八ヶ岳の主峰「赤岳」のすそ野にある「美し森」は、気軽にハイキングを楽しめるスポットとしてハイカーや登山愛好家からも人気のスポットです。小さな子供も楽しめるコースを始め、赤岳山頂までつながるコースもあり、初心者から上級者まで幅広く山を満喫することができます。今回は子供から大人まで初心者でも気軽にハイキングを楽しめるコースをご紹介します。
この記事の目次
美し森駐車場からスタート
「美し森」のすそ野には無料の駐車場と売店があり、観光客が売店で買い物をしたりトイレ休憩に立ち寄ったりしています。売店右横にある階段から、ハイキングコースは始まります。まずはここから美し森の山頂を目指します。出発前に、ここでおトイレなどを済ませておきましょう。
コースは枕木などで整備され、一段一段が高すぎないようになっているので歩きやすいです。とはいえ、運動不足な人はハァハァしてしまうと思いますが(笑) 6月中旬から下旬にかけて、約1000本ものレンゲツツジが咲き誇ります。また、初夏の山野草も咲いていますので、探して歩きながら山頂を目指しましょう。
途中で息が切れたら、階段の端に腰をかけて後ろを振り向いてみてください。清里高原の美しい景色が一望できます。
清々しい風が吹きとても気持ちがいいです。大きく身体を伸ばして、思いっきり深呼吸!!空気の美味しさを実感することができますよ。
絶景を眺めながら牛乳やソフトクリームが味わえる「美し森展望台」
15分ほどで山頂に到着!!
山頂にはまたまた売店があり、高原牛乳やソフトクリームが売っています。
うどん
売店で販売しているソフトクリームは、八ヶ岳高原で育ったジャージー牛のフレッシュなミルクを使用。
運動後のソフトクリームの味は格別です。
水芭蕉が咲く「羽衣の池」
美し森の山頂で下山するのもよいのですが、時間と体力がある人は、ここから更に進みましょう。
まずは「羽衣の池」を目指します。
羽衣の池は、池というより湿原っぽい感じです。取材時は5月でしたが、水芭蕉がいくつか咲いていました。
この地点で標高は1610Mです。
ここから先は本格的な登山ルートになっていきます。ここから先に行く場合は、サンダル履きなどは危ないので、スニーカーもしくは登山靴がお勧めです。
途中に「川俣川」がありますので、休憩するならここがお勧め!!
滝が流れる音や川のせせらぎでとても癒されます。
川の先の道はやや足場が悪いので、気を付けてのぼりましょう。小さなお子さん連れの場合は、大人が手を引いてあげれば登りきることができます。
八ヶ岳牧場で野生の動物と遭遇も!!
斜面が続き、ちょっとキツくなってきますが、そこを登りきると八ヶ岳牧場の風景がパーッ!!と広がります。
八ヶ岳牧場は、県立の牧場で優良肉用繁殖雌牛(黒毛和種)を飼養し、優良子牛の生産と配布を行い、肉用牛の生産振興に寄与したり、県内の乳牛等を預かり放牧飼養しています。
撮影時は牛はいませんでしたが、しばらく牧場の道を歩いていると突然野生の動物が!!自然豊かな場所だからこそできるネイチャーウォッチングです。
撮影時に見ることができたのは「ニホンカモシカ」と「タヌキ」です。他にも八ヶ岳の周辺は「シカ」や「キツネ」など野生の動物が生息しています。動物園で見るのと違い、ちょっぴり興奮してしまうこと間違いナシです。
しばらく牧場の道を下って振り向くと、雄大な山脈や牧場の大パノラマが広がります。
人もあまりおらず、のんびりと過ごせるので、レジャーシートを敷いてお茶を愉しむのもお勧めです。
道をそのまま下ると「八ヶ岳高原ライン」に出ます。左に進めば「美し森駐車場」方面へ。右に進むと10分ほどで「まきば公園」に着きます。
動物と触れ合ったりグルメを楽しめる「まきば公園」
八ヶ岳高原道路には「まきば公園」という施設があり、牧草地で羊、ヤギ、ポニーなどの動物と触れ合ったり、レストハウスでお食事などが楽しめます。
館内の「まきばレストラン」では、広大な風景を眺めながら甲州牛、高原野菜、牛乳、ワインなど山梨の食材にこだわった美味しいお料理が味わえます。たくさん運動をした後は山梨のご馳走を楽しんでみてはいかが?
いかがでしたか?
八ヶ岳高原の春~秋はハイキングにちょうどいい季節です。初夏は新緑の香りを堪能、秋は紅葉と山岳景観の大パノラマ感賞が満喫できます。東京からも車で3時間弱で行けますので、ご家族でカップルでぜひ「八ヶ岳高原」へ行ってみてくださいね☆