映画「男はつらいよ」シリーズや漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」でも有名な、東京都葛飾区。そんな寅さん、両さんのイメージがつよい葛飾区ですが、そのほかにも観光スポットがたくさんあります。今回はその中からロコナビのおすすめをピックアップしてご紹介します!

この記事の目次

柴又帝釈天(帝釈天題経寺)

彫刻ギャラリーと邃渓園は必見


葛飾区柴又にある日蓮宗の寺院、経栄山題経寺は「柴又帝釈天」と呼ばれて親しまれています。題経寺の歴史は江戸時代初期の寛永6年(1629年)に遡り、下総中山法華経寺・第19世禅那院日中(ぜんないんにっちゅう)上人と、その弟子である第2代題経院日栄(だいきょういんにちえい)上人の二人の僧によって開基されたと言われています。


帝釈天はインド最古の聖典である「リグ・ヴェーダ」の中で最も多くの賛歌を捧げられている軍神・武勇神インドラと呼ばれる重要な神さまです。神様としての帝釈天の姿は「右手に剣を持ち、左手を開いた忿怒の相をあらわした悪魔降伏の尊形」として表現され、「仏の教えを信仰し、従う者には、もし病難や火難、 その他一切の災難に遇えば、帝釈天が必ず守護し、この悪魔を除き退散させてくれる」として厄除け、病気平癒のご利益があると言われています。


境内は、左手に鐘楼堂、正面には帝釈堂、本堂となっています。履物を脱いで帝釈堂に上がると彫刻ギャラリー(有料)があり、すばらしい彫刻を間近に見ることができます。裏手にある回廊式の「邃渓園(すいけいえん)」も有料ですが、風情あふれる見事な庭園で、柴又帝釈天を訪れたらぜひ見ておきたいところ。彫刻ギャラリーと邃渓園の共通拝観料は大人400円です。

柴又帝釈天(帝釈天題経寺)


住所

東京都葛飾区柴又7丁目10−3


アクセス

電車: 

京成線「柴又駅」から徒歩で約5分


ウェブサイト

http://www.taishakuten.or.jp/

葛飾区山本亭

国内外から高い評価を受ける書院庭園


葛飾 柴又 寅さん記念館の裏にある山本亭は、趣ある書院造に西洋建築を取り入れた、和洋折衷の建築が特徴の大正末期の建造物です。この建物は、地元ゆかりの山本工場(カメラ部品製造)の創立者である山本栄之助氏の自宅でした。当時は洋風建築を取り入れることが富裕層の間で流行しており、その佇まいを今に残す貴重な建築として、葛飾区が登録有形文化財に指定。昭和63年に買い取り、平成3年4月から一般公開されています。


木造2階建ての建物には、明り取りの窓、違い棚など、書院造の特徴が随所に見られます。1階は120坪の広さがあり、2階が15坪、地下防空壕や土蔵、長屋門で構成されています。土蔵は山本栄之助氏が屋敷跡を取得した当時からあり、正確な築造年は判明していませんが、山本亭内に現存する中で最も古い建造物とされています。


風情ある和洋折衷の建造物で見どころ満載の山本亭ですが、中でも必見は書院造の庭園です。国内外から高い評価を得ており、米国の日本庭園専門誌「Sukiya Living〜ランキング調査(2016年)で、第3位に評価されたほど。縁先に池を配し、背景には広がる常緑樹。耳をすませば、築山から落ちる滝の音が心癒してくれます。

葛飾区山本亭


住所

東京都葛飾区柴又7丁目19−32


営業時間

9:00~17:00


定休日

毎月第3火曜(ただし第3火曜が祝日、休日の場合は、直後の平日)と12月第3火曜~木曜


利用料金

高校生以上100円


アクセス

電車: 

京成線「柴又駅」から徒歩で約8分


ウェブサイト

http://www.katsushika-kanko.com/yamamoto/

南蔵院(しばられ地蔵尊)

