が2018年度中に開館予定だそうです。

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日本平の絶景スポットとして、ぜひ立ち寄って欲しいのが「日本平ホテル」。


ホテルに入った瞬間に目の前に広がる富士山と駿河湾は、「風景美術館」のコンセプトの通り、まるで額縁に飾られた巨大な絵画のようで、感動すること間違いなしです。


木村拓哉主演ドラマ『華麗なる一族』のロケに使われた野外庭園は散策自由で、ホテルのラウンジでは、絶景を眺めながらコーヒーやケーキを楽しめます。ラウンジは、休日の午後には満席で「順番待ち」となることも。ロビーにある掲示ボードで、空席状況を確認できます。

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日本平ホテルに泊まらなくても景色を楽しめますが、富士山側の部屋に宿泊すれば、夕暮れから夜景に移り変わる富士山の姿や、夜明けの富士山などを見られるかも。絵画のような風景を眺めながら、何もしない休日をのんびりと過ごすための、最高のホテルの一つだと言えそうです。

静かな境内から、ゆっくり富士山を眺められる「龍華寺」

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高台にあり、境内から見事な富士山と駿河湾を眺めることができる龍華寺(りゅうげじ)。


門を入るとすぐ左手に受付があり、そこで拝観料を支払います。参観順路が描かれた地図がもらえるので、祖師堂の天井画や、大サボテン、大蘇鉄、観富園、樹齢800年の神木でパワースポットである槙柏、七面堂(このあたりから富士山が見えます)、宝物等を展示した「樗牛館」などをゆっくり巡ってみてはいかがでしょうか。須弥山(しゅみせん)式庭園の「観富園」は、池を駿河湾、築山を有度山、本堂の屋根を富士になぞらえて設計されています。

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アクセスは清水駅前からバスに乗って約20分の「龍華寺」で下車し、徒歩2分。拝観時間は8:30〜16:30で、年中無休。拝観料は大人300円、子供150円です。無料の駐車場が利用可能。トイレは受付のある建物の裏にあります。

死ぬまでに渡りたい!幻想的な寸又峡の「夢の吊橋」

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「死ぬまでに渡りたい世界の徒歩吊り橋10」に選ばれた「夢の吊橋」。エメラルドグリーンの大間ダム湖に吊橋が浮かぶ光景は、息を呑むほど幻想的です。


静岡市に隣接する奥大井の、肌がスベスベになる温泉で知られる「寸又峡(すまたきょう)」にあり、絶景と温泉、川魚や山菜などのグルメを楽しむ小旅行にぴったり。

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アクセスは、JR東海道線と接続している金谷駅から、大井川鐵道で約1時間14分の千頭駅へ。乗車運賃に加えて急行料金がかかりますが、金谷駅の隣の駅、新金谷駅から千頭駅までSLやトーマス号に乗ることもできます。千頭駅からは寸又峡線バスに乗り、寸又峡温泉のバス停まで40分です。寸又峡温泉ではバスが2ヶ所に停車。終点のバス停から「夢の吊橋」までは、歩いて約30分です。


普段は夢の吊橋を往復して、来た道を戻れますが、混雑時、夢の吊橋は一方通行になり、「寸又峡プロムナードコース」という1周約90分のハイキングコースを歩きます。夢の吊橋の定員は10人で、ゴールデンウィークや紅葉の時期には1時間待ちになることもあるそう。帰りのバスや電車の時刻は、前もってチェックしておいてくださいね。


トイレは終点「寸又峡温泉」のバス停の前と、「寸又峡プロムナードコース」の途中のトンネルの手前、「夢の吊橋」を渡って急階段を上がったあとの「尾崎坂展望台」で利用できます。

湖に囲まれた不思議な秘境駅「奥大井湖上駅」

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「夢の吊橋」に並ぶ奥大井の絶景といえば、周りを湖に囲まれた大井川鐵道井川線の無人駅「奥大井湖上駅」。前後を2本の赤い鉄橋「レインボーブリッジ」に挟まれ、まるで陸の孤島のようです。『ザ・ベストハウス123』(フジテレビ系)で「日本の不思議な駅ベスト3」の第1位にランクインされたことも。

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アクセスは、大井川鐵道大井川本線の千頭駅から井川線「南アルプスあぷとライン」に乗り換え、奥大井湖上駅まで約1時間5分。奥大井湖上駅を見下ろす撮影スポットまでは、レインボーブリッジの歩道を渡って、急な階段と山道を20分ほど登ります。


奥大井湖上駅のホームから階段を上がったところにある「レイクコテージ奥大井」には、トイレと休憩施設があります。

いかがでしたか?

静岡市内の富士山が見える絶景スポットや、静岡市からアクセスしやすい奥大井エリアの絶景をまとめました。

周辺のスポットや美味しいグルメを楽しみながら、のんびりと散策してみてはいかがでしょうか。