巣鴨と言えば、おばあちゃんの原宿と呼ばれる巣鴨地蔵通り商店街。お年寄りに人気のスポットですが、最近はそのレトロな雰囲気が新鮮なのか、若い世代にもその魅力が支持されているのだとか。街の人も気さくに話しかけてくれるので、自然と温かい交流が生まれます。

今回はこの商店街をメインに、名所旧跡からおすすめグルメ、最後はなんと天然温泉までご紹介します。

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とげぬき地蔵尊 高岩寺

巣鴨のメインストリート、地蔵通り商店街までは駅から歩いておよそ5分。この商店街の賑わいの中心にあるのが「とげぬき地蔵」です。「とげぬき地蔵」とは、巣鴨のお寺「高岩寺(こうがんじ)」の愛称。とげぬきの「とげ」とは、病気や悩みのたとえ。こちらのお寺のご利益はこうした病気や悩みを「とげを抜く」ように解決してくれると信仰されています。

 

お参りのしかたは、手と口を清め、本堂にお参りしたのちに、「洗い観音」へ。自身の患部と同じ部位を洗うと症状がよくなるといわれています。また、もちろんとげぬき地蔵のおすがたのお守りも受けられます。

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巣鴨ときわ食堂

「ときわ食堂」は、おなかの空いた人が定食をがっつり食べるのにも、おかずをアテにお酒を飲むのにも適した大衆食堂です。レトロで昭和感あふれる外観が、食欲をそそります。

 

メニュー構成は、エビフライ760円にお刺身盛り合わせ760円など。和食が中心ですが、洋食も取り入れられていて、きっと食べたい料理が見つかるはずです。特に、魚料理が評判で、旬のお魚煮付けやカキフライは大人気。従業員の接客も素敵だし、何より白いごはんと味噌汁がおいしいってのは最高です。おなかが空いていなくても、アジフライ430円にビール480円なんていうのもよりみち散歩にはいいかも。ちなみに商店街の奥にも支店があります。ちなみにこちら本店以外に駅前店、庚申塚店もあります。

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巣鴨庚申塚

地蔵通り商店街の端までくると、この先は都電荒川線の庚申塚駅となります。駅名の通り、商店街を抜けたところに巣鴨庚申塚があり、敷地内に足を踏み入れると可愛らしいお社が迎えてくれます。庚申塚とは庚申講のシンボルのようなもの。庚申講とは、60日ごとに巡ってくる庚申(かのえさる)の日に儀式をして徹夜で飲食を行う民間信仰です。なんでもこの日に寝てしまうと、おなかの中の虫がその人の悪事を天の神様に告げ口してしまうそうなのです。

 

庚申講は全国にありますが、こちらは中山道沿いで行き交う人馬も多く、茶店などでにぎわい江戸名所図会にも記されたほどの名所だったようです。現在は猿田彦大神庚申堂となっているので、狛犬ならぬ狛ザルがお仕えしています。

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染井霊園

そして緑溢れる広大な「染井霊園」は、著名な文人や芸術家、学者、政治家などが多く眠る都立霊園です。岡倉天心(美術思想家)、高村光太郎(詩人)と妻の千恵子、二葉亭四迷(作家)、水原 秋桜子(俳人) などです。霊園管理所では著名人の墓所巡りには欠かせない詳細なマップがもらえます。

 

また、日本でもっとも名の知れたソメイヨシノは、このあたりの「染井村」で誕生しました。昔は植木職人が多く住み、園芸が盛んな土地でした。そうした縁もあり、園内は有名な桜の名所としても知られています。桜の季節に、ソメイヨシノ発祥の地でお花見なんていかがですか? もちろん、春以外も散策にいいところなので、夏も秋も冬もどうぞ!

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東京染井温泉 Sakura

巣鴨に温泉があるなんて意外と知られていませんが、設備が整っていて環境も抜群なので、大人気なんですよ。こちら「東京染井温泉 Sakura」は「染井霊園」からすぐなので、セットで訪問するのもいいでしょう。知らなければ見過ごしてしまいそうな入り口ですが案内板を頼りに進んで行けば、待っているのは地下1,800メートルから湧き出る天然温泉の湯けむりです。入館料は大人1,296円でレンタル用品も利用できるので手ぶらでもオッケーです。

 

巣鴨駅までのシャトルバスも運行されているので、歩き疲れたら駅までシャトルバスに乗れば楽々です。山手線で本格的な温泉に行けるなんて、日常と非日常がミックスした希少な体験です。

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