初夏から見頃を迎えてくる蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)。どちらも同じ水生の植物ですが、おおまかな違いを2つ挙げると、蓮の花は水面から茎をのばし高いところで咲き、睡蓮は水面近くで花を咲かせること。また、蓮の葉には切れ込みはありませんが、睡蓮の葉には切れ込みがあります。

そんな蓮と睡蓮、種類にもよりますが、見頃の時間帯はともに朝~午前中が多いです。今回は、気持ちのいい初夏~夏の朝に見に行けそうな、甲信越・北陸の蓮や睡蓮の名所・見頃のおすすめを5つご紹介します!

この記事の目次

【福井】花はす公園の蓮

日本を代表する花はすの生産地 世界130種類の花はすが公園を彩る

福井県の南越前町は、日本を代表する花はすの生産地。その花はすの郷を象徴するのが「花はす公園」です。園内に咲き誇る世界中の花はす(約130種類)が、園内を優美に彩ります。園には世界の花はす池や観賞園をはじめ、子供向けのアスレチックや迷路等の施設もあり、花はす公園は子供連れでも楽しめるおすすめスポットでもあります。


毎年7月上旬~8月上旬の蓮の見頃の時期にははすまつりも開催されます。象鼻杯・ぐう紙作り体験・投句会・花はすお楽しみ体験・花はす絵てがみコンテストなど、内容盛りだくさんのイベントになります。


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【見頃の時期】

7月上旬~8月上旬


【蓮のイベント】

はすまつり

例年7月上旬~8月上旬


【開園時間】

常時開園


【料金】

入園無料(はすまつり期間は清掃協力金200円)


【住所】

福井県南条郡南越前町中小屋64-41


【アクセス】

電車:

JR「南条駅」から車で約7分

車:

①北陸自動車道「今庄IC」から約10分

②北陸自動車道「南条スマートIC」から約7分


【新潟】高田公園の蓮

戊辰戦争をきっかけに植えた蓮がいまでは外堀のほとんどを埋め尽くす

新潟県上越市にある「高田公園」は、徳川家康の六男、松平忠輝が慶長19年(1614年)に築城した高田城の城跡公園。JR高田駅の東南にある高田公園の園内には、本丸跡に高田城三重櫓が復元されています。さまざまな文化施設やスポーツ施設も整備され、市民の散策や憩いの場になっています。


高田公園の蓮の歴史は、明治4年(1871年)に遡ります。高田藩は戊辰戦争と大凶作による財政難に苦しみ、打開策としてお堀に「れんこん」を植えたことがきっかけ。れんこんは昭和37年(1962)年まで採取されていました。


見頃になると、高田公園の城跡を巡る外堀約19haのほとんどが蓮で埋め尽されます。種類は和蓮でほとんどが紅蓮ですが、部分的には白蓮も交じっています。

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【見頃の時期】

6月下旬~8月上旬まで開花、見頃は7月中


【開園時間】

常時開園


【料金】

入園無料


【アクセス】

電車: 

JR「高田駅」から徒歩で約20分 

車: 

①北陸道「上越IC」から約10分 

②上信越道「上越高田IC」から約10分

【長野】井戸尻史跡公園の蓮

縄文時代の遺跡の公園に咲く3種類の蓮の花

JR信濃境駅から15分ほど歩くと、そこはもう5,000年前。八ヶ岳の南の麓に暮らしていた人々の息吹が感じられる縄文の収穫祭の会場です。

長野県の富士見町にある井戸尻遺跡は、日本を代表する縄文時代の遺跡。井戸尻考古館が併設されており、出土した土器や石器、再現した住居や食物・衣類などが展示されている他、当時の宗教観念や世界観・神話などをわかりやすく紹介しています。


そして「井戸尻史跡公園」で花を咲かせるのが蓮。約1,000平方mの植栽田に、埼玉古代蓮、漁山紅蓮(ギョザンコウレン)、百万石白花蓮の3種類の蓮が、見ごろになると花を咲かせる名所になります。その他、睡蓮やあやめが6月に見頃を迎え、この時期に訪れるのもおすすめです。

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【見頃の時期】

7月中旬~8月中旬


【開園時間】

常時開園


【料金】

入園無料(考古館の入館は有料)


【アクセス】

電車: 

JR中央本線「信濃境駅」から徒歩で約15分 

車: 

中央自動車道「小淵沢IC」から約15分 


【URL】

http://userweb.alles.or.jp/fujimi/idojiri.html


【長野】稲泉寺の蓮

特徴的な屋根の色と蓮の花の桃紅色が目にまぶしい

長野県下高井郡木島平村にあるお寺「稲泉寺(とうせんじ)」。この稲泉寺を囲むように、約10万株の大賀蓮が7月中旬頃には見頃を迎えます。2,000年前の地層から発見され花を咲かせたことで知られる「大賀蓮」を、長野県松本市と新潟県上越市(高田公園)から株分けされ、栽培しているものになります。


稲泉寺の特徴的な屋根の色と、蓮の花の桃紅色、蓮の葉の緑色、そして空の青さ。これらの鮮やかな色が織り成すコントラストが目にまぶしく映る、信州の蓮の名所です。また、7月中旬には「稲泉寺ハス花祭り」も催され、打ち立ての名水火口そばを味わうこともできます(数量限定)。

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【見頃の時期】

7月上旬~8月上旬


【蓮のイベント】

稲泉寺ハス花祭り

例年7月中旬の土日


【開園時間】

常時開園


【料金】

入場無料


【住所】

長野県下高井郡木島平村大字穂高858


【アクセス】

電車:

JR「飯山駅」からタクシーで約10分

車:

上信越自動車道「豊田飯山IC」から20分 


【山梨】明見湖公園の蓮

湖面を覆いつくすように自生する約2万株の蓮の花が咲き誇る

山梨県富士吉田市にある「明見湖公園(あすみここうえん)」は蓮の名所。「蓮池」の愛称で知られる明見湖は、湖面を覆いつくすように約2万株の蓮が自生し、見頃を迎える8月には、直径20cm以上の大きな桃色の花が咲き誇ります。


この明見湖はかつて、富士八湖(富士五湖・四尾連湖・明見湖・駿河の浮島沼、後に泉端に変わる)の1つとして、富士山信仰の富士山道の禊の場所であったと言い伝えられており、朝の早い時間に蓮の花が開いていく様子はとても神秘的にも見えます。

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【見頃の時期】

7月下旬~8月中旬


【開園時間】

  • 3月~4月:7:00~17:30
  • 5月~9月:6:00~18:00
  • 10月~11月:7:00~17:30
  • 12月~2月:7:00~17:00

【料金】

入園無料(はす池体験工房は有料)


【アクセス】

電車: 

富士急行「富士山駅」からバス約20分乗車後、徒歩で約10分 

車: 

中央自動車道「河口湖IC」から約20分 


【URL】

https://www.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/forms/info/info.aspx?info_id=2329


いかがでしたか?

今回は北海道・東北の蓮(ハス)・睡蓮(スイレン)の名所や見頃を5つご紹介しました。

暑いと何かと家で冷房にあたりがちですが、朝のまだ涼しいうちに外に出て、足を延ばせるエリアで甲信越・北陸の蓮や睡蓮の名所までお出かけしてみたいところ。こちらを参考に蓮・睡蓮を存分に満喫してください!