山手線の駅の中ではやや存在感が薄めですが、実は商店街が充実しているので、歩いて楽しい田端。それに、日本を代表する文士や芸術家が多く暮らしていたというアカデミックな雰囲気も確かに感じられます。

JR東日本東京支社があったり、鉄道ファンの聖地があったりと“鉄”方面からの視線も熱いこの街を、ぶらりと散歩してみましょう!

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ホテルメッツ田端

「ホテルメッツ」は、JR東日本グループが運営するホテルブランド。中でもホテルメッツ田端は、何の変哲もないように見えて、田端操車場を見渡せる絶好の立地。トレインビューが満喫できるホテルとして鉄道ファンやお子様たちに大人気なのです。

 

ホテルの宿泊プランも凝っており、選べる鉄道グッズつきの「トレインビュープラン」が評判。もちろん部屋らからは、北陸・東北・秋田・長野・上越新幹線を一望。ファンならずともその魅力にはまってしまいそうです。このプランは大人気のうえ、室数限定なので予約をしてからホテルステイを楽しんでくださいね。

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田端文士村記念館

「田端文士村記念館」は、駅前の「田端ASUKAタワー」内に設置された記念館。明治期に上野の地で東京藝術大学の前身が開校すると、上野からのアクセスがよかったこのエリアには多くの芸術家が移り住んできたのです。田端ゆかりの文士には、芥川龍之介や室生犀星などがいます。彼らがこの地で暮らしはじめると、そのつてをたどって多くの文士が集まってきました。

 

「田端文士村記念館」には、そうした文士や芸術家ゆかりの品々が展示されています。入館料は無料なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

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赤紙仁王尊(東覚寺)

駅前の道路を動坂方面に南下すると現れるのが「田端八幡神社」と「東覚寺」。どちらも静謐な雰囲気に満ちています。「東覚寺」の門前には赤い紙がたくさん貼られた石像がおられます。こちらが「赤紙仁王尊」。なんでも、自分の悪いところと同じところに、赤い紙を貼ると病気が治るという信仰があるのだそうです。祈願が叶ったら、お礼参りにきて草鞋(わらじ)を供えるのが習わしとなっています。

 

「赤紙仁王尊」はもともと「田端八幡神社」の前にありましたが、明治の神仏分離のときに「東覚寺」の境内に移されたそうです。

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旧古河庭園

「旧古河庭園」は、もともとは明治の元勲・陸奥宗光の別邸でしたが、宗光の次男が古河財閥の養子になったことから、 古河家の所有になりました。現在は東京都が公園として整備・公開。新東京百景、名勝として国の文化財に指定されています。英国ルネサンス風の洋館と洋風庭園は、鹿鳴館を手掛けたジョサイア・コンドルが設計したもので、大正初期の庭園の原型をよくとどめています。

 

年間を通じて花の見どころが多いのですがやっぱり春と秋。特にバラは有名で見頃は5月の春バラと10月の秋バラのシーズンがおすすめです。入園料は一般150円とリーズナブル。喧騒を忘れて足を休めるのに最適なスポットです。

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田端銀座

田端の商店街は駅前にはない! なんと、田端駅と駒込駅のほぼ中央あたりという立地ですが、その代わりに駅前の開発を逃れ、昔ながらの個人商店が軒を連ねます。そんな場所柄地元の人たちの生活に根差した堅実で温かい商いが連綿と続いてます。また、活気も十分。

 

おすすめはおでん種の「佃忠」。手作りの揚げたてさつま揚げは種類も豊富ですが、揚げボールが大人気という話。店頭でアツアツおでんも選んで買っていくこともできます。毎週金曜日は特売日なので混み合います。そのほか、八百屋のお母さんが常連客のお子さんに、まるで実のおばあちゃんのように声をかけていたりと、なんとも人情たっぷりな商店街なのです。

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