東京のほぼ中央に位置する、京王線沿いの街「調布」。都心からのアクセスは抜群ながら、自然豊かなこのエリア、最近では駅前の開発などでますます盛り上がりをみせています。
調布に来たら訪れてほしい、よりみちスポット5か所を紹介していきます。
深大寺
武蔵野の風情が残る、都会のオアシス
調布駅からバスで10分ほどの場所にある深大寺。天台宗別格本山であり、奈良時代の733年に、寺名の由来でもある水神の深沙大王を祀り創建されました。東京では浅草寺につぐ歴史を持つ寺となっています。後に紹介する神代植物公園と合わせ広さ46万㎡を誇り、都内でありながら自然に溢れた地となっています。このあたりは湧き水も多いため「深大寺そば」が名物となっています。また、年間を通して行われる行事の中でも、日本3大だるま市の「深大寺だるま市」が有名です。
深大寺は昔から厄除け祈願で有名なお寺となっていますが、最近では自然に囲まれた浄化や癒し、縁結びのパワースポットとして注目を集めています。澄んだ水や空気が充ちる深大寺を参拝して、パワーを授かりましょう。
深大寺そばや鬼太郎茶屋も
また、深大寺参道付近には、名物の「深大寺そば」店や和菓子などの店が軒を連ねています。中でも有名なお店が「鬼太郎茶屋」です。
実は、調布は「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげる氏の第2の故郷であり、調布の街のあちらこちらに、鬼太郎ゆかりのものを見かけます。屋根の上や木の上など、いたるところに鬼太郎のキャラクターが!店内の喫茶コーナーでは、鬼太郎のキャラクターに模したなんともインスタ映えなスイーツを味わう事ができます!鬼太郎のファンならなおさら、そうでない人にも楽しめるスポットとなっています。
神代植物公園
美しいバラが見どころ、都内唯一の植物公園
深大寺に隣接する神代植物公園は、都立で唯一の植物公園です。元々は東京都の街路樹などを育てるための苗園だったのが、戦後の1961年に公園にまりました。
約48万㎡という広大な敷地の中に、現在約4800種、10万本の木が植えられています。園内はバラ園、つつじ園、うめ園、はぎ園など植物の種類ごとに30ブロックにわけられています。
中でも洋式庭園近くに広がる、バラ園はこの公園の名物となっています。なんでもこのバラ園、世界バラ会連合優秀庭園賞を受賞した日本でも有数のバラ園なのです。園毎年バラの開花の時期に合わせて春と秋に「バラフェスタ」が開催され、多くの見物客で賑わいを見せます。
四季折々咲く様々な花を鑑賞しながら、散策してみてはいかがですか?
神代植物公園
住所
東京都調布市深大寺元町5丁目31−10 都立神代植物公園
お問い合わせ
営業時間
①9:30〜17:00(入園16:00まで)
②定休日 月曜(祝日の場合はその翌日)、年末年始
利用料金
小学生以下無料、中学生200円(都内在住、在学の中学生無料)、大人500円、65歳以上250円
駐車場
有料駐車場あり
ウェブサイト
京王フローラルガーデンアンジェ
四季折々の花が咲く欧州庭園、手ぶらでBBQも
「京王フローラルガーデンアンジェ」は四季折々に咲く様々な花や緑が美しい欧州庭園。京王線の京王多摩川駅の目の前にあり、アクセスも抜群です。
季節によって、春にはチューリップやバラ、夏にはスイレン、秋にはバラやシロバナマンジュシャゲ、冬にはスイセンやクリスマスローズなどが見ごろを迎え、1年を通して植物の息吹を感じることができます。
中でも、3月下旬から4月下旬に見ごろを迎えるマグノリア(コブシ・モクレンなどの総称)は、アンジェの目玉の1つです。都内最大級、30種類200本ものマグノリアを鑑賞することができます。白やピンクなど色とりどりに花を咲かせるマグノリアに、春の訪れを感じることができます。

また、アンジェ内にあるBBQ-VILLAGE(バーベキュービレッジ)は、完全予約制のバーベキュー。3月から11月にかけて、欧州ガーデンの花や緑に囲まれながらバーベキューを楽しむことができます。面倒な準備や後片付けは不要、手ぶらでバーベキューができるのは嬉しいですよね!ファミリーや友達、会社の同僚と、ワンランク上のバーベキューを楽しむことができます。
京王フローラルガーデンアンジェ
住所
東京都調布市多摩川4丁目38 京王フローラルガーデンアンジェ
お問い合わせ
営業時間
①営業時間
・3月〜9月10:00〜17:30
・10月〜2月10:00〜16:30
※BBQVillageとは、営業時間等が異なる
②定休日
毎週水曜(水曜が祝日の場合はその翌日)、年末年始
利用料金
・大人500円
・中学生100円
・小学生100円
・小学生未満 無料
アクセス
電車:
京王線「京王多摩川駅」駅前
バス:
京王線「飛田給駅」南口から「調布南口」行き「京王多摩川駅」下車
駐車場
有り
隣接の京王コインパークを利用(有料)
ウェブサイト
天神通り商店街
ゲゲゲの鬼太郎キャラクターを見つけよう
調布駅北口から徒歩1分にあり、布多天神社へ続く「天神通り商店街」。商店街には、食べ歩きのできるお店から、飲み屋、そのほか様々な店が軒をつらねています。
ここまでは一見普通の商店街ですよね。この商店街の面白い所は、あちらこちらにゲゲゲの鬼太郎のキャラクターがいるんです!調布は、ゲゲゲの鬼太郎の作者、水木しげる氏が50年近く住んでいた、いわば第2の故郷。そのため街のいたるところにゲゲゲの鬼太郎の世界観を感じることができます。
商店街を散策していると鬼太郎のおなじみキャラクターに会うことができます。こちらねこ娘と一反もめん。
あっこんな所にねずみ男が!
他にも商店街のあちこちに鬼太郎の仲間がいます。全部の妖怪たちを見つけられるか、ぜひトライしてみてください!
昔ながらの風情を感じる、歩いているだけで楽しめる商店街。ちょっとしたよりみちに最適です。
天神通り商店街
住所
東京都調布市布田1丁目11−5
お問い合わせ
アクセス
電車:
京王線調布駅北口から徒歩2分
ウェブサイト
布多天神社
緑に囲まれた、地元民に愛される神社
天神通り商店街を抜けた先にある、緑に囲まれた神社「布多天神社」。
927年に制定された延喜式神名帳に名をつらねている古社です。もともと多摩川沿いにあったものを、洪水を避けるために現在の場所に遷座され、その際に学問の神様で有名な菅原道真公が配祀されました。
そのため合格・学業成就、厄除け、家内安全などのご利益があると言われています。初詣には、地元の参拝客で賑わいを見せます。
そして布多天神社に来たらぜひやって欲しいのが、「ゲゲゲの鬼太郎おみくじ」。運勢によって描かれている妖怪も違うので、何が出るのかは引いてからのお楽しみ!

布多天神社
住所
東京都調布市調布ケ丘1丁目8−1 布多天神社
アクセス
電車:
京王線調布駅より徒歩5分
駐車場
あり
ウェブサイト
いかがでしたか?
今回は、東京都調布市のスポットを5つご紹介しました。東京の真ん中にあり、アクセスの良さと豊かな自然を兼ね備えた街「調布」。歴史ある神社や広大な自然の中を散策してリフレッシュしたり、街のいたるところにある「ゲゲゲの鬼太郎」ゆかりのスポットを訪れたり、様々な楽しみ方ができます。あなたのお気に入りの場所を見つけに、調布へよりみちしてみてはいかがですか?