池袋といえば、都内屈指のターミナル駅。飲み屋がひしめく繁華街、夜の街……といったイメージがありますが、実は劇場などの文化施設もあります。また、最新サブカルチャーの発信地としても知られています。

訪日外国人も魅了してやまない池袋の魅力を再発見する散歩に出かけましょう。

サンシャインシティ

池袋のランドマークは、高層ビルサンシャイン60を中心とした複合商業施設「サンシャインシティ」。実はこの場所、「巣鴨プリズン」とも呼ばれた東京拘置所、つまり処刑場の跡地なのです! 意外と知られざる歴史を秘めているところですが、現在はショッピングやデートにも最適な明るく楽しい場所に生まれ変わっています。

 

なんといっても魅力的なのが「サンシャイン水族館」。2017年7月のリニューアルで、生き物たちの魅力にさらに迫れる展示が実現しました。特に、ペンギンが空を飛んでいるように見える「天空のペンギン」という飼育展示はペンギンファンならずとも必見です。そのほか、プラネタリウムややホテルなどが充実しています。池袋駅からは距離がありますが、駅とサンシャインシティを結ぶ「サンシャイン通り」にはさまざまな飲食店やショップが立ち並び、散歩も楽しいですよ。いかにも繁華街らしい賑やかさに満ちていますが、この雑多な感じも池袋らしくてGOOD。

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乙女ロード

秋葉原が男子オタクの聖地なら、女子オタクは池袋に集合! サンシャインシティの東側の道路沿いには、同人誌やアニメDVDなど専門の古書店など、サブカルチャー関連のコンテンツやグッズを扱うショップが立ち並んでいます。ここが通称、「乙女ロード」。

 

乙女ロードでは、「おかえりなさいませ、お嬢様」と、執事に扮したスタッフが出迎えてくれる「執事カフェ」が全国的に知られるようになりましたが、お屋敷モノ、学園モノなど、さまざまなテーマの「コンセプトカフェ」も人気です。そのほか、中古のコスプレ衣装を扱うショップやコスプレスタジオなども誕生し、漫画やアニメ、BL(ボーイズラブ)などのディープな世界を垣間見せてくれます。

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美久仁小路

サンシャイン通りから一歩入ったところに、昭和の横丁風情満点の「美久仁小路(みくにこうじ)」があります。いかにも戦後のヤミ市の跡地、といった風情で、そこだけ昭和にタイムスリップしたかのような感じです。入口の柱に記されている「通り抜けできます」の文字がなんとも怪しく、散歩者をいざないます。

 

さまざまな飲食店がひしめきあっていますが、基本的には “夜の店”がメイン。居酒屋やバー、スナックといったお店がぎっしり並んでいますが、中でも「酒場ふくろ」というお店が酒場ツウに知られています。店内は、隣との距離感がほどよく感じられ、調理場の臨場感も心地よい「コの字型カウンター」。おすすめはホッピーセットやハムカツです!

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池袋演芸場

池袋駅の西口は、若者が闊歩する東側とは趣が一変。駅前にはテレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』でも有名になった「池袋西口公園」がありますが、2019年には再開発で野外劇場に変わるそうです。それから、「池袋芸術劇場」や「池袋演芸場」などの文化施設もあります。

 

ぜひ散歩がてら、「池袋演芸場」の寄席(よせ)は一度観てください。新宿や上野などにある寄席とは違い、ビル地下の比較的カジュアルで親しみやすい寄席なので、気軽に体験できるのがいいところ。また、そのため演者との距離が近いのもうれしいところ。ロビーでは楽屋入りする師匠方が目の前を通り過ぎるのが見られるかも! 駅近でアクセスがいいので空いた時間にサクッと噺を聴くのも粋な大人の遊び方です。

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大都会

池袋といえば、居酒屋やバーがひしめく夜の街というイメージがありますが、なんと24時間楽しめる居酒屋もあります。こちら「大都会」で、散歩を締めくくる一杯はいかがですか?

 

驚くのは、生ビール4杯券1,000円、角ハイボール3杯券500円などといったお酒の安さ。食券を買って自分でテーブル番号を書いてから注文カウンターまで持っていくという独自の食券+セルフスタイルが安さの秘密です。おつまみもなんと、100円からという衝撃の安さ。たっぷり食べて飲んでも1,000円前後という、せんべろ酒場の代表格のような存在なのです。

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