有楽町は戦前から大手新聞社や劇場が集まる地であり、ビジネスと娯楽が融合する街。もちろん、ショッピングやグルメも満喫できますが、ちょっと足を延ばせば水と緑豊かな都心のオアシス「日比谷公園」にも行けます。東へ向かえば、日本屈指のセレブタウン・銀座です。

さすが昔から栄えた街だけあって、どこも歴史と文化であふれています。そんな有楽町を歩きましょう。

この記事の目次

東京国際フォーラム

大きな船のような形をしたガラス棟は有楽町のランドマーク。コンサートや展示会などの会場として知られています。東京を代表する国際コンベンションセンターの一つにもなっており、イベントやコンサートなどで訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。実はここ、イベント目当てでなく、ふらっと訪れても、見どころがいっぱい。バラエティに富んだレストランや「相田みつを美術館」などもあります。

 

歴史に目を向ければ、かつてこの地は土佐藩と阿波藩の上屋敷。また、およそ100年にわたって東京都庁舎があったところでもあります。ガラス棟の1階には、江戸城を築いた太田道灌の像が旧江戸城である皇居の方角を向いて鎮座しています。

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東京交通会館

駅の中央口を抜けると、総合ショッピング施設の「有楽町イトシア」が目に入ります。この辺一帯は“大岡裁き”で知られた「南町奉行所」だったところです。それに隣接する「東京交通会館」も地下から上階まで、知的好奇心をそそるショップや飲食店がたくさん入店しています。気軽に楽しむなら、三重県や北海道などのアンテナショップが並ぶ地下1階がおすすめ。最上階は回転展望レストランになっており、およそ80分で一回転します。

 

品揃え豊富な「三省堂書店」で気に入った1冊を手に入れたら、地下のレトロな純喫茶「ローヤル」でコーヒーを飲みながらの読書をするのも、忙しい現代にはぜいたくな時間の過ごし方です。

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数寄屋橋跡

数寄屋橋といえば、近くの宝くじ売り場からの大行列は暮れの風物詩となっています。そもそも数寄屋橋とは、江戸城の外堀に架けられていた橋の名前。このあたりは銀座に負けずとも劣らない娯楽の中心地だったそうです。数寄屋橋は前の東京オリンピックのときに高速道建設のために埋め立てられ姿を消してしまいましたが、この高速道路の下にかつてお堀の水が流れていたなんて驚きですね。

 

その跡地には「数寄屋橋公園」が整備され、往時を偲ばせる碑とともに有名なモニュメントも建てられています。散歩者だけでなく、付近のオフィスで働くビジネスマンたちの格好の休憩スポットとなっています。

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泰明小学校

数寄屋橋公園からほどなく現れるモダンな建造物が、「中央区立泰明小学校」。東京都の歴史的建造物にも選定されています。創立は明治11(1878)年までさかのぼり、島崎藤村や金子光晴、北村透谷などの有名人を輩出していることでも知られています。

 

建物は、昭和初期に再建された鉄筋コンクリート造の洒落たデザインが特徴となっています。みゆき通りに沿って眺めながら歩くと、記念碑やレリーフが歴史を物語ってきます。日本を代表する銀座・有楽町の一角に、時間を空間を飛び越えたような不思議な場所があるのです。

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日比谷公園と帝国ホテル

日本を代表する高級ホテル「帝国ホテル」へも、有楽町駅から歩いて行けます。文明開化のシンボルである外交施設「鹿鳴館」の隣に、海外からの来賓を迎える迎賓館として明治23(1890)年に開業しました。建物は、近代建築の巨匠で・フランク・ロイド・ライトが旧本館(ライト館)の設計を担当しました。「ブッフェ形式」を日本で最初に取り入れたレストランや、オリジナルカクテルの「ティンカー・ベル」を生んだバーラウンジなど、素敵なエピソードもたくさん。デートや記念日にいかがでしょうか?

 

帝国ホテルから日比谷通りを挟むと、広大な敷地を擁する日比谷公園です。年間を通じてさまざまなイベントが催されています。でも、なんにもない日にぶらりと園内を歩くのもリラックスできるものです。

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