夏の花の代表として誰もが真っ先に思い浮かべるのがひまわり。
ひまわりが畑の中で一斉に太陽の方角を向いて黄色い花を咲かせる様子には、息を飲み、そしてその時間だけ暑さのことはどこかに行ってしまいます。
ひまわり畑は全国にありますが、とりわけ北海道で見られるひまわり畑は広大で、本州以南で見られるものとはスケールが違います。
そこで、今回は北海道に絞って、ひまわりのおすすめの名所・見頃を5つご紹介します!
【美瑛町】ぜるぶの丘
他の色の花が鮮やかに咲き誇る向こうに広がる黄色のひまわり
北海道を代表する観光地の一つ、美瑛町。美瑛の名所と言えばまず「ぜるぶの丘」が挙げられます。「ぜるぶ」とは、「かぜ」「かおる」「あそぶ」の3つの言葉のそれぞれの最後の文字3つをとって名付けられたもの。
「さわやかな風薫る丘でみんなで楽しく遊ぶ」をテーマに、展望台からは「ケンとメリーの木」を眺めることができ、またバギーやカートで園内をめぐるのもおすすめです。
ぜるぶの丘のひまわりの見頃は、例年6月下旬~8月と、9月中旬~10月上旬の2回訪れます。他の花が赤や白などの色で鮮やかに咲き誇っている向こうに広がる黄色のひまわりが、とても特徴的です。

【見頃の時期】
- 6月下旬~8月
- 9月中旬~10月上旬
【開園期間】
例年4月下旬~10月上旬(冬季休業)
【営業時間】
8:30~17:00
【休業日】
不定休
【住所】
北海道上川郡美瑛町大三
【アクセス】
電車:
JR富良野線「美瑛駅」からタクシーで約5分
車:
道央自動車道「旭川鷹栖IC」から約50分
【URL】
【千歳市】パレットの丘
新千歳空港から車で30分の場所に広がる一面のひまわり畑
北海道千歳市の幌加地区にある美しい波状丘陵地帯が、「パレットの丘」と呼ばれているひまわりの名所。
国道337号沿いのこのエリアの畑に緑肥用のひまわりの種が植えられ、9月下旬から10月中旬にかけての見頃には、北海道らしい遠くまで見渡せる丘に広がる黄色いひまわりと青い空のコントラストを楽しむことができます。
新千歳空港から車で20~30分ほどの場所なので、パレットの丘は少し時間が空いた時などに訪れるのもおすすめです。

【見頃の時期】
9月下旬~10月中旬
【開園時間】
常時開園
【住所】
北海道千歳市幌加
【アクセス】
電車:
JR「千歳駅」から車で約20分
【URL】
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/tkn/hana/place/c061.html
【北竜町】北竜町ひまわりの里
150万本ものひまわりが一面満開になる8月上旬がおすすめ
旭川と留萌の間の北海道雨竜郡北竜町にある「北竜町ひまわりの里」は、1979年の夏、当時の北竜農協職員が研修で訪問した旧ユーゴスラビアのひまわり畑に感動して、帰国後にひまわり栽培を始めたのがきっかけ。
今では見頃の時期になると、北竜町の東向き斜面の丘23.1haに150万本ものひまわりが咲き乱れます。30日以上にわたり、北竜町ひまわりの里のどこかで、満開のひまわりを観賞できる名所として有名です。
中でも8月上旬は一面満開の時期になり、「凄い!」の声が思わず漏れる程のおすすめの時期です。

【見頃の時期】
7月下旬~8月下旬
【ひまわりのイベント】
ひまわりまつり
例年7月中旬~8月中旬
【開園時間】
常時開園(ひまわりの里はひまわりまつり期間外も訪問可 ※冬期は雪で埋まり訪問不可)
【ひまわりのイベント料金】
入園無料(ひまわり迷路は有料)
【住所】
北海道雨竜郡北竜町字板谷143番地の2
【アクセス】
電車:
JR函館本線「滝川駅」から「北竜行き」の空知中央バスで約40分「北竜中学校前」下車、徒歩で約3分
車:
道央自動車道「沼田IC」から約10分
【URL】
http://portal.hokuryu.info/himawari
【名寄町】なよろ ひまわり畑
合計500万本を超えるひまわりの黄色いじゅうたんが名寄市内を包み込む
北海道名寄市は、ひまわりに包まれる街。名寄市内では例年総数500万本を超えるひまわりが作付され、7月下旬から8月中旬の見頃の時期には、総面積約50ha(札幌ドーム9個分)のひまわり畑に咲く花が文字通り名寄市を包み込みます。
ひまわりの種類は観賞用、畑の緑肥用、ひまわり油用の3種類。ひまわりを育てている農場のひとつ「農業・環境・健康研究所 名寄研究農場」では、農場の約20haの敷地のなかに広大なひまわり畑があります。農業研究の他、農場公開イベント、収穫体験なども行っています。

【見頃の時期】
7月下旬~8月中旬
【開園時間】
常時開園
【住所】
北海道名寄市名寄市智恵文7線北2
【アクセス】
電車:
JR「名寄駅」から車で約15分
【大空町】大空町のひまわり
女満別空港周辺で7月下旬~10月下旬までひまわりを楽しめる
北海道の北東部に位置する大空町は、2006年に女満別町と東藻琴村が合併して誕生した町です。そして町内に咲くヒマワリは、農家が小麦の刈り取り後に畑の肥料用として利用しているもの。
7月下旬になると女満別空港周辺の広大な畑はひまわりの見頃になり、8月中旬までの短い夏を彩る名所になります。さらに他の区画でも畑を分けて時期をずらして種をまいているため、順次に咲くことで10月下旬ごろまでひまわりを楽しむことができ、大空町は合計200万本ものひまわりが咲くおすすめスポットです。

【見頃の時期】
7月下旬~10月下旬
【住所】
北海道網走郡大空町女満別中央254-1
【アクセス】
JR「西女満別駅」または「女満別駅」から車で約2~5分
【URL】
いかがでしたか?
今回は、北海道のみに絞ってのおすすめのひまわり畑の名所・見頃を5つご紹介しました。
何万本・何十万本どころか100万本以上ものひまわりが咲くスポットも複数あり、そのひまわりの光景は写真で見ただけでも息を飲みます。夏の思い出づくりに、北海道の広大なひまわり畑の名所を実際に訪れてみてくださいね!