静岡県東部に市する「富士市」。名前の通り富士山を身近に感じられ、全景を望める様々なビューポイントがあることで有名です。また、製紙業や宿場町として栄えた場所でもあり、深く根付く歴史や東西の旅人から伝えられた文化が、今もなお色濃く残っています。今回は、そんな静岡県 富士市の絶景・歴史・文化を楽しめる名所を5箇所ご紹介します!

この記事の目次

須津川渓谷

須津川の吊り橋から眺める、秋色に染められた渓谷の絶景

静岡県の東部に位置する「愛鷹山(あしたかやま)」。

富士山の南に広がる山々にはいくつもの絶景スポットがありますが、そのなかで最も美しいといわれているのが「須津川渓谷(すどかわけいこく)」です。


富士市を流れる須津川の上流〜中流に開ける渓谷。

新緑が深まる初夏のハイキングや真夏のアウトドアも人気ですが、一番おすすめしたいのは11月下旬からの紅葉シーズンです。


いくつかの鑑賞スポットがあり、まずは須津川に架かる「滝見橋」から。全長33mの木造りの吊り橋で、その名の通り、中央正面からは「大棚の滝」を望むことができます。勢い良く流れる水流と覆い隠すように広がる紅葉の美しいコントラストに暫し絶句することでしょう。吊り橋から川岸へと降りて、滝つぼのそばから眺めることもできますよ。


また、滝見橋から頭上には巨大な「須津渓谷橋」を見上げられます。富士市と沼津市をつなぐ「林道富士愛鷹線」に架かる橋で、2003年に建造された全長110m・幅8mのアーチ型。まるで空に浮かんでいるように見えるため、「天空に架かる橋」とも称されています。山肌を染める紅葉とのマッチングも素晴らしいですし、須津渓谷橋から見下ろす渓谷も絶景。深く深く、深呼吸したくなるスポットで癒されてみませんか。

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【お問い合わせ】

0545-55-2777


【アクセス】

電車:

JR東海道線「吉原駅」より岳南鉄道線乗り換え「須津駅」下車

徒歩1時間40分(約6.5キロメートル)


バス:

愛鷹登山口下車 徒歩1時間30分

※約6.0キロメートル 直接バスでの到着はできません。


マイカー:

①国道1号富士由比バイパス「富士東IC」より 約25分

②東名高速道路「富士IC」より 約40分


【駐車場】

有り


【ウェブサイト】

http://www.city.fuji.shizuoka.jp/fujijikan/live/kb719c0000002b0r.html

広見公園

季節の花々と富士山の共演、富士市に根付く歴史と文化

東名高速道路「富士IC」から約4分の場所にある「広見公園」。

通年を通して様々な花に彩られた、美しい富士山を眺められるスポットです。


特に有名なのは、約41種・約2,000本が咲き誇るバラ。「富士にかかるバラの虹」をテーマに、バラの花壇越しに望む富士山はまるで絵画のようです。また、約300本の桜、約30種・約400本の梅、約37種・約2,200本のつつじ、約10,000株の紫陽花など、足を運ぶ季節に関係なく景色を楽しめます。


また、公園入口には「富士市立博物館」と「歴史民俗資料館」が併設。


1981年に開館した富士市立博物館。「富士に生きるー紙のまちの歴史と文化ー」をテーマに、主要産業である製紙業、東海道五十三次の吉原宿、富士山信仰など、富士市にまつわる歴史や文化を深く知ることができます。ちなみに、富士市がかぐや姫伝説の発祥地とされていることから、「富士山かぐや姫ミュージアム」の愛称でも親しまれています。


分館となる歴史民俗資料館では、富士市の暮らしに注目。富士山と駿河湾に面した富士市だからこそ、古くから伝わる農業や漁業を営んできた人々の生活に触れられます。富士市の知見を深めれば、眺める景色がより一層味わい深くなりますよ。

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【お問い合わせ】

0545-55-3553


【営業時間】

8:45分〜21:00

※駐車場開放時間


【アクセス】

電車:

JR「富士駅」「吉原駅」「新富士駅」より車で20分


バス:

富士急静岡バス 吉原中央駅3番線「広見団地入り口」下車


車:

西富士道路「大渕・広見インター」より3分


【駐車場】

有り


【ウェブサイト】

http://www.city.fuji.shizuoka.jp/machi/c1404/fmervo0000007url.html

※富士市立博物館(本館)・歴史民俗資料館(分館)


【お問い合わせ】

0545-21-3380


【営業時間】

夏期(4月~10月)9:00~17:00

冬期(11月~3月)9:00~16:30


【定休日】

月曜日(祝日の場合は開館)

祝日の翌日

12月29日~翌年1月3日


【利用料】

無料


【アクセス】

電車:

JR「富士駅」「吉原駅」「新富士駅」から車で約20分


バス:

富士急静岡バス 吉原中央駅3番線「広見団地入り口」下車


車:

西富士道路「大渕・広見インター」から約3分


【駐車場】

有り


【ウェブサイト】

http://museum.city.fuji.shizuoka.jp/index.php#6

吉原商店街

東海一の祇園祭が開かれる、東海道五十三次14番目の宿場

江戸時代、東海道五十三次14番目の宿場「吉原宿」が置かれていた「吉原商店街」。

東西から多くの人々が行き交う宿場町として栄えました。 

吉原宿は津波の被害で宿場を引っ越したことにより計画的に整備された宿場だったため一直線に延びる街並みが特徴で、今も同じ場所を通る吉原商店街のまっすぐな通りには当時の面影を感じられます。

もともと海沿いにあった吉原宿は二度の津波で北へ北へと内陸部へ場所を移し、本来東西に通っていた東海道が北に折れ曲がることで「名勝左富士」が生まれました。 

東海道の江戸から京都へ向かう際に、進行方向の右側に見えていた富士山が左側に見える景勝地で、歌川広重の浮世絵に描かれたことでも知られています。

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吉原商店街が1年で最も盛り上がるのは、毎年6月第2土曜・日曜。

東海一の祇園と称される「吉原祇園祭」が開かれます。

江戸時代から続く伝統行事で、通称「お天王さん(おてんのさん)」と呼ばれ、悪霊退散、疫病追放などを願うために行われます。


期間中、約20万人が訪れると言われる吉原祇園祭。

吉原商店街に沿って約1kmに200軒以上の露店が並ぶなか、全21台が揃う山車引き回しの光景は圧巻。

吉原宿は東西文化の交流点ということもあり、山車型・屋台型など様々な姿形の山車が入り混じる全国でもたいへん珍しいお祭りです。クライマックスの競り合いは興奮すること間違いなしです。


富士市のご当地グルメとして知られる「つけナポリタン」発祥のお店や、富士山の伏流水を使ったフルーツ生ゼリーのお店、 製紙業が盛んな街だからこその紙バンドでできた雑貨のお土産なども楽しめます。

吉原商店街で富士市の思い出の一品を探してみてはいかがでしょうか。

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【お問い合わせ】

0545-51-5227(吉原商店街振興組合)


【営業時間】

吉原祇園祭は毎年6月第2土曜・日曜に開催


【アクセス】

電車:

岳南電車岳南線「吉原本町」より徒歩すぐ


バス:

富士急静岡バス「吉原中央駅」徒歩すぐ


車:

東名高速道路「富士IC」から約5分


【駐車場】

有り

有料駐車場


【ウェブサイト】

http://yoshiwara-shoutengai.com/

毘沙門天妙法寺

毘沙門さんのご利益を求めて、約25万人が訪れる「だるま市」

1627年に創建された「妙法寺」。

毘沙門天像を本尊とし、「毘沙門さん」として親しまれています。インドや中国寺院など、様々な建築様式を取り入れているのが特徴。本殿前には「お身拭い毘沙門天像」があり、御布で身体をさすると痛みが消えるとされています。


妙法寺では、旧暦正月の7〜9日に「毘沙門天大祭」が開催されます。

江戸時代から続く伝統行事で、県内外から25万人以上もの参拝客が訪れる大規模なお祭り。期間中に毘沙門さんにお参りすると「一粒万倍の功徳あり」と古くから伝えられ、大層なご利益があるとされています。


また、お祭りでは「だるま市」も開催。

群馬県の高崎、東京都の深大寺に並ぶ「日本三大だるま市」のひとつです。お寺の境内・外に、約500点ものだるま店が軒を連ね、全国各地のだるまが集結します。なかでも注目したいのが、毛付と呼ばれる黒い髭を描いた富士市発祥「鈴川だるま」。だるまの片方の目を入れてくれる「だるま開眼祈祷」も受け付けているので、ご利益を持ち帰りたい方は是非。

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【お問い合わせ】

0545-32-0114


【営業時間】

10:00~15:00時

※問い合わせ時間

※毘沙門天大祭は2月下旬頃


【定休日】

年中無休

※ただし、保守点検のため臨時で休館日を設ける場合あり


【アクセス】

電車:

JR「吉原駅」より徒歩約10分

JR「新富士駅」よりタクシー約15分


車:

国道1号線よりすぐ

※毘沙門天大祭開催中は交通規制有り


【駐車場】

有り


【ウェブサイト】

http://www.fuji-bisyamonten.com/

道の駅 富士川楽座

静岡観光の帰り道にも便利!富士山をゆっくり眺められる複合型施設

JR「富士川駅」から車で北に約30分。

東名高速道路「富士川サービスエリア(SA)」に併設されている「道の駅 富士川楽座」は、レストランからプラネタリウム、大観覧車まである複合型施設です。


富士山、富士川、富士市の街並みを同時に眺められることで有名。

4階にあるラウンジでは、ゆったりとソファに腰掛けながら絶景を眺めることができます。


景色に満足したら、そろそろ小腹が空いてくる頃合い。

施設内には様々なジャンルの飲食店があり、なかでも海の幸を使った海鮮丼や生桜海老と生しらすを使ったかき揚げが人気です。時間に余裕があるなら、食後の休憩に直径14mものドームスクリーンを有するプラネタリウムもおすすめですよ。


また、2017年2月23日「富士山の日」に開業した「大観覧車 Fuji Sky View」もおすすめ。高さ60mからは富士山や駿河湾を一望でき、1周約12分の空の旅を楽しめます。日没後には15分間隔で変化するLEDイルミネーションが点灯。幻想的な空間のもと、富士市の夜景にロマンチックなひと時を過ごせます。


東名高速道路の上り(東京方面)でのアクセスが便利。

静岡観光の帰り道に、長距離移動の息抜きに、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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【お問い合わせ】

0545-81-5555


【営業時間】

8:00~21:00


【定休日】

年中無休

※ただし、保守点検のため臨時で休館日を設ける場合あり


【アクセス】

電車:

JR東海道本線「富士川駅」にて下車、山梨交通バス、タクシー、または徒歩


バス:

JR東海道本線「富士川駅」より山梨交通バス「富士宮駅」方面・「富士川楽座前」にて下車


車:

①一般道「県道富士川身延線」より「楽座1F」へ

②東名高速道路「富士川SA上り線」より「楽座3F(直結)」へ

③東名高速道路「富士川SA下り線」より、「富士川スマートIC」から出て楽座1F」へ


【駐車場】

有り

大型:9台 普通車:257台


【ウェブサイト】

http://www.fujikawarakuza.co.jp/

いかがでしたか?

今回は、静岡県富士市の名所を5箇所ご紹介しました。

奥深い自然が広がる山間、四季折々の花々と一緒に楽しめる公園、気軽に立ち寄れるサービスエリアまで、富士山を望めるスポットが数多く点在していることがお分かりいただけたかと思います。また、古くから伝わる歴史や文化を体感すれば、見える景色も違ってくることでしょう。訪れたさいには是非、富士市の魅力を深く深く掘り下げてみてくださいね。