大阪市と奈良市を結ぶベッドタウン的な存在である「大阪府 大東市」。初めて訪れるのなら、「大東八景」を中心に巡るのがおすすめです。大東市民が誇りと感じている風景や史跡、文化財、自然の中から選ばれた8つのスポットのこと。長閑な街並みの雰囲気に癒されながら、ゆっくりと寄り道散歩を楽しめます。今回は、そんな大東八景に含まれるおすすめの観光・名所を5箇所ご紹介しましょう!

この記事の目次

飯盛山

日本の名城に選ばれた要塞城、その痕跡を探索してみる


奈良の県境・生駒山地に連なる「飯盛山(いいもりやま)」。ハイキングやレジャーを楽しめるアウトドアスポットして人気です。


遡ること戦国時代。

周辺を納めていた三好氏によって築城された「飯盛山城」があった場所としても有名です。当時としてはかなり大きな山城で、攻められにくい立地を活かした要塞。「飯盛城の戦い」や「高屋城の戦い」など、数々の戦乱の舞台となりました。


現在は僅かな石塁を観られるくらい。城跡はほとんど残っていませんが、歴史的価値の高さから「続日本100名城」にも登録されています。


飯盛山のハイキングコースは複数あり、なかでも歴史深い社寺仏閣を巡るコースがおすすめ。所々に飯盛山城の痕跡も確認できるでしょう。山頂は大阪平野を一望できる絶景スポット! ちょっとした登山気分を味わいながら、大東市の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

飯盛山


住所

大阪府大東市北条


アクセス

電車:

JR「野崎駅」から徒歩で約10分(ハイキングコースまで)


車:

阪神高速道路13号線「大阪線・中野・水走出口」から国道170号線を北へ

第二京阪道路「中野・寝屋川北IC」から国道170号線を南へ


駐車場

無し


ウェブサイト

http://www.city.daito.lg.jp/kakukakaranoosirase/seisakusushin/miryoku/kankou/kaikan/1283308080070.html

福聚山慈眼寺(野崎観音)

行基によって刻まれた、十一面観音像を拝む


飯盛山の麓にある「福聚山慈眼寺」。

地元の人たちからは野崎観音と呼称されて親しまれています。


福聚山慈眼寺の起源は、天平勝宝年間(749〜757)。インドから来訪した婆羅門僧正が「野崎周辺は釈迦が初めて仏法を説いた場所に似ている」と語ったことを受けて、行基が十一面観音像を刻んだことが始まりとされています。


本堂に祀られているのは、「御本尊十一面観世音菩薩像」。持国天、多聞天、広目天、増長天の四天王像によって守護されています。また、本堂の壁画に描かれた「花蝶菩薩」も必見で、黄道十二星座(べきつかい座を除いた12つの星座のこと)が表現されています。


福聚山慈眼寺が鎮座しているのは、生駒山地の中腹。そのため、境内からは大阪平野を望むこともできます。飯盛山を登る前に、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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福聚山慈眼寺(野崎観音)


住所

大阪府大東市野崎2丁目7-1


アクセス

電車:

JR「野崎駅」から徒歩で約8分


駐車場

有り

20台分


ウェブサイト

http://www.nozakikannon.or.jp/index.html

御領せせらぎ水路

江戸時代の面影残る、清らかなせせらぎ散策路


穏やかな水路に流れゆく、清らかな川のせせらぎ。何も考えずにぼーっと散歩したいなら、「御領せせらぎ水路」は絶好のスポットです。


江戸時代、盛んに行われた新田開拓。このときに整備されたのが御領水路です。名前の由来は、もともと大東市周辺が「御領村」という名前だったから。昭和40年頃まで、農業や地域住民の暮らしを育む道として田舟(肥料や稲を運ぶための小舟)が通っていました。


水路に沿って整備された道をゆっくりと歩く。向かい側には120年以上前の母屋や長屋門、農業用倉庫、田舟の船着場などが見えてきます。現存する歴史的景観の数々。水路を中心に農業が活発に行われていたことを想像できるでしょう。


水路の透明度の高さも魅力。4月には桜並木、6月には睡蓮の花と錦鯉の共演、ザリガニ釣りを楽しむ子どもたちの姿に癒されます。是非、時間を忘れて御領せせらぎ水路の散策を楽しんでみてください。

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御領せせらぎ水路


住所

大阪府大東市御領1


アクセス

バス:

JR学研都市線「住道駅」より「御領東駅」下車、徒歩約7分


車:

第二京阪道路「寝屋川北IC」から約25分


駐車場

無し


ウェブサイト

http://www.osaka-museum.com/osakasyuyu/course/06/02.html

三箇菅原神社

飯盛山城の支城・三箇城があったとされる神社


大東市には菅原道真が祀られた神社が3つもあります。

そのうちのひとつが「三箇菅原神社」で、小柄な神社ながら歴史深いスポットとして有名です。


その昔、「氏神天満宮」という名前だった神社。延宝7年(1679)の様子を記した検地帳に名前が残っており、五穀豊穣にご利益がある神様が祀られていました。神宝として神刀も奉られており、当時の信仰者たちが神社の高揚を願った証とされています。


また、ここは飯盛山城の支城・三箇城が建っていた場所とも考えられています。大東市から寝屋川市にかけて広がる深野池、その中にあった島に築いたのが三箇城。正確な位置が特定されておらず、三箇菅原神社が候補地のひとつとして挙げられています。


毎年10月下旬には、秋のお祭りが開催。

江戸時代から続くお祭りで、「大箇だんじり」が周辺地区を巡ります。

三箇菅原神社


住所

大阪府大東市三箇5-2-3


アクセス

車:

第二京阪道路「寝屋川北IC」から約20分


駐車場

無し


ウェブサイト

http://www.jinjacho-osaka.net/osakafunai-no-jinjya/dai3sibu/daitou-city/m19_01_daitou_sugahara.html

須波麻神社

1200年以上前から鎮座する、多くの信仰を集めた式内社


大東市唯一の式内社(神名帳に記載された神社)。

平安時代の書物に所在が明記されていることから、「須波麻神社」は1200年以上前からこの地にあったと推察されています。


その昔、多くの氏子を抱えていた須波麻神社。讃良郡から若江郡(北河内周辺)にあった数十もの村々からの信仰を集めていました。その後、明治には「讃良郡内十一ヶ村」の付属郷社となり、さらに昭和には3つの社と合わせて祀られた過去もあります。


さらに遡れば、島根県にある出雲大社と同体だったという言い伝えも。深開池や深野池といった大きな池の側にあることから、水神を祀っていたという説もあります。


また、境内の入り口にある「おかげ燈籠」が面白く、江戸時代に大流行した「伊勢お陰参り」の道標的な役割を担っていました。周辺に住んでいた人たちがお伊勢参りをしたことを記念して立てられたと考えられており、燈籠には道標が刻まれています。

須波麻神社


住所

大阪府大東市中垣内2-11


アクセス

車:

第二京阪道路「寝屋川北IC」から約25分


駐車場

無し


ウェブサイト

http://www.city.daito.lg.jp/

いかがでしたか?

今回は、大阪府 大東市の観光名所を5箇所ご紹介しました。

大東市の魅力的な観光名所から選出された、8つのスポット。長閑な街並みに馴染む自然風景や歴史、社寺仏閣など、いずれも和やかな気持ちになれる風景と出会えます。隙間時間が出来たのなら、お近くの大東八景を探してみてはいかがでしょうか。