縄でぐるぐるに縛られた、「しばられ地蔵」で有名


東京都葛飾区にある天台宗の寺院、南蔵院は、伊勢物語で知られる平安時代の歌人・在原業平氏ゆかりの寺院です。業平が隅田川で舟遊びをした時、船が転覆して多くの人が亡くなり、業平はその人々を弔い、像を刻み村人に与え、法華経を写経して塚に納めました(業平塚)。その傍らに創建されたのが、南蔵院です。


また、そこに架けられた橋は業平橋と名付けられ、南蔵院の境内はその隅田川の様子を表しています。白御影の砂利は隅田川、参道は業平橋、右手の石は業平の舟石です。


南蔵院の最大の見どころは、縄でぐるぐるに縛られた、「しばられ地蔵」と呼ばれる高さ1メートルほどの石の地蔵尊です。元禄14年(西暦1701年)の造立と伝えられ、「文政寺社書上」によると、この地蔵尊は諸願成就、殊に難病平癒に霊験があり、信心の者が祈願するときは地蔵尊を縄で縛り、成就したときには縄を解くことから、しばられ地蔵と称したと記されています。


また、年に一度、大晦日の夜には、南蔵院住職による「願かけしばられ地蔵尊」の縄解き供養が行われ、新年の訪れと共に地蔵尊に新年の一番縄が結ばれます。この時を狙って、縄のまかれていない貴重な姿を拝みに行くのもおすすめです。

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南蔵院


住所

東京都葛飾区東水元2丁目28−25


アクセス

電車: 

JR「金町駅」から徒歩で約17分

バス: 

京成バス「しばられ地蔵」下車、徒歩約3分


ウェブサイト

http://shibararejizo.or.jp/

水元公園

一年を通して美しい景観が楽しめる


南蔵院のすぐ裏手にある水元公園は、小合溜に沿って造られた、都内で唯一水郷の景観をもった公園です。水元公園は小合溜に沿って造られた、都内で唯一水郷の景観をもった公園です。昭和50年まで、このあたりは都立江戸川水郷自然公園に指定されていました。小合溜から引いた大小の水路が園内を走り、水郷景観を作りだしています。園内にはポプラ並木やメタセコイアの森、ハンノキなど水辺に強い樹木が生育し、ハナショウブ、スイレン、コウホネといった水生植物を多く見ることができます。


水元公園は桜や花菖蒲の名所としても有名です。3月下旬から4月上旬にかけては美しい遊歩道の桜を、6月上旬から下旬には約100品種20万本の花菖蒲を楽しむことができます。また、花菖蒲の季節には菖蒲祭りも開催されます。


桜や花菖蒲の咲く季節はもちろんですが、水元公園では一年を通して美しい景観が楽しめます。釣り場、ポプラ並木、「生きた化石」メタセコイヤの森、中央広場、フィールドアスレチックス、バードサンクチュアリーがあり、都の天然記念物「オニバス」や絶滅危惧種「アサザ」の自生地としても知られています。

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水元公園


住所

東京都葛飾区水元


アクセス

バス: 

京成バス「水元公園」下車、徒歩約7分


ウェブサイト

https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/about041.html

葛飾区郷土と天文の博物館

プラネタリウムも人気!体験コーナーが充実したミュージアム


葛飾区郷土と天文の博物館は、葛飾の歴史をたどる郷土博物館と、星の世界をさぐる天文博物館が一つになったミュージアムで、平成3年に設立されました。


2階「郷土のフロア」は、かつしかと水との深い関わりに着目した「水とかつしか」、古代・中世・近世の三時代の歴史で著名な事柄を紹介する「かつしかのあゆみ」、近世以降の葛飾区の人々の生活文化とその変化の過程を紹介する「かつしかのくらし」の3つのセクションで構成されています。なかでも昭和30年代の葛飾の家や工場をそのまま再現したコーナーが人気で、ちょっとしたタイムスリップ気分を味わうことができます。


3階の「天文のフロア」には、2018年6月にリニューアルした天文展示室や、こちらもリニューアルしたばかりの最新式のプラネタリウムがあります。充実したCG技術や音響設備で迫力ある映像を投影するプラネタリウムは特に人気のプログラムで、満天の星と一緒に美しい音楽が楽しめるコンサート番組も多数公開されています。


また、屋上の天体観測室には大きな天体望遠鏡があり、毎週末(金曜日と土曜日)に行われる観察会で都会から見た本物の宇宙を楽しむことができます。葛飾の歴史に、プラネタリウムにと盛りだくさんのミュージアム。ぜひ、足を運んで見ませんか。

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葛飾区郷土と天文の博物館


住所

東京都葛飾区白鳥3丁目25−1


営業時間

火曜日~木曜日 9:00~17:00

金曜日~土曜日 9:00~21:00

日曜日・祝日 9:00~17:00


※入館券は閉館30分前まで発売します。


定休日

月曜日(祝日の場合は開館)/第2・4火曜日(祝日の場合は翌日休館)

年末年始(12月28日~1月1日、1月2日~4日は一部開館)


利用料金

入館料:

大人100円 / 小・中学生50円 / 幼児無料


プラネタリウム:

大人350円 / 小・中学生100円 / 幼児50円


アクセス

電車: 

京成電鉄本線「お花茶屋」下車、徒歩約8分


ウェブサイト

http://www.museum.city.katsushika.lg.jp/

堀切菖蒲園

約200種約6000株の花菖蒲を楽しめる!


葛飾区を代表する観光スポットの一つ「堀切菖蒲園」。堀切の花菖蒲は江戸の名所の一つとして古くから知られ、その景観は安藤広重や歌川豊国らが描いた浮世絵の題材ともなっています。

かつてはたくさんの菖蒲園がありましたが戦争などで失われ、現在残るのは堀切菖蒲園のみ。園内には約200種約6000株の花菖蒲が植えられ、中には江戸期から続く「十二単衣」「酔美人」といった希少な品種も多数。毎年花菖蒲が見ごろを迎える6月上旬~中旬頃には「葛飾菖蒲まつり」も行われます。

2018年3月には園路幅の拡張やトイレのバリアフリー化などの改良工事が行われ、利用しやすくなった堀切菖蒲園。花菖蒲以外にも季節ごとに色々な花を楽しめるので、ゆったりと散策してみてはいかがでしょうか。

住所

東京都葛飾区堀切2丁目19-1 区立堀切菖蒲園


アクセス

電車: 

京成電鉄「堀切菖蒲園駅」から徒歩で約15分


営業時間

①営業時間 

・9:00〜17:00 

※菖蒲まつり期間中(6月)は開園時間を延長しています。 

②定休日 

・年末年始 

・静観亭は、月曜(祝日の場合はその直後の翌日)と年末年始(但し、1月6月は休館なし)


利用料金

無料

亀有のこち亀像

人気漫画の銅像がいっぱい!


週刊少年ジャンプで1976年から2016年まで連載された、国民的人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」。全200巻が刊行され、”最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ”としてギネス世界記録にも認定されました。漫画の舞台ともなっている亀有には、「こち亀像」と呼ばれる銅像が現在15体設置され、ファンの聖地となっています。主人公の”両さん”のこと両津勘吉をはじめ、秋元カトリーヌ像や中川 圭一像といった人気キャラ像も!


両さんはダブルピースをしたり、敬礼したりとバリエーション豊富。ベンチに座って一緒に写真を撮ったりもできますよ。

詳細なガイドマップがインターネットでダウンロードできるほか、亀有銀座商店街ゆうろーどサービスカウンター等で配布されているので、銅像巡り観光にお出かけしてみてはいかがでしょうか。

住所

東京都葛飾区亀有5丁目33−12


アクセス

電車: 

JR亀有駅から徒歩で1分亀有駅北口前

矢切の渡し

都内に唯一残る渡し舟


船頭さんの手漕ぎの和船が、葛飾区と千葉県松戸市の約150mを結ぶ「矢切の渡し」。江戸川の広々とした河川敷には簡素な桟橋が設けられ、約5分ほどのレトロな船旅が楽しめます。

かつては耕作や対岸の農地への移動手段として多くの渡し船が運行されていましたが、明治期に鉄道や主要幹線道路などに橋が架けられると徐々に姿を消し、都内では矢切の渡しが残るのみ。

伊藤左千夫の小説『野菊の墓』や演歌『矢切の渡し』の舞台もなっているほか、『男はつらいよ』シリーズで寅さんが乗船したことでも有名です。

また、川べりで聞こえる鳥の声や水面を渡る船の音は、柴又帝釈天とともに「残したい日本の音風景100選」にも選ばれています。

住所

東京都葛飾区柴又


アクセス

電車: 

①京成線「柴又駅」から徒歩で約8分 

②北総線「新柴又駅」から徒歩で約12分


バス: 

JR「金町駅」からバス「小岩駅」行き「柴又帝釈天」下車、徒歩で7分


駐車場

有り 

有料199(普通車192台)1日1回500円(大型車7台)1日1回2,000円


営業時間

①営業時間 10:00~16:00 

②運行日 

・3月中旬~11月 毎日 

・12月~3月上旬 土・日・祝日 

※荒天時は運休、1月1日~7日、帝釈天縁日の日は運行


利用料金

・中学生以上 200円 

・4才から小学生 100円


フーテンの寅像

寅さんの故郷、柴又に建つ銅像


映画「男はつらいよ」の舞台として知られる葛飾区柴又。1999年に地元商店会と観光客の募金によって、京成線柴又駅前広場に「フーテンの寅像」が設置されました。

旅に出ようとした寅さんが、妹のさくらに呼び止められ振り返った姿をモチーフとした像は、柴又観光の定番フォトスポットとして知られています。また、”左足を触ると運気が上がる”とされ、フーテンの寅像はパワースポットとしても大人気!


2017年3月には、振り返る寅さんの視線の先に「見送るさくら像」を新たに設置。サンダルの左足の甲に「さくら」の文字、さくらを演じた女優・倍賞千恵子さん名前から一文字とった「ち」と右足のかかとに刻まれていることから、”両足を触ると幸(さち)がある”と早くも話題になっています。

映画の世界を満喫できる「フーテンの寅像」と「見送るさくら像」。柴又に来たら見逃せないスポットです。

住所

東京都葛飾区柴又4丁目8−14


アクセス

電車: 

京成線柴又駅駅前広場

葛飾柴又寅さん記念館

「男はつらいよ」の世界を満喫できるミュージアム


1969年から1995年までの26年間に全48作品が公開された、国民的映画「男はつらいよ」。「寅さん記念館」は、そんな人気映画の魅力を余すところなく体感できるミュージアムです。

館内には実際に撮影で使われたセットを大船撮影所から移設。寅さんの実家の団子屋「くるまや」(39作目までは「とらや」)の様子を間近で見ることができますよ!昭和30年代の帝釈天参道を再現した精巧なミニチュア模型や、寅さんと並んで記念撮影できる有料コーナーなども見どころ。また、実物衣装や台本、寅さん愛用のトランクの中身等も公開されています。


寅さん記念館には「山田洋次ミュージアム」が隣接。男はつらいよシリーズの原作・脚本・監督を務めた山田監督が手掛けた歴代作品を、時代背景とともにパネルなどで展示しています。寅さん記念館と山田洋次ミュージアムは、2019年4月にリニューアルオープンを予定。山田洋次ミュージアムは現在休館中なので、お出かけの際はご注意下さい。

住所

東京都葛飾区柴又6丁目22−19


アクセス

電車: 

京成線柴又駅から徒歩で8分 

北総線新柴又駅から徒歩で12分


駐車場

あり(柴又公園駐車広場)


営業時間

9:00〜17:00入館は16:30まで 

定休 毎月第3火曜(ただし、第3火曜が祝日、休日の場合は、直後の平日)、12月第3火曜~木曜


利用料金

子供300円、大人500円、65歳以上400円 

20名以上の団体、窓口のみ販売

いかがでしたか?

今回は東京都葛飾区のおすすめ観光・名所をご紹介しました。

葛飾といえば「寅さん」のイメージも強いですが、葛飾区には「寅さん」のゆかりの地だけでなく、一年中自然の美しい公園「水元公園」や、国内外から高い評価を受ける庭園「山本亭庭園」など、様々な観光スポットがたくさん有ります。これまでのイメージとはちょっと違う葛飾を見に、お出かけしてみませんか?