北の大地・北海道。大自然の海で多くの魚などの生物が生活をしていますが、本州以南と同様に水族館もいくつもあります。
人気者の動物がいる水族館、北海道ならではの魚を見られる水族館・・・。地元の人だけでなく観光で北海道を訪れている人が来園しても楽しめるものが多くあります。
今回は、北海道にある水族館の中から6つ、それぞれの園の最も見逃せない見どころポイントをご紹介します。
【小樽】おたる水族館
トドのショーとペンギンの散歩が必見
北海道小樽市にある「おたる水族館」は、日本海側に面したニセコ積丹小樽海岸国定公園の中に位置する水族館。常時約250種類以上の海洋動物や魚の生態を間近で観察することができる施設です。
館内では、悠々とダイナミックに水中を泳ぎ回る海の生き物たちの姿を観察できるほか、イルカスタジアムと海獣公園では、見逃すことのできないショーが随時催されています。

おたる水族館の海獣公園は、海を仕切っただけの豪快なプール。ここにアザラシやトドが暮らしています。ここで行われるのが、トドショー、アザラシショー、ペンギンショーなどのショーです。特にトドショーでは何頭ものトドが次々とダイブして壮観です。
また、夏期になるとおたる水族館のフンボルトペンギンたちは普段生活している海獣公園内の飼育スペースから出て、人間のすぐそば側を歩いて海へ向かっていきます(「ペンギンの海まで遠足」)。そして、海を仕切っただけのプールに飛び込んで泳ぐのです。そんな生き生きした様子を見られるのが、北海道のおたる水族館の見どころです。


おたる水族館
【住所】
北海道小樽市祝津3丁目303
【営業時間】
- 通常営業①(3月下旬~10月中旬):9:00~17:00(最終入館16:30)
- 通常営業②(10月中旬~11月下旬):9:00~16:00(最終入館15:30)
- 冬期営業(12月中旬~2月下旬):10:00~16:00(最終入館15:30)
- 夜間延長:9:00~20:00(最終入館19:30)
※夜間延長は7月後半の土日月・9月中旬~下旬の土日月
【休園日】
公式サイトで確認
【料金】
- 通常営業:大人1,400円、小人(小中学生)530円、幼児(3歳以上)210円
- 冬期営業:大人1,000円、小人400円、幼児200円
【アクセス】
電車:
JR「小樽駅」から路線バスで約25分
車:
札幌自動車道「小樽IC」から約20分
【URL】
【北見】北の大地の水族館 山の水族館
自然を模した展示で魚が本来の力強さを感じる
北海道北見市にある「北の大地の水族館 山の水族館」は、日本で唯一の水族館プロデューサー・中村元さんが、展示水槽の開発をはじめ、設計アドバイスや建築監修などのプロデュースをした水族館。新江ノ島水族館、池袋サンシャイン水族館のリニューアルなども手掛けた方です。
自然を模した展示も「北の大地の水族館 山の水族館」の見どころ。その一つが「滝つぼ水槽」です。普段滝つぼの中で泳ぐ魚なんてなかなか見ることができないものです。水槽の中に滝を作り激流を生むことで、魚が本来どんなに力強く生きているのかを知ることができます。


北の大地の水族館 山の水族館
【住所】
北海道北見市留辺蘂町松山1番地4
【営業時間】
- 4月~10月:8:30~17:00
- 11月~3月:9:00~16:30
【休園日】
- 4月8日~4月14日
- 12月26日~1月1日
【料金】
一般 670円、中学生 440円、小学生 300円
【アクセス】
電車:
JR「小樽駅」から路線バスで約25分
車:
札幌自動車道「小樽IC」から約20分
【URL】
【登別】登別マリンパークニクス
海の世界を、見て・触って・感じて楽しむ、お城の中の水族館
お城の中がまるごと水族館なのが、北海道登別市にある「登別マリンパークニクス」。デンマークに実在する城をモデルにした外観が、訪れる人にインパクトを与えます。
エントランスホールのクリスタルタワーや大水槽の上を進むエスカレーター、アクアトンネルのほか、タッチプールや光と音と香りで演出されている北海道最大級のクラゲ水槽など、さまざまな海の世界を、見て・触って・感じながら楽しめる施設です。

幻想的な美しい光の演出と、回遊する魚の群れが、登別マリンパークニクスの見どころです。
その他、毎日開催される大人気イベント「ペンギンパレード」に、空中に突き出たリングプールを気ままに泳ぐゼニガタアザラシの愛嬌ある姿も。また、2種のイルカを飼育していることから、異なるイルカショーも演出されています。

登別マリンパークニクス
【住所】
北海道登別市登別東町1丁目22
【営業時間】
9:00~17:00(チケット販売16:30まで)
【休園日】
保守休業期間あり
【料金】
大人(中学生以上)2,450円、こども(4歳~小学生)1,250円、3歳以下無料
【アクセス】
電車:
JR「登別駅」から徒歩で約5分
車:
道央自動車道「登別東IC」から約5分
【URL】
【千歳】サケのふるさと千歳水族館
産卵のため秋の千歳川をさかのぼるサケの群れを間近で観察
北海道千歳市にある「サケのふるさと千歳水族館」は、淡水では日本最大級の水槽をもつ水族館で、水族館内ではサケの仲間や北海道の淡水魚を中心に、世界各地の様々な淡水生物が飼育されています。
見どころの1つである、3つの大きな水槽が立ち並ぶ「サーモンゾーン」では、サケの仲間が稚魚から幼魚、そして成魚へと成長する姿を見ることができます。

さらに、千歳川の水中を直接見ることのできる施設「水中観察ゾーン」も千歳水族館の大きな見どころ。四季折々の千歳川の生き物たちの営みを間近に観察することができ、秋に産卵のため川をさかのぼるサケの群れは必見です。
また、サケのふるさと千歳水族館では、サケの稚魚放流体験などのイベントや企画も多く開催しています。

サケのふるさと千歳水族館
【住所】
北海道千歳市花園2丁目312
【営業時間】
9:00~17:00
【休館日】
- 年末年始
- メンテナンス休館
【料金】
大人 800円、高校生 500円、小中学生 300円、未就学児無料
【アクセス】
電車:
JR「千歳駅」から徒歩で約10分
車:
道央自動車道「千歳IC」から約5km
【URL】
【室蘭】市立室蘭水族館
ヨチヨチと歩くペンギンの行進がかわいすぎる
北海道室蘭市にある「市立室蘭水族館」は、昭和28年開館の北海道で最も古い水族館。鯨の解体工場があった場所に市民の憩いの場として作られました。
市立室蘭水族館の1番の見どころはペンギンの行進です。ペンギンたちがいろいろな障害物を乗り越えながら、約100mの散歩コースを往復します。ヨチヨチと歩く可愛らしいペンギンの群れの姿を、驚くほど間近で見ることができます。
また、木曜以外毎日行われているトドのショーももう一つの見どころ。十数種類の芸をこなし、失敗しても何度も挑戦する頑張り屋です。

市立室蘭水族館
【住所】
北海道室蘭市祝津町3丁目3-12
【開館期間】
例年4月下旬~10月上旬
【営業時間】
- 通常営業:9:30~16:30
- 5月3日~5月6日:9:30~17:00
- 7月25日~8月20日:9:30~17:00
【料金】
大人 400円、高校生 200円、1歳~中学生 100円(室蘭市民は無料)、0歳無料
【アクセス】
電車:
JR「室蘭駅」からバス20分、「白鳥大橋記念館下車」
車:
道央自動車道「室蘭IC」から白鳥大橋を渡り降りてすぐ右
【URL】
【網走】オホーツク流氷館
流氷の天使、クリオネを堪能!
「オホーツク流氷館」は、流氷とオホーツク海の生き物をテーマに作られた観光スポットです。
マイナス15度の流氷テラスで本物の流氷に触れたり、濡れタオルを凍らせる「しばれ体験」ができたりと、珍しい体験が盛りだくさん! 北海道最大のプロジェクションマッピングも常設されています。
流氷の天使「クリオネ」をはじめ、「フウセンウオ」などの珍しい生き物も間近で見ることができますよ。
1階にある「カフェ・ド・クリオネ」では大人気の「流氷ソフトクリーム」を食べることができます。オホーツク海の塩を使った塩キャラメル味で、ここでしか味わえませんよ。オホーツク海や流氷を体感しに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

オホーツク流氷館
【住所】
北海道網走市天都山244番地の3
【営業時間】
・夏季(5月~10月)
8:30~18:00
・冬季(11月~4月)
9:00~16:30
【定休日】
なし
※年末年始(12月29日~1月5日)は営業時間が10:00~15:00
【料金】
大人 750円、高校生 640円、小中学生 540円
【アクセス】
バス:
JR網走駅から網走バス「市内観光施設めぐり」乗車、「天都山駅」下車すぐ
車:
①女満別空港から約20分
②JR「網走駅」から約10分
【URL】
いかがでしたか?
今回は、北海道にある水族館6つをご紹介しました。
北海道にある水族館は、大自然に囲まれた環境の中、生き物をより大切にして、自然を生かしているものが多いことが特徴かと思います。
北海道を旅行で訪れた際には、ぜひ水族館も訪れてみてはいかがでしょうか。きっと北海道の水族館ならではの体験ができるのではと思いますよ!