「東京都内」というと狭いイメージがありますが、自然が残るエリアと近代的な建築物、新しいカルチャーと伝統的な文化、日本的なものと外来風のもの、それぞれがこの都心に密集して隣り合い共存しているのがこの街の特徴。
今回は「こんな場所も東京都内にあるんだ」というスポットでいい写真を撮れそうなものを5つご紹介。SNS映えしそうなスポットもありますよ!
ブラームスの小径(渋谷区/原宿)
竹下通りの一本裏にヨーロッパの街を感じさせる狭い道
「原宿」というと、今も若者の街で竹下通りはカラフルなお店が両側に並び、若い人や外国人観光客でごった返している…というイメージを持たれている方は多いと思います。
実はその竹下通りから一本裏手に入った道に、表通りの喧騒が嘘のような、異国情緒を感じさせる道があります。それが、この「ブラームスの小径」です。

原宿駅側から竹下通りに入って左手にダイソーがある角まで来たら右に曲がり、その先にある「CHRISTIE」という喫茶店の角を曲がったところから、「ブラームスの小径」が始まります。
竹下通りの喧騒をほとんど感じないこの「ブラームスの小径」には、ヨーロッパの街の中に迷い込んだかのような錯覚を覚えます。
両側にアンティークショップほかおしゃれなお店が並び、最終的には明治通りまで続きます。途中の洋館の前にはブラームスの胸像もあります。異国情緒を感じられる写真をたくさん撮れること請け合いです!
根津神社の千本鳥居(文京区/根津)
都内にある千本鳥居の立つ神社の中でも代表的な存在
「千本鳥居」というと、まっさきに思い浮かべるのが京都の伏見稲荷大社、という方も多いのではないでしょうか。実は、「千本鳥居」のある神社は都内にもいくつかあるんです!
その中でも代表的な神社が文京区にある「根津神社」。1900年近く前に創建されたと伝えられる、歴史ある神社です。楼門は江戸時代に造られたもので、都内で江戸時代の楼門が残るのは根津神社だけだそうです。
そして、この根津神社の境内の中にある「乙女稲荷神社」の社殿両側に、奉納された鳥居が立ち並んでいるのです。
東京メトロ千代田線「根津駅」「千駄木駅」、南北線「東大前駅」よりそれぞれ徒歩約5分。京都まで行かなくても、根津神社で千本鳥居をくぐる写真を撮ることができますよ!
等々力渓谷(世田谷区/等々力)
都内にいながら大自然を感じる23区内でただ1つの渓谷
「等々力渓谷」は東京23区内唯一の渓谷で、高低差は約10m。大井町線の等々力駅の近く、赤色のゴルフ橋のたもとから階段を降りると、そこには都会の中にあるとは思えない渓谷が広がっています。
ここから谷沢川沿いに約1kmほど遊歩道が設置されていて、ゆっくり歩きながら自然を堪能することができます。

等々力不動の見事な桜、すがすがしい新緑、流れるせせらぎの音。どの季節に訪れても、等々力渓谷は都会にいながらにして自然のすばらしさを思い出させてくれます。
水と緑がいっぱいの中にいる自然あふれる写真を撮ることができますよ!
イタリア街(港区/汐留)
イタリアを思わせる独特の形や色使いの建物が並ぶ
「汐留」というと「日本テレビがある街」という印象が強いですが、その日本テレビも、このエリアの大規模な再開発によって生まれた複合都市「汐留シオサイト」の一角に位置しています。
この「汐留シオサイト」は大きく5つの街区に分けられて整備されていて、その第5区が「イタリア街」になります。

「イタリア街」は、イタリアを共通のテーマとしてつくられた新しい街。独特の形や色使いの建物が並び、また石畳も雰囲気があり、まるでイタリアにいるかのような気分に浸って写真を撮れます。
「汐留シオサイト」なので最寄り駅は汐留のように思えますが、イタリア街は大門からも行けますよ!
福生フレンドシッププロムナード(福生市)
米軍横田基地そばの国道16号線はまるでアメリカ
福生には米軍の横田基地があることから外国人も多く、アメリカ風の外観の店も多く立ち並んでいます。
その中でも特に国道16号線沿いは「福生フレンドシッププロムナード」と呼ばれ、アメリカの雰囲気の溢れるカフェ、輸入雑貨店、ハンバーガーショップ、レストランなどの個性的なお店が並び、まるでアメリカの通りを歩いているような気分に浸れます。

上の写真手前の「フレッシュベーグル HOOP」はランチタイムになるとベーグルが食べ放題になるのが人気のお店。
その奥の「ブルーシールアイスクリーム福生店」では、ドルでの支払いもOKです!

福生については以前の記事でも詳しくご紹介していますので、こちらもぜひご覧ください!
いかがでしたか?
今回は「東京都内とは思えなさそう」な写真が撮れるスポットをいくつかご紹介してみました。
どのスポットも都内近郊からなら気軽に行けるスポットだと思います。ぜひSNS映えする写真にチャレンジしてみてくださいね!