都心から車で約1時間。神奈川県西部に位置する秦野市は、ハイキングや登山スポットが豊富な、美しい山々に囲まれた街です。「鶴巻温泉」などでも有名ですが、ハイキングや温泉以外にも見どころがたくさんあります。今回はそんな神奈川県秦野市の観光スポットの中から、おすすめをピックアップしてご紹介します!

この記事の目次

弘法山公園

ハイキングや散策に最適


弘法山公園は浅間山、権現山、弘法山の3つの山一帯を含む自然公園で、「かながわの景勝50選」、「関東の富士見百景」などに選ばれている公園です。弘法山公園・吾妻山コースというハイキングコースの一部でもあり、一年を通じて多くの人が訪れます。


弘法山は弘法大師が山頂で修行したことから名づけられたとの伝承がありますが、園内には弘法大師が祀られている釈迦堂があります。江戸時代に龍法寺の僧 馨岳永芳(けいがくえいほう)が、釈迦如来像と弘法大師像を祀った釈迦堂としたのが始まりですが、1766年(明和3年)の火災で釈迦像が焼失し、石造りであった弘法大師像だけが残ったとのこと。他にも園内には前田夕暮の歌碑、乳の井戸、鐘楼など見どころがたくさんあります。


弘法山公園は桜の名所としても有名で、ソメイヨシノ、オモイガワザクラなど約2,000本の桜があり、平成6年度には「かながわの花の名所100選」に選ばれています。桜が開花すると、山全体がピンク色に美しく染まります。そのほか園内にはアジサイ、ヤマユリなどが咲き、四季折々の景色を楽しむことができます。

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弘法山公園


住所

神奈川県秦野市曽屋5264


アクセス

バス: 

神奈中バス「弘法山入口」下車、徒歩約15分


車: 

東名高速「秦野中井IC」から約10分


ウェブサイト

http://www.kankou-hadano.org/hadano_point/point_koubouyama.html

鶴巻の大ケヤキ

樹齢推定600年以上!県下最大の大ケヤキ


小田急線「鶴巻温泉駅」から徒歩で約7分。鶴巻の落幡にあるケヤキは「鶴巻の大ケヤキ」とよばれ、神奈川県の天然記念物に指定されています。樹高30m、周囲は10mあり、樹齢推定600年以上の巨木で、県下最大の大ケヤキです。


「逆さボウキ」状の典型的なケヤキの形ではなくむしろエノキに似ていることから「大エノキ」とも呼ばれるこの木は、豊作と生活を祈り大切に護られてきました。1984年(昭和59年)には「かながわの名木100選」にも選ばれています。


近辺には、約250年前に江戸の商人が米寿を記念し造立したといわれる「延命地蔵」、緑の田畑の中に色鮮やかに浮かび上がるアジサイが美しい「鶴巻あじさい散歩道」、「鶴巻温泉」などがあります。鶴巻温泉駅前には手湯、鶴巻温泉 弘法の里湯敷地内には足湯があり、どちらも無料で利用できますので、周辺の散策と併せて、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

鶴巻の大ケヤキ


住所

神奈川県秦野市鶴巻南3丁目


アクセス

電車: 

小田急線「鶴巻温泉駅」から徒歩で約7分


バス:

神奈中バス「大ケヤキ」下車、徒歩約1分


ウェブサイト

http://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000002221/index.html

源実朝公御首塚

鶴岡八幡宮で暗殺された源実朝の首が祀られる場所


鎌倉幕府3代将軍源実朝は建保7(1219)年1月27日に鶴岡八幡宮で甥の公暁に暗殺され、その後、御首は公暁を討ち取った三浦氏の家来、武常晴(たけつねはる)らによって秦野の地に持ちこまれました。そして当時この地を治める波多野忠綱に供養を願い出て、波多野忠綱が実朝の厚い帰依を受けていた僧、退耕行勇(たいこうぎょうゆう)を招いて御首塚の近くに金剛寺を建て供養しました。


当初、御首塚の五輪塔は木造でしたが、1250年(建長2年)に波多野忠綱が金剛寺を再興した時、石造に代えたと言われています。また、首塚を飾っていたと伝えられる木造の五輪塔は現在、鎌倉国宝館に収蔵されています。


金剛寺へは源実朝公御首塚から歩いて約10分ほど。本堂には源実朝像が安置されています。ぜひこちらも併せて、足を運んでみてはいかがでしょうか?

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源実朝公御首塚


住所

神奈川県秦野市東田原1018-2


アクセス

バス:

神奈中バス「中庭」下車、徒歩約3分


ウェブサイト

http://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000002222/index.html

桜土手古墳公園・展示館

出土品や古墳造営模型、映像上映など展示が充実


秦野市堀山下に位置する桜土手古墳公園には保存古墳6基と復原古墳1基、そして多くの出土品や模型、写真などが見学できる展示館があります。市指定の史跡である桜土手古墳群は、南北200メートル、東西500メートルの範囲で35基の古墳が分布する神奈川県内でも規模の大きい古墳群で、うち6基が桜土手古墳公園内に保存されています。


公園内の復元古墳は、古墳群の中でも最大規模(径28メートル、高さ5.6メートル、周溝5メートル)の1号墳をモデルに古墳造営当時の姿を復元したもの。二段築成というお供え餅のような形で葺石(ふきいし)で覆われています。公園内にはそのほか、記念碑やモニュメントなどがあります。


公園内にある展示館は入館無料で、桜土手古墳群から出土した装身具・武器・土器などを展示しているほか、古墳の造営や原始・古代の暮らしなどの映像も上映されています。また、秦野市内で見つかった原始・古代の考古資料(石器・土器など)を展示、縄文・弥生時代から古墳時代にいたる墓制の変遷について時代ごとに説明しています。

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桜土手古墳公園・展示館


住所

神奈川県秦野市堀山下380-3


開館時間

9:00〜17:00(入館は16:30まで) 


休館日

月曜、休日の翌日、年末年始


利用料金

無料


アクセス

電車: 

小田急線「渋沢駅」から徒歩で約20分


バス: 

神奈中バス「桜土手古墳公園」下車、徒歩約1分


ウェブサイト

http://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000002343/index.html

大日堂

「大日如来像」などの文化財が多く眠る


大日堂は、宝蓮寺(大日堂諸堂を管理しているお寺)縁起によると、奈良県の東大寺大仏造営に尽力した行基(ぎょうき)によって742年(天平14年)に開かれたと伝えられています。大日堂は享保14年(1729年)に建築された近世寺院で、蓑毛不動堂、蓑毛地蔵堂、蓑毛大日堂仁王門と併せて国登録有形文化財(建造物)に登録されています。


普段は見ることができませんが、実は大日堂には県の重要文化財に指定されている「大日如来像」や、この像の両脇にある四体の如来像、市の指定重要文化財の木造聖観音菩薩立像など、貴重な仏像が多くあります。仏像に興味がある人は、年に数度ある公開日に訪れるのがおすすめです。


また、大日堂の前に建つ仁王門の左右にある阿吽一対の像「木造二王立像」も市指定重要文化財。県で一番古い二王像で、平安時代の作のためか穏やかな作風です。公開日以外に行っても建物を見ることはできるので、近くを訪れた際には足を運んでみてはいかがでしょうか。

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大日堂


住所

神奈川県秦野市蓑毛721


アクセス

バス:

神奈中バス「蓑毛」下車、徒歩約1分


ウェブサイト

http://www.kankou-hadano.org/hadano_point/point_dainitidou.html

いかがでしたか?

今回は神奈川県秦野市のおすすめ観光・名所をご紹介しました。

登山や温泉などで知られる秦野市ですが、桜の名所としても有名な弘法山公園、桜土手古墳公園・展示館、樹齢600年以上の大ケヤキなど、さまざまな見どころがあります。都心からもアクセス抜群の秦野市。ぜひ今度の週末にでも散策を楽しんでみてはいかがでしょうか?