東京都港区にある竹芝旅客ターミナル(港)と言えば、小笠原諸島や八丈島や大島に行く船の発着地です。夏には納涼船も運航していて、毎晩にぎわっています。そんな竹芝旅客ターミナルから船に乗れば、野生のイルカに会えちゃう御蔵島(みくらじま)に行くことができます!水族館でしか見たことがないイルカと、一緒に泳げる海が東京都にあなるなんで、びっくりしますね。知る人ぞ知るこの島には、全国からイルカファンが押し寄せています。特に夏の土日は満席が続くので、早め早めの予約がお勧めです!
この記事の目次
御蔵島ってどんな島??
住所は、東京都御蔵島村。伊豆諸島の1つです。
東京都港区から約200キロの距離にあるこの島は、竹芝旅客ターミナルから、東海汽船の船に乗って約8時間(往路は夜出発して朝の到着の船中泊)で到着します。
大きさは20.55km²。半日ほどで、島を約一周できると言われています。
そんな御蔵島の周りには、野生のミナミバンドウイルカが、現在は150頭ほど生息していると言われており、一緒に泳ぐことができちゃうのです。
長方形のような形をした島で、年間を通して雨量の多い島です。
港は1ヶ所で、天候や海況の影響を受けやすく、大型客船が着岸(到着)しないことも多いのが現状です。
東海汽船に乗って出発
夜に出発して、早朝に着くスケジュールです。
お部屋のタイプも共同の部屋で寝る雑魚寝タイプから、二段ベットや和室、そしてホテルのようなお部屋まであります。
ご希望に合わせて予約されるのがいいでしょう。

東海汽船の大型客船に乗り込んで出発です!
三宅島、御蔵島、八丈島と3つの島にとまりますので、時期により船が異なりますが、一度に800人から1000人が乗船できます。
まるで東京湾のライトアップクルーズです。
レインボーブリッジも間近で見れちゃいます。
さっそくテンションがあがっちゃいます!!
そして船は、早朝に三宅島を経由して、御蔵島に到着します。
海況や天候がよければ、早朝、御蔵島に到着します。
眠い目をこすって島に上陸です。
港までは、宿の人がお迎えに来てくれています。
東海汽船(とうかいきせん)
竹芝旅客ターミナルから、伊豆諸島・小笠原諸島につなぐ船を運航しています。
乗船券の手配は、2ヶ月前の同日から、電話またはWebで手配可能です。
イルカに会うためには、ドルフィンスイムに参加!
御蔵島に滞在して、1日2回(午前と午後)開催されているドルフィンスイムに参加します。
船の数も乗船できる人数も限られているので、事前の予約が必要です。
島はほぼ岩山になっており、人が住んでいるのは一画です。
島の周りにイルカが住みついているので、船に乗って探します。
どこのお店も、約10人乗りの和船です。
海に入るときは、船のヘリからぽちゃんと降りて、上がるときにはハシゴをのぼります。
マスクと、シュノーケル、フィン(足ヒレ)を持って、ウエットスーツを着て乗り込みます。(全てレンタル可能です)
船長さんがイルカを探していきます。
水が怖くないようであれば、泳げなくても参加できます。
泳げないと思う方は、ウエットスーツを着て浮力を確保しましょう。
お子さんも安全のため、ぜひウエットスーツを。
無理は禁物です。安全第一で遊びましょうね。
イルカをみつけたら!
案内役の船長さんの合図で、海へGO!GO!GO!
船長さんは、イルカのいるところではなく、これからイルカが泳いでくるだろうところに先回りして連れて行ってくれるので、そこに入れば、イルカに会えるチャンスがやってきます。(イルカは生き物なので、人間を避けることもあり、離れたところを泳いでいってしまうこともあります。)
ジャバンと海に入って、イルカを待ちます。
さぁ、やって来ましたイルカです!!
近い!!
目を見ると、寝てますね。
イルカは、泳ぎながら寝ていると言われています。
水面近くにいるイルカならば、泳いで接近できちゃいます。
遊んでくれないと、あっという間に追い抜かれてします。
シュノーケルを上手に加えて、呼吸を整えて、イルカに向かって泳いだりもします。
スキンダイビング(素潜り)が出来れば、深く潜っているイルカにも近づけます。
東京では、プロの講師による講習会も実施されていますよ。
春から夏にかけては、子供のイルカも見ることができます。
運がよければ、生まれたての白っぽいイルカにだって、会えます!
野生のイルカは、筋肉質で、傷もたくさんあります。
だって、それが野生の証なのです。

目があった瞬間!
キュンってしますね。
気持ちが通じたのか、邪魔に思われているのか、追い払おうをされているのか。
イルカがどう思ってイルノカ、わかりませんが、とにかくカワイイのです!
ドルフィンスイムの間に、ちょっと寄り道
イルカだけでなく、他の生き物に会えることもありますよ!
それもまた海の楽しみです。
亀に会えたり!
小魚の群れに遭遇したり!
海にいるだけで楽しい時間です。
御蔵島では、民宿に泊まります!
ロッジもありますが、民宿がほとんどです。
旅行会社との契約もないので、予約するには直接コンタクトを取る必要があります。
ドルフィンスイムを開催している会社と宿が提携していることが多いので、宿を予約するときにはドルフィンスイムの予約も忘れずに行いましょう!
とある民宿。
多くの民宿が、お電話かFAXで予約を受け付けています。
詳しくは、ホームページなどでご確認ください。
とある日の夕食です。
この日は、島でとれたカツオのお刺身がでました。
これもまた旅の楽しみの1つですね。
イルカに会えちゃう御蔵島!
あまりに気軽に会えちゃうので、初めて来た方はビックリする御蔵島です。
今年の夏のお出かけには、イルカに会いに行ってみませんか?
特別な経験ができるはずです。
そのときにも旅の醍醐味である、”よりみち”もお忘れなく!
