静岡県といって思いつくのは、一に富士山、二にお茶と言っても、過言ではないはずです。なんといっても、静岡県は、お茶の国内生産日本一です。緑茶の歴史を辿れば、日本に入ってきたのは平安時代のことだとも言われています。緑茶、抹茶、ほうじ茶、玄米茶、紅茶と、同じお茶でもいろんな楽しみ方があります。今、そんなお茶の楽しみ方が、密かに進化し続けています。
この記事の目次
ななや 静岡抹茶SWEETS FACTORY
創業は、明治40年にさかのぼる、丸七製茶さんが運営する茶寮です。
お茶の販売はもちろんのこと、抹茶の焼き菓子や生菓子もありますが、ここに訪れる人の多くは、ジェラートがお目当てです。ただ、ジェラートとひとえに言っても、こちらのお店ではなんと14種類のお味があります。どれにしようか、悩んでしまうこと間違いないです。
老舗の雰囲気です。
真っ白なのれんをくぐれば、煎ったお茶のいい香りが漂っています。
抹茶だけで、7種類もあります。
抹茶の濃さで段階がわかれており、甘いタイプから、すっきりしたタイプまで。
カップとコーンがあり、ジェラートもシングルかダブルから選べます。
ショーケースの前で、みなさん悩みに悩んでいました。
店員さんのエプロンが!
ジェラート食べた後には、舌がこれだけミドリ色になるほど、濃いのよ、ということでしょうね!
ジェラートに期待が高まります。
こちらは、玄米茶(左)とほうじ茶(右)!
玄米茶は、お茶の味そのままのおせんべいの香ばしい味わいです。
ほうじ茶は、食べやすくて後味ひきます。
ネーミングに惹かれて「世界一濃い抹茶プレミアムNo,7」をチョイスしました!
もう1つは、新茶です。
いざ!口の中へ!
一言でいえば、抹茶より抹茶の味。
濃厚ですが後味もべたつかず、夏にもぴったりです。
口の中のイメージは、エプロンと同じでした。
MARUZEN Tea Roastery(マルゼン ティー ロースタリー)
ガラス張りの外観で、モダンな雰囲気があるこちらのお店では、店名の通り、焙煎温度別(6種類)のお茶のジェラートが楽しめます!
そして、こちらのお店で焙煎されたお茶を飲むこともできます。
2階にはイートインのスペースがあるので、ご家族ともお友達と立ち寄っても楽しいはずです。
Mの文字の左となりにある◯(マル)は、焙煎の温度を表す単位「°C」にある、◯をイメージしているのですね。
焙煎温度は「0°C、80°C、100°C、130°C、160°C、200°C」にわかれていました。
温度が高くなるごとに、香ばしくなってくるそうです。
0°Cが抹茶、80°Cは玉露、180°C以上はほうじ茶、でした。
コーンを頼むと、カップに入れてくれます!
このまるまるとした姿が、なんとも可愛い。
ついつい、雰囲気を変えて、写真を撮りたくなってしまうほどです!
追加アイテムに、モナカがありました。
モナカの香ばしさを失わせないために、自身のタイミングで乗せることができます。
こちらは珍しい、玄米茶ラテ。
ほんわか甘い抹茶のラテですが、おせんべの香ばしさも一緒にやってきます。
疲れた時にも、おすすめのお茶でした。
san grams 静岡店(サングラム)
静岡県の生産社別のお茶が飲める、珍しいお店です。(購入することもできます!)
選んだお茶を目の前で入れてくれるのも、こちらのお店の特徴です。
そして、お茶のジェラートも楽しめます。
生産社のラベルが貼られた大きな缶が、店内に並べられています。
どのラベルもおしゃれで可愛い!
抹茶、新茶、ほうじ茶と、季節の果物のジャラートが用意されています。
濃厚ですがさっぱりとした、爽やかなお味でした。
グラスと並べてみるたら、サングラムのロゴと同じ色!
こちらのお店で玉露をいただいたあと、茶がらにわさび醬油をつけてお召し上がりください、と勧められました。
これは、驚きました!
インパクト大です。
chuan(チュアン)
静岡駅から徒歩10分ほどのところにある、かき氷のお店です。
定番の抹茶から、季節限定のイチゴやメロン、桃といった果物を使ったかき氷まで、メニューは盛りだくさんです。
ラムレーズンや、ピスタチオなどの変わりダネも気になります。
ほうじ茶ミルク金時をいただきました。
ほうじ茶にミルクってイメージしにくいですが、ほうじ茶のスイーツやほうじ茶ラテを知る者にとっては、出会ったら選択したくなっちゃうお味なのです!
ふわふわの氷に、ほうじ茶ミルクと小豆のマッチングがたまらない!
甘いものが苦手の方にもおすすめです。
CHA10(チャトウ)
新静岡駅から徒歩2分のところにある、まるでバーのようなオシャレな外観のお茶屋さんです。
有機栽培されたお茶っぱから、お抹茶はもちろんのこと、抹茶ラテ、チャイとバリエーションゆたかに提供してくれます。

パッとみただけでは、お茶やさんだとは思わないようなオシャレな外観です。

シャンパングラスでのむ、抹茶ラテ!
アテは、お砂糖でコーティングされたカシューナッツ。
なんてオシャレなのでしょうか。
スイーツからちょっと、よりみち!
chagama(チャガマ)
新静岡駅より徒歩10分ほどの閑静な住宅街に突然現れる、お茶屋さん。
物販がメインですが、いろんなお茶のテイスティングをさせてくれます。
こちらのオススメは、ジェラートでもなく、抹茶ケーキでも、抹茶ラテでもなく、なんとお茶のエスプレッソなのです!

お茶屋さんのイメージからかけ離れた外観でした。
そして、店内は黒を基調とした、モダンな造りです!
お砂糖がついてくる、ほうじ茶のエスプレッソ。
喉がキュっとしまるような、大人な味わいでした。
静岡の進化系・お茶スイーツ!
普段、湯のみやペットボトルで飲んでいるお茶が、可愛く美味しく進化したスイーツがたくさんの静岡でした。
そしてお店も、オシャレで写真映えがして、女子会やデートでも行きたくなっちゃうお店ばかりです。お店の方の想いが、お茶を進化させる原動力なのでしょう。
今後、更に注目されてきそうな、静岡のお茶スーツでした!
静岡を訪れたなら、ぜひ”よりみち”してくださいネ